相手に言いたいことがあれば、思っているだけでは伝わりません。
「言わなくてもわかるだろう」と思うかもしれませんが、ここが注意です。
たしかに思わせぶりの発言や態度があれば、鋭い人なら、すぐ気づいてくれるでしょう。
長年の付き合いがあれば、状況や雰囲気などから察してくれる場合もあるはずです。
しかし、思わせぶりの発言や態度でも、相手は気づかないことはよくあるものです。
気づくかどうかを感性にゆだねるのはよくありません。
鈍感な人なら気づきにくいでしょう。
鋭い人でも、ぼうっとしているときには、気づかないこともあります。
親しい関係になれば、言葉で言わなくても意思疎通ができる気がしますが、これも誤解です。
相手は「愛されている」とわかっていても、その言葉を直接聞きたいと思うものです。
愛する気持ちも、思っているだけでは伝わらず、きちんと言葉に出さなければ伝わりません。
言葉で聞くと再確認ができ、ますます愛情を深めます。
思っているだけで伝わるなら、苦労しないのです。
気持ちも悩みも、黙っているだけでは伝わりません。
言いたいことがあるなら、手間であっても、きちんと言葉に出して言いましょう。
きちんと言わなければ、なかなか伝わらず、コミュニケーションのストレスになります。
きちんと言葉に出して表現するのが、コミュニケーションです。