執筆者:水口貴博

本を読む力が強くなる30の方法

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初めから読まないと理解できない本は、内容も大したことがない。

初めから読まないと理解できない本は、内容も大したことがない。 | 本を読む力が強くなる30の方法

私は本を書くときには、いきなり途中から読み始めてもわかる内容であるよう心がけています。

一つ一つの項目で始まり、簡潔にまとめています。

最初から順番に読み進める必要のない内容にしています。

自分のためであり、読者のためです。

読者が必ずしも、1ページ目から読むとは限りません。

どこから読み始めるかわかりません。

1ページごとに、内容は完結させるようにしています。

それは文章を読みやすくわかりやすくするためです。

1ページごとに内容は完結させるように心がけることで、私も文章をシンプルにまとめることができるようになります。

そういう切り口のほうが読みやすく、読んだという達成感があり、読後感がよくなります。

総じて、読者のためにつながります。

途中から読み始めるとわからなくなる内容でしたら、著者の配慮不足です。

「初めから読め」と強制している著者の内容は、それまでです。

物語系の内容でしたら仕方ないのですが、一般的な著書はどこから読み始めてもわかる内容にしておくことが大切です。

本当に読者のことを考えている著者は、そこまで配慮するものです。

読者のために本を書いているのですから、読者がどこから読み始めても内容がわかるようにしておくことが最低限のマナーです。

それが配慮できない作家なら、それまでです。

読者を配慮できない作家ですから、書いている内容も大したことがないに違いありません。

読者のことを配慮せず書いているのですから、内容も難解であり、複雑で、わかりにくいことでしょう。

本当に素晴らしい著者は、読者のために書いており、どこから読み始めてもわかる内容にしています。

1つの項目ごとに完結されています。

読み始めやすく、読みやすく、読後感がよくなります。

私は自分が書く側になったとき、読書をする際も、そういう本を選ぶようになりました。

書く側になると、書く側の心理がよく感じられます。

どこから読み始めてもわかるような本は、著者が一生懸命に読者のことを考えているからだとわかったのです。

自分が読む本も、そういう本を選んで読むようになりました。

本を読む力が強くなる方法(8)
  • どこから読み始めても、わかる本を選ぶ。
自分のお金で本を買うから、自分のためになる。

本を読む力が強くなる30の方法

  1. 興味のある本から読まないと、眠くなる。
  2. 買ってきた日に読み始めるのが、読書のマナー。
  3. あなたが読みたい本だけ買えばいい。
  4. 気になる部分は、蛍光ペンでラインを引く。
  5. 蛍光ペンで線を引くときは、3種類の色を活用しよう。
  6. ラインが引くのが面倒なときは、ページを破って抜き出そう。
  7. 初めから読み始める必要はない。
    気になるところから読み始めていい。
  8. 初めから読まないと理解できない本は、内容も大したことがない。
  9. 自分のお金で本を買うから、自分のためになる。
  10. 社会的に弱い人は、お金も時間もない。
    そういう人のために、無料にしている。
  11. 無理をして、本を最後まで読み切る必要はない。
  12. 読書をして共感できたとき、潜在的思考が表面化する。
  13. 読書とは、言葉探しだ。
  14. 待ち時間に本を読む習慣があれば、待つことが嬉しくなる。
  15. 気に入った著者の全作品を読もう。
  16. 文字が大きな本ほど、得るものは大きい。
  17. 本を読むのは、知識を得るためではない。
    意識を変えること。
  18. 本を買って読むのは「消費」ではなく「自己投資」だ。
  19. 海外旅行ほど、待ち時間の多い旅はない。
  20. 本は、借りるより買うほうが、身につきやすい。
  21. 本で読んだことを現実で活用して、初めて「わかった」と言える。
  22. 読書は、座ってするものとは限らない。
    読書は、歩きながらできる。
  23. 古典には「普遍的内容」が含まれている。
  24. 読書はすべて、一期一会。
  25. 読書の魅力は、連鎖させていくこと。
  26. 読書の達人は、1ページ目から読まない。
    目次から読み始める。
  27. 忙しいときほど、読書をする絶好のチャンス。
  28. 気に入ったキーワード・キーフレーズが1つでもあれば、買う価値はある。
  29. 下克上を実現する一番の近道は、読書。
  30. 読書(インプット)→経験(消化)→教える(アウトプット)。

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