私はときどき読者のかたから「考えが間違っています」というお便りをいただくことがあります。
いえ、ときどきというより、しょっちゅうです。
なかば、お怒り気味の内容になっていることも少なくありません。
そういうときには「たしかにそうですね」と返事をすることにしています。
それ以上意見が対立することはありません。
どちらかが譲歩すれば、それで終わりです。
指摘のとおり、間違っている内容があれば、私も文章を修正できるチャンスです。
今まで自分が知らなかったり勘違いをしたりすることがあります。
そういう文章に限って、自分ではなかなか気づきにくい。
他人から客観的なチェックを無料で受けることができています。
もし、自分にとって新しい考え方なら「ネタができた」と喜びます。
どちらにしろプラスです。
普段の会話でもそうです。
考え方がぶつかりそうになったら「たしかにそうですね」と言います。
すると、喧嘩をすることはありません。
これが喧嘩をしないコツです。
人によって状況は異なります。
その人がそう思えば、そうです。
むしろ私は新しい考え方や価値観を学ばせてもらっていると思っています。
「たしかにそうですね」という言葉は、トラブルをなくし、成長できる素晴らしい一言だと思っています。
あなたも「たしかにそうですね」という言葉を使ってみましょう。
人とぶつかることが極端に少なくなります。
しかもあなたの成長も早くなるはずです。
たくさんの人からたくさんの意見・考え方・価値観を吸収できる素晴らしいチャンスです。
自分の殻を破ることができるのです。