執筆者:水口貴博

本を読む力が強くなる30の方法

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海外旅行ほど、待ち時間の多い旅はない。

海外旅行ほど、待ち時間の多い旅はない。 | 本を読む力が強くなる30の方法

私は普段、海外旅行に行くときには、本を持っていきます。

「わざわざ旅行のときくらい、本を持っていかなくても……」

私も最初、そう思っていました。

しかし、あなたも海外旅行を経験したことがあると、なんとなく意味がわかるのではないでしょうか。

海外旅行は、本当に「待ち時間」が多いのです。

私は、国際空港まで行くために、まずバスに乗ります。

乗車時間は、1時間以上かかるものです。

何もしないのは時間がもったいないので、空港に着くまでの間、本を読みます。

国際空港に到着して、搭乗手続きが終わります。

飛行機の出発時間まで暇なので、本を読みます。

飛行機に乗って、現地に到着するまでの時間も、暇なので本を読みます。

現地に到着すれば、ホテルに向かうためタクシーやバスを使います。

ホテルに到着するまでの時間も暇なので、本を読みます。

こうした時間をかき集めると、海外旅行先にもよりますが、半日、あるいはそれ以上「待ち時間」ができるのです。

これだけの時間があれば、本は何冊も読めてしまいます。

驚いたことに、これでもまだ「行きだけ」の話です。

まだ「帰り」がありますから、この2倍の時間ができるということです。

1回の海外旅行で、待ち時間があまりに多いと思いませんか。

もちろん現地での旅行中も、バスに乗っている時間やテーマパークの行列で待っている時間など、暇な時間がたくさんあります。

旅先で本を持参していると、さまざまな場面で役立ちます。

私は今まで何度も海外旅行に行きましたが「待ち時間」が多いのです。

海外旅行で2泊3日でも、実は「待ち時間」が大半を占めています。

ある日、この事実に気づき、海外旅行には本を持っていくようになったわけです。

たくさん本を入れているので、初めはカバンが重い状態です。

カバンが重いので、税関で検査されたことがありました。

中を開けると、本ばかり入っているので笑われたことがあります。

初めは本で重いのですが、読み終わった本から捨ててしまうので、旅の帰りにはカバンが軽くなっています。

軽くなったカバンに、お土産を入れて、ちょうどよくなるのです。

本を読む力が強くなる方法(19)
  • 海外旅行には、本を持参していく。
本は、借りるより買うほうが、身につきやすい。

本を読む力が強くなる30の方法

  1. 興味のある本から読まないと、眠くなる。
  2. 買ってきた日に読み始めるのが、読書のマナー。
  3. あなたが読みたい本だけ買えばいい。
  4. 気になる部分は、蛍光ペンでラインを引く。
  5. 蛍光ペンで線を引くときは、3種類の色を活用しよう。
  6. ラインが引くのが面倒なときは、ページを破って抜き出そう。
  7. 初めから読み始める必要はない。
    気になるところから読み始めていい。
  8. 初めから読まないと理解できない本は、内容も大したことがない。
  9. 自分のお金で本を買うから、自分のためになる。
  10. 社会的に弱い人は、お金も時間もない。
    そういう人のために、無料にしている。
  11. 無理をして、本を最後まで読み切る必要はない。
  12. 読書をして共感できたとき、潜在的思考が表面化する。
  13. 読書とは、言葉探しだ。
  14. 待ち時間に本を読む習慣があれば、待つことが嬉しくなる。
  15. 気に入った著者の全作品を読もう。
  16. 文字が大きな本ほど、得るものは大きい。
  17. 本を読むのは、知識を得るためではない。
    意識を変えること。
  18. 本を買って読むのは「消費」ではなく「自己投資」だ。
  19. 海外旅行ほど、待ち時間の多い旅はない。
  20. 本は、借りるより買うほうが、身につきやすい。
  21. 本で読んだことを現実で活用して、初めて「わかった」と言える。
  22. 読書は、座ってするものとは限らない。
    読書は、歩きながらできる。
  23. 古典には「普遍的内容」が含まれている。
  24. 読書はすべて、一期一会。
  25. 読書の魅力は、連鎖させていくこと。
  26. 読書の達人は、1ページ目から読まない。
    目次から読み始める。
  27. 忙しいときほど、読書をする絶好のチャンス。
  28. 気に入ったキーワード・キーフレーズが1つでもあれば、買う価値はある。
  29. 下克上を実現する一番の近道は、読書。
  30. 読書(インプット)→経験(消化)→教える(アウトプット)。

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