読書をするのは「目」だけとは限りません。
「耳」でも、読書ができます。
これを知っている、あるいはすでにしている人は、読書の方法に工夫を凝らしています。
読書が大好きな人は、ある日「耳で読書ができないか」と考えるようになります。
私がアメリカに留学していたころ「オーディオブック」と言われる、本を音声化したテープが多数販売されていました。
ロングセラーやベストセラーになっている本は、たいてい、本を音声化したオーディオブックがあります。
日本では、まだ一般的ではないようですが、これは画期的な方法です。
「耳は、目より疲れにくい」という特徴があります。
「目が疲れた」とは普段からよく言いますが「耳が疲れた」とはなかなか聞きません。
それほど、耳は疲れにくいということです。
文章を読むときには目で追って読んでいく作業が必要ですが、耳で聞く場合は、声を聞くだけですからストレスが小さくて済みます。
耳を使って読書をすれば、効率よく本を読めます。
私は、もちろん目で読書をしますが、実は耳でも、よく読書をします。
特に古典なら、豊富にオーディオブックが用意されています。
芥川龍之介、夏目漱石、小林多喜二を始め、有名な作家。
また海外の人物でいえば、シェークスピア、ドストエフスキー、カフカなどです。
こうした古い作品でありながら、時代を超えて語り継がれている作品は、オーディオブックが豊富に用意されています。
ぜひ活用しましょう。
耳で聞くことができる読書法なら、難しい内容や数百ページにも及ぶ作品でも、楽に理解していけます。
ちなみに私は、会社まで散歩をして出社していますが、その間にオーディオブックを聞きながら読書しています。
運動になり、かつ、勉強にもなるという一石二鳥です。
読書は椅子に座ってするものという、固定観念をなくしましょう。
実は、読書は、歩きながらできるのです。
この方法を使えば、あなたの読書数は、飛躍的に伸びていきます。