利害のある人には、自分から挨拶をするでしょう。
利害のある人は、自分の損得に関わります。
自然と丁寧な言葉遣いと振る舞いを意識して、笑顔で接するでしょう。
職場の人間関係、お客さまとの関係、取引先との関係。
自分に利害があるのですから、失礼があってはいけません。
プライベートの人間関係でも、少なからず利害が関わることがあるでしょう。
相手が異性であれ同性であれ、利害が絡んでいる人には、自然と柔和な態度になるはずです。
しかし、利害のある人に接する態度は、あなたの本性ではありません。
利害関係のある人には「いい顔」をするもの。
態度も言葉遣いも丁寧になるもの。
あくまで利害があるから、よろしく振る舞っているにすぎません。
自然と性格がよくなって、優しさも気遣いも、2倍増し・3倍増しになります。
それは、知らず知らずのうちに起こります。
心の奥に「損をしたくない。得をしたい」という気持ちがあると、いつの間にか「打算的な振る舞い」になります。
仮面をかぶって、いい人を演じたり、相手の機嫌を取るためにおべっかを言ったりです。
悪気はありませんが、それが人間なのです。
自分の本性は、どんなときに表れるのでしょうか。
利害のない人と接するときに表れるのです。
利害がないとき、余計な打算や損得がないため、私たちはありのままの自分で接するようになります。
利害がないのですから、本来の自分で接すればいいことになります。
このとき、本音・本心・本性が出てくるのです。
自分の様子を振り返ってみてください。
利害のない人に、どれだけ挨拶できているか。
どれだけ親切にできているか。
どれだけ笑顔で接することができているか。
もし「これはよくない」と思うことがあれば、注意してください。
本当に優しい心を持っているなら、利害のない人にも優しくできます。
きちんと挨拶ができ、笑顔で接することができます。
利害のない人と接するときの態度が、あなたの本性です。