執筆者:水口貴博

本を読む力が強くなる30の方法

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ラインが引くのが面倒なときは、ページを破って抜き出そう。

ラインが引くのが面倒なときは、ページを破って抜き出そう。 | 本を読む力が強くなる30の方法

本は、くしゃくしゃにしてこそ、意味があります。

手の垢で汚れ、紙がすり切れるまで使ってこそ、本も喜びます。

本が生かされることほど、本にとって嬉しいことはありません。

本は、大胆に使うことです。

蛍光ペンでラインを引いて、書いてあることを積極的に吸収します。

気に入った部分がページ全体に広がるところは、ラインを引くのが面倒なので、ページごと破ってかまいません。

「本に線を引くと、作家に失礼」

「ページを破ると作家に申し訳ない」

優しい気持ちは素晴らしいのですが、優しすぎます。

本は活用してこそ、意味があります。

「使われること」を前提に本は存在するのであって、どんどん「使うこと」が仕事なのです。

私は電車の中で読書をして、よく本を破ります。

びりっと音がして、よく隣の人に驚かれます。

たくさん破いて、大切な部分だけ抜き出すのです。

大切なところだけ、何度も繰り返して読みます。

蛍光ペンでラインを引いたところだけ、復習でもう一度読みます。

そういう作業が、読書には必要です。

本を借りたのでは、こうしたことはできません。

古本屋に売る前提なら、できません。

新品のようにきれいな状態を意識したままでは、本に何も手をつけることができません。

文字を目で追うだけになります。

読書はスポーツですから、もっとたくさん体を動かす必要があるのです。

本を読む力が強くなる方法(6)
  • 気になるページは、破いて抜き出す。
初めから読み始める必要はない。
気になるところから読み始めていい。

本を読む力が強くなる30の方法

  1. 興味のある本から読まないと、眠くなる。
  2. 買ってきた日に読み始めるのが、読書のマナー。
  3. あなたが読みたい本だけ買えばいい。
  4. 気になる部分は、蛍光ペンでラインを引く。
  5. 蛍光ペンで線を引くときは、3種類の色を活用しよう。
  6. ラインが引くのが面倒なときは、ページを破って抜き出そう。
  7. 初めから読み始める必要はない。
    気になるところから読み始めていい。
  8. 初めから読まないと理解できない本は、内容も大したことがない。
  9. 自分のお金で本を買うから、自分のためになる。
  10. 社会的に弱い人は、お金も時間もない。
    そういう人のために、無料にしている。
  11. 無理をして、本を最後まで読み切る必要はない。
  12. 読書をして共感できたとき、潜在的思考が表面化する。
  13. 読書とは、言葉探しだ。
  14. 待ち時間に本を読む習慣があれば、待つことが嬉しくなる。
  15. 気に入った著者の全作品を読もう。
  16. 文字が大きな本ほど、得るものは大きい。
  17. 本を読むのは、知識を得るためではない。
    意識を変えること。
  18. 本を買って読むのは「消費」ではなく「自己投資」だ。
  19. 海外旅行ほど、待ち時間の多い旅はない。
  20. 本は、借りるより買うほうが、身につきやすい。
  21. 本で読んだことを現実で活用して、初めて「わかった」と言える。
  22. 読書は、座ってするものとは限らない。
    読書は、歩きながらできる。
  23. 古典には「普遍的内容」が含まれている。
  24. 読書はすべて、一期一会。
  25. 読書の魅力は、連鎖させていくこと。
  26. 読書の達人は、1ページ目から読まない。
    目次から読み始める。
  27. 忙しいときほど、読書をする絶好のチャンス。
  28. 気に入ったキーワード・キーフレーズが1つでもあれば、買う価値はある。
  29. 下克上を実現する一番の近道は、読書。
  30. 読書(インプット)→経験(消化)→教える(アウトプット)。

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