執筆者:水口貴博

本を読む力が強くなる30の方法

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読書の達人は、1ページ目から読まない。目次から読み始める。

読書の達人は、1ページ目から読まない。目次から読み始める。 | 本を読む力が強くなる30の方法

あなたは本を読み始めたとき、まずどのページから読み始めていますか。

おそらく大半の人が、こう答えることでしょう。

「1ページ目から読んでいる」

私も昔、そうでした。

1ページ目から順番に読んでいました。

しかし、こういう読書をしていると、疲れませんか。

真面目に思えるこの読み方は、実は損が大きい読み方です。

読書の達人は、1ページからは読みません。

読書の吸収力を高めるには、興味関心を軸に読み進めることです。

1冊の本とはいえ、興味のある部分と、そうでない部分があります。

本の初めから真面目に読み進めていくのではなく、興味関心のあるページからいきなり読み始めるほうが吸収力がよくなります。

これは、私が実際に何度も試し、その効果を体感しています。

では、興味関心のあるページを見つけるためにはどうすればいいのか。

シンプルな方法があります。

まず「目次」を読めばいい。

目次を眺めて「気になるな。面白そうだな」という項目を見つけます。

そのページへ飛んで、読んでいくと読書の効果が高くなります。

貧乏性の抜けない人は、読書を最初から真面目に読み進めていこうとします。

ダメとは言いません。

しかし、そういう人に限って、一字一句丁寧に読もうとします。

するとどうなるでしょうか。

疲れやすくなり、吸収力が悪くなるのです。

人間はロボットのように、すべてを完璧に吸収できるわけではありません。

興味関心のないところまで読むことになりますから、本当に大切な部分に差し掛かったときに、頭に入りにくくなります。

結果として、読書の効果が薄くなります。

貧乏性の抜けない人は、せっかく本代を払ったんだから、しっかり元を取ろうとして、全文章すべてをしっかり読もうとします。

一字一句逃さないように、凝視します。

しかし、その読み方のほうが、実際は損が大きいです。

全部を読み切らないと、元が取れないわけではありません。

本の中で、1つでも自分の人生を変える部分があれば、それで十分に元は取れています。

そういう部分を見つけるために、まず目次を見て、興味関心のあるところからいきなり読み始めるのです。

本を読む力が強くなる方法(26)
  • まず、目次から読み始める。
忙しいときほど、読書をする絶好のチャンス。

本を読む力が強くなる30の方法

  1. 興味のある本から読まないと、眠くなる。
  2. 買ってきた日に読み始めるのが、読書のマナー。
  3. あなたが読みたい本だけ買えばいい。
  4. 気になる部分は、蛍光ペンでラインを引く。
  5. 蛍光ペンで線を引くときは、3種類の色を活用しよう。
  6. ラインが引くのが面倒なときは、ページを破って抜き出そう。
  7. 初めから読み始める必要はない。
    気になるところから読み始めていい。
  8. 初めから読まないと理解できない本は、内容も大したことがない。
  9. 自分のお金で本を買うから、自分のためになる。
  10. 社会的に弱い人は、お金も時間もない。
    そういう人のために、無料にしている。
  11. 無理をして、本を最後まで読み切る必要はない。
  12. 読書をして共感できたとき、潜在的思考が表面化する。
  13. 読書とは、言葉探しだ。
  14. 待ち時間に本を読む習慣があれば、待つことが嬉しくなる。
  15. 気に入った著者の全作品を読もう。
  16. 文字が大きな本ほど、得るものは大きい。
  17. 本を読むのは、知識を得るためではない。
    意識を変えること。
  18. 本を買って読むのは「消費」ではなく「自己投資」だ。
  19. 海外旅行ほど、待ち時間の多い旅はない。
  20. 本は、借りるより買うほうが、身につきやすい。
  21. 本で読んだことを現実で活用して、初めて「わかった」と言える。
  22. 読書は、座ってするものとは限らない。
    読書は、歩きながらできる。
  23. 古典には「普遍的内容」が含まれている。
  24. 読書はすべて、一期一会。
  25. 読書の魅力は、連鎖させていくこと。
  26. 読書の達人は、1ページ目から読まない。
    目次から読み始める。
  27. 忙しいときほど、読書をする絶好のチャンス。
  28. 気に入ったキーワード・キーフレーズが1つでもあれば、買う価値はある。
  29. 下克上を実現する一番の近道は、読書。
  30. 読書(インプット)→経験(消化)→教える(アウトプット)。

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