執筆者:水口貴博

本を読む力が強くなる30の方法

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読書はすべて、一期一会。

読書はすべて、一期一会。 | 本を読む力が強くなる30の方法

私は読書をした際に目にする文章を「一期一会」という気持ちで読んでいます。

今読んで、もう読み返すことはない気持ちで読んでいます。

たくさんの本を読めば読むほど、そういう意識が強くなりました。

もちろん大切な一言は、メモを取ったり、ページを破いたりして、後から繰り返し読めるでしょう。

実際に、そうしています。

しかし、それは、0.01パーセントの文章であって、残りの99.9パーセントは最初で最後の出会いです。

ほとんどの文章を、二度と読み返すことはありません。

「後で読み返すかもしれない」と思い、本棚にしまうことがあります。

しかし、不思議なことに、後で読み返すことはありません。

いつでも読めるという安心感、読み終わったという記憶、過去の本という古さ。

そうしたことが関係してか、再び手にすることはありません。

すでに読んだ本を読む時間があるなら、新しい本を読みたくなります。

そうした理由があり、ある日から「読書は一期一会」と思うようになりました。

人間の出会いと、さほど変わらないのです。

新しい人と出会って、その瞬間の思い出は、すべて最初で最後です。

同じ時間は、二度と来ることはありません。

そう考えると、すべての出会いが貴重に思えてきます。

読書をするときに目にする文章すべてが、最初で最後です。

本棚にしまっても、どうせ読み返すことはないのですから、読書を一生懸命にするようになります。

人との出会いの貴重さを感じている人は多いのですが、文章との出会いの貴重さを感じている人は少ないのではないでしょうか。

文章も人と同じく、一期一会なのです。

本を読む力が強くなる方法(24)
  • 一言との出会いを、大切にする。
読書の魅力は、連鎖させていくこと。

本を読む力が強くなる30の方法

  1. 興味のある本から読まないと、眠くなる。
  2. 買ってきた日に読み始めるのが、読書のマナー。
  3. あなたが読みたい本だけ買えばいい。
  4. 気になる部分は、蛍光ペンでラインを引く。
  5. 蛍光ペンで線を引くときは、3種類の色を活用しよう。
  6. ラインが引くのが面倒なときは、ページを破って抜き出そう。
  7. 初めから読み始める必要はない。
    気になるところから読み始めていい。
  8. 初めから読まないと理解できない本は、内容も大したことがない。
  9. 自分のお金で本を買うから、自分のためになる。
  10. 社会的に弱い人は、お金も時間もない。
    そういう人のために、無料にしている。
  11. 無理をして、本を最後まで読み切る必要はない。
  12. 読書をして共感できたとき、潜在的思考が表面化する。
  13. 読書とは、言葉探しだ。
  14. 待ち時間に本を読む習慣があれば、待つことが嬉しくなる。
  15. 気に入った著者の全作品を読もう。
  16. 文字が大きな本ほど、得るものは大きい。
  17. 本を読むのは、知識を得るためではない。
    意識を変えること。
  18. 本を買って読むのは「消費」ではなく「自己投資」だ。
  19. 海外旅行ほど、待ち時間の多い旅はない。
  20. 本は、借りるより買うほうが、身につきやすい。
  21. 本で読んだことを現実で活用して、初めて「わかった」と言える。
  22. 読書は、座ってするものとは限らない。
    読書は、歩きながらできる。
  23. 古典には「普遍的内容」が含まれている。
  24. 読書はすべて、一期一会。
  25. 読書の魅力は、連鎖させていくこと。
  26. 読書の達人は、1ページ目から読まない。
    目次から読み始める。
  27. 忙しいときほど、読書をする絶好のチャンス。
  28. 気に入ったキーワード・キーフレーズが1つでもあれば、買う価値はある。
  29. 下克上を実現する一番の近道は、読書。
  30. 読書(インプット)→経験(消化)→教える(アウトプット)。

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