執筆者:水口貴博

本を読む力が強くなる30の方法

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初めから読み始める必要はない。気になるところから読み始めていい。

初めから読み始める必要はない。気になるところから読み始めていい。 | 本を読む力が強くなる30の方法

真面目な人は、読書をするときに、最初の1ページ目から順番にめくって読んでいきます。

生真面目な人は「最初から1ページずつ読まないといけない」という意識があります。

たしかに読書は読書です。

間違ってはいません。

しかし、最初のページが一番面白い内容とは限りません。

途中にあるかもしれませんし、最後のページにあるかもしれません。

興味のあるところから、いきなり読んでいいし、そのほうが身につきやすくなります。

歴史の教科書を、初めから真面目に読み始める人は、最後のほうでは息切れしてしまいます。

ちなみに私も、歴史の教科書を最初のページから読み始める人間でした。

私が受験勉強で失敗した原因の1つです。

はじめのページから順番に取り組んでしまったことで、長続きせず、興味や関心が冷めてしまったのです。

今思えば、歴史を苦手にさせる原因でした。

縄文・弥生時代は歴史の授業では、出題率が低いところです。

そのうえ、あまり面白くありません。

歴史の勉強で面白くなるのは、戦国時代や幕末のころです。

歴史がひっくり返る場面です。

またこういうところこそ、テストでも出題率が高くなります。

日常会話でも、この時代の話は頻繁に出てきます。

面白いところから、いきなりページを読み進めたほうがいい。

もし、歴史の本を1ページ目から順番に読み始めると、だんだん疲れてきます。

面白い部分にたどり着く前に、教科書を投げてしまいます。

はじめの1ページ目から真面目に読んでいく人に限って、本の最後のほうでは疲れ、大事なところを見落としてしまいます。

私の場合、そういう失敗を何度もしてきたので、よくわかります。

興味のあるところ、関心のあるところ、面白そうなページを開いて、いきなり読み始めましょう。

読書をするときには、まず目次を見ます。

面白そうだなという項目から、読んでいけばいいのです。

最初から順番に読むのではありません。

初めから順番に読まなければいけないというルールはないし、気にしなくていい。

面白そうなところから、いきなり読めばいいのです。

こういう読み方は、一見効率が悪そうですが、やってみると意外に吸収率が高いことに気づきます。

注意や関心が、焦点に合っているからです。

いきなり途中からでも、内容はわかるものです。

むしろ読書が長続きします。

歴史の勉強で成功する人は、歴史の面白いところからいきなり読み始める人なのです。

本を読む力が強くなる方法(7)
  • 関心のあるところから、いきなり読み始める。
初めから読まないと理解できない本は、内容も大したことがない。

本を読む力が強くなる30の方法

  1. 興味のある本から読まないと、眠くなる。
  2. 買ってきた日に読み始めるのが、読書のマナー。
  3. あなたが読みたい本だけ買えばいい。
  4. 気になる部分は、蛍光ペンでラインを引く。
  5. 蛍光ペンで線を引くときは、3種類の色を活用しよう。
  6. ラインが引くのが面倒なときは、ページを破って抜き出そう。
  7. 初めから読み始める必要はない。
    気になるところから読み始めていい。
  8. 初めから読まないと理解できない本は、内容も大したことがない。
  9. 自分のお金で本を買うから、自分のためになる。
  10. 社会的に弱い人は、お金も時間もない。
    そういう人のために、無料にしている。
  11. 無理をして、本を最後まで読み切る必要はない。
  12. 読書をして共感できたとき、潜在的思考が表面化する。
  13. 読書とは、言葉探しだ。
  14. 待ち時間に本を読む習慣があれば、待つことが嬉しくなる。
  15. 気に入った著者の全作品を読もう。
  16. 文字が大きな本ほど、得るものは大きい。
  17. 本を読むのは、知識を得るためではない。
    意識を変えること。
  18. 本を買って読むのは「消費」ではなく「自己投資」だ。
  19. 海外旅行ほど、待ち時間の多い旅はない。
  20. 本は、借りるより買うほうが、身につきやすい。
  21. 本で読んだことを現実で活用して、初めて「わかった」と言える。
  22. 読書は、座ってするものとは限らない。
    読書は、歩きながらできる。
  23. 古典には「普遍的内容」が含まれている。
  24. 読書はすべて、一期一会。
  25. 読書の魅力は、連鎖させていくこと。
  26. 読書の達人は、1ページ目から読まない。
    目次から読み始める。
  27. 忙しいときほど、読書をする絶好のチャンス。
  28. 気に入ったキーワード・キーフレーズが1つでもあれば、買う価値はある。
  29. 下克上を実現する一番の近道は、読書。
  30. 読書(インプット)→経験(消化)→教える(アウトプット)。

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