執筆者:水口貴博

人から愛される30の言葉の習慣

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最初から完璧にできる人はいない。最初は必ず間違えるもの。

最初から完璧にできる人はいない。最初は必ず間違えるもの。 | 人から愛される30の言葉の習慣

高校1年のころ、国語の先生に「豆ちゃん」というあだ名の先生がいました。

もうおじいさんに近い年齢の、ベテランの男性教師でした。

いつもにこにこしている、温和な先生でした。

髪の毛は1本もなく、つるつるの頭が豆のようだったので、自然とそういうあだ名がつきました。

先生には、授業中、口癖がありました。

生徒に「わかるかな」と質問を投げた後「最初からこれができたら天才だ」という口癖がありました。

必ず口にするので、今でも耳に残っています。

それは先生にとって「間違いは誰にでもある。間違ってもいいから勇気を持って発言しなさい」という意味でした。

間違いに対して寛大でした。

「誰でも最初は間違える。勇気を持って自分なりの発言をしなさい。それができれば天才だ」という意味でした。

人間ですから、過ちは必ずあって当然だということでした。

これが先生の優しさでした。

事実、温和な先生で、怒っているところを見たことがありません。

生徒から豆ちゃんと呼ばれても怒らないくらいです。

今思えば、なんという失礼な発言かと思いますが、それを受け入れられるくらい、器の大きな先生でした。

先生は、生徒がどんな場違いな間違いをしても、にこにこしています。

普段からにこにこしていますが、生徒が間違って答えてもにこにこします。

さすが、生徒の扱いに慣れたベテラン教師といった感じでした。

先生の授業は、不思議とリラックスした雰囲気が出ていました。

「間違えてはいけない」ではなく「間違えてもいい」という雰囲気があったため、生徒の発言が多い授業でした。

むしろ先生より、生徒の発言のほうが多いくらいでした。

「間違えてもいい」と考えるとき、人は活発化します。

国語の授業を通して、人生哲学を教えてくれていたのです。

人から愛される言葉の習慣(26)
  • 間違ってもいいから、勇気を持って自分の意見を言う。
「用意、どん」は、用意ができしだい、スタートする。

人から愛される30の言葉の習慣

  1. 言葉を正す前に、両親との関係を正すほうが先決。
  2. 素直に「ありがとうございます」という感謝の言葉を伝える。
  3. うまく言えないときには「うまく言えない」でいい。
  4. いきなり用件から言い始めない。
  5. 言いにくい謝罪の言葉こそ、最初に言う。
  6. 最初から具体的な返事をする必要はない。
    抽象的でもいいから、すぐ返事をする。
  7. 平凡であろうと、最近あった話は何でも面白い。
  8. 相手が好きなキーワードを発見しよう。
  9. 「手伝いましょうか」ではなく「手伝わせてください」。
  10. 「変ですね」というのは、褒め言葉。
  11. 「私も同じ経験があるよ」と言えば、友人は心から救われる。
  12. 「こら!」というのは愛の言葉。
  13. 「嬉しそうだね」と言われると、本当に嬉しくなる。
  14. 一度も失敗したことがない人より、何度も失敗したことがある人のほうが魅力的。
  15. 「これでいいです」より「これがいいです」。
  16. もったいぶった話し方は感じが悪い。
    話したところで、がっかりされるのがオチ。
  17. 余裕がないときほど、乱暴になりがちな言葉遣いに注意する。
  18. いつの間にか、自分にしかわからない話をしていませんか。
  19. 世間知らずから抜け出す方法は「謙虚」である。
  20. 人生において「無理」という言葉は禁句。
  21. 考え方が対立しそうになれば「たしかにそうですね」と言う。
  22. 期待が外れても「期待外れ」を楽しめばいい。
  23. 誘いに断っても「誘ってくれてありがとう」というお礼を忘れない。
  24. 元気がないときは、元気が出るまで何度でもやり直す。
  25. 無言でスタートするより、声を出してスタートするほうが、勢いが出る。
  26. 最初から完璧にできる人はいない。
    最初は必ず間違えるもの。
  27. 「用意、どん」は、用意ができしだい、スタートする。
  28. 「出会えてよかった」という言葉ほど、嬉しい言葉はない。
  29. 明るい未来の話は、どんな薬より効き目がある。
  30. よい嘘なら、神様も許してくれる。

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