多くの人から愛される小さな言葉の習慣は、まず「ありがとうございます」という一言です。
これに勝る素晴らしく温かい言葉はありません。
だからこそ、強調しておきたい内容です。
あなたが困っているときに、知人や友人が助けてくれることがあります。
そのとき、当たり前の感謝の言葉を伝えているでしょうか。
人によっては「ありがとうございます」という一言をいうのが恥ずかしいと思っている人がいます。
「別に感謝を言うことのほどでもない」
「面倒」
「恥ずかしい」
たしかにささいなことなら、そのまま無言で流してしまいそうになります。
気持ちは理解できます。
しかし、大切な言葉を伝えるチャンスを逃しています。
ささいなことまで素直に「ありがとうございます」という感謝の言葉を伝える習慣を、いま一度、再確認しましょう。
これは慣れが必要です。
普段から「ありがとう」と言い慣れていないと、余計に言いにくくなります。
普段から「これくらい感謝を伝えるほどでもない」と思っていると、だんだんその考えがエスカレートします。
その結果、お礼を言うタイミングや行動力が乏しくなってしまいます。
無口な人は無口でかまいませんが、感謝の言葉だけは必ず伝えることです。
どんなに無口でも印象が悪くなることはありません。
いま一度、お世話になったときに「ありがとうございます」という気持ちのいい言葉を伝えましょう。
口にしなくて関係が悪くなることはあっても、口にして関係が悪くなることはありません。
誰でも自分のしたことに「ありがとうございます」という言葉が返ってくると「助けてよかったな。
また困ったときは助けてあげよう」と思います。
そこで人間関係の絆が1つ深まっています。
難しく考えすぎないことです。
お世話になったときや助けてもらったときには、素直に「ありがとうございます」という言葉です。
特に両親へ口にすることです。
両親ほど言うのが恥ずかしい相手はいません。
両親に感謝を口にできるようになれば、誰にでも口にできるはずです。
単純なその一言で、人付き合いの運は広がるのです。