執筆者:水口貴博

人から愛される30の言葉の習慣

12

「こら!」というのは愛の言葉。

「こら!」というのは愛の言葉。 | 人から愛される30の言葉の習慣

私は先日、銭湯で叱られました。

湯船に浸かっているとき、湯の気持ちよさにかまけて、湯船に顔をうずめていました。

すると、ちょうどそれを見ていた銭湯の番台さんが、すごい勢いで私のところにやってきて「こら!」と言いました。

リラックスしているときに急に叱られることほど、度肝を抜かれることはありません。

一瞬、何があったのかと頭が真っ白になりました。

話を聞くところによると「銭湯では湯船に顔を浸けてはいけない」というルールがあるそうです。

私はそれを知りませんでした。

「ルールがあるなら、きちんと書いて壁に貼ってくれ」と言おうかと思いましたが、やめました。

素直に受け止めて謝りました。

叱られるのは、久々で何だか嬉しく思いました。

本当にどうでもいい人は、叱ることはありません。

関係ないし、興味もないし、どうでもいい人は別に自分に関係ないため、叱ろうとも思いません。

「どうにでもなってくれ」と無視します。

叱ってもらえるだけ、まだいい。

ありがたいことです。

「こら!」というのは愛の言葉です。

世間では「叱っている」と言うようですが、実は「愛している」とも言います。

「あなたに正しい道を歩んでもらいたい」という気持ちの表れです。

そういう気持ちがあるから、わざわざ叱ってくれています。

相手からの愛が感じられると、素直に謝れるはずです。

ましてや、叱ることは面倒なことです。

「叱ることで相手から嫌われるかもしれない」というリスクを背負いながら、思い切って声を大にして教えてくれています。

愛の言葉以外の、何物でもありません。

そんな面倒なことをわざわざしてくれる相手に対しては、素直に謝罪しましょう。

すぐ過ちを改めることです。

それで間に合います。

反応したくなる気持ちがあっても、素直に受け止めることです。

ぐんぐん成長できるのです。

人から愛される言葉の習慣(12)
  • 「こら!」と、叱られることを喜ぶ。
「嬉しそうだね」と言われると、本当に嬉しくなる。

人から愛される30の言葉の習慣

  1. 言葉を正す前に、両親との関係を正すほうが先決。
  2. 素直に「ありがとうございます」という感謝の言葉を伝える。
  3. うまく言えないときには「うまく言えない」でいい。
  4. いきなり用件から言い始めない。
  5. 言いにくい謝罪の言葉こそ、最初に言う。
  6. 最初から具体的な返事をする必要はない。
    抽象的でもいいから、すぐ返事をする。
  7. 平凡であろうと、最近あった話は何でも面白い。
  8. 相手が好きなキーワードを発見しよう。
  9. 「手伝いましょうか」ではなく「手伝わせてください」。
  10. 「変ですね」というのは、褒め言葉。
  11. 「私も同じ経験があるよ」と言えば、友人は心から救われる。
  12. 「こら!」というのは愛の言葉。
  13. 「嬉しそうだね」と言われると、本当に嬉しくなる。
  14. 一度も失敗したことがない人より、何度も失敗したことがある人のほうが魅力的。
  15. 「これでいいです」より「これがいいです」。
  16. もったいぶった話し方は感じが悪い。
    話したところで、がっかりされるのがオチ。
  17. 余裕がないときほど、乱暴になりがちな言葉遣いに注意する。
  18. いつの間にか、自分にしかわからない話をしていませんか。
  19. 世間知らずから抜け出す方法は「謙虚」である。
  20. 人生において「無理」という言葉は禁句。
  21. 考え方が対立しそうになれば「たしかにそうですね」と言う。
  22. 期待が外れても「期待外れ」を楽しめばいい。
  23. 誘いに断っても「誘ってくれてありがとう」というお礼を忘れない。
  24. 元気がないときは、元気が出るまで何度でもやり直す。
  25. 無言でスタートするより、声を出してスタートするほうが、勢いが出る。
  26. 最初から完璧にできる人はいない。
    最初は必ず間違えるもの。
  27. 「用意、どん」は、用意ができしだい、スタートする。
  28. 「出会えてよかった」という言葉ほど、嬉しい言葉はない。
  29. 明るい未来の話は、どんな薬より効き目がある。
  30. よい嘘なら、神様も許してくれる。

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