「念のため、持っていこうかな」
海外旅行では、必要になるかどうか判断が難しい物があります。
そういうものは、できれば持っていかないほうが得策です。
念のためを考え始めると、切りがありません。
どんどん荷物が多くなる一方です。
海外旅行は、荷物を最小限にするのが基本です。
それがトラブル回避術にもつながります。
そもそも持っていなければ紛失することもない、という考え方です。
必要になったときに、必要なだけ買えばいいのです。
必要になるかもしれない物の中で、唯一持っていったほうがいい物は「薬」です。
海外でおなかが痛くなると動けなくなり、薬を買いにすら行けなくなります。
また、海外の薬は体に合わない場合があり、飲むと逆に体調を悪化させることもあります。
薬だけは、あらかじめ体質にあったものを母国から持参したほうがいいでしょう。
そのほかは、何とかなるものです。
「必要になるかもしれない物」の多くは、現地で売っているからです。
必要になる状況があれば、そのとき買えばいい。
必要になるかもしれない物は、必要にならない確率のほうが、はるかに高いのです。