執筆者:水口貴博

素の自分を出す30の方法

19

「嫌われたくない」から「嫌われてもいい」へ。

「嫌われたくない」から「嫌われてもいい」へ。 | 素の自分を出す30の方法

「ねえ、お金で困っているんだ。お金かしてくれない?」

「どうしたの急に?」

「どうしても来週までにお金が必要なんだ。お願い! 必ず返すから」

「わかったよ。来週、返してね」

友人があなたに頭を下げてお願いをしてきます。

顔は青ざめ、どうやらお金に本当に困っているようです。

本当は、お金を貸したくない。

しかし「嫌われたくないから」、友人からのお願いを断れず、お金を貸してしまうことになります。

お金を貸して、数日後、友人はきちんと返すからと約束したのに、なかなか返してくれません。

「もう少し待って。来週には返すから」

案の定、約束の日を守ってくれません。

あなたは友人に対して、だんだん不信感を持つようになり、友人との間に亀裂が走ります。

だんだん仲が悪くなり、友人との縁を切るということになる。

こうした経験はありませんか。

お金の貸し借りは、してはいけないと頭ではわかっていても、してしまいます。

なぜこうなってしまったのでしょうか。

お金を貸してほしいといってきた側も悪いですが、それに応じてお金を貸した側も悪い。

「嫌われたくない」と思い、お金を貸しても、結果として友人との仲が悪くなってしまいました。

「嫌われたくない」という意識が強かったからです。

もし「嫌われてもいい」と思い、お金を貸さなければ、友人との縁は続いたことでしょう。

ときとして「嫌われてもいい」という選択のほうが、正しい場合があります。

訪問販売、キャッチセールスも同じです。

引っかかってしまう人は、決まって「嫌われたくない」という意識が強い人です。

話しかけられて無視をすれば、嫌な人だと思われると、つい立ち止まって話を聞き、必要のない商品を買わされることになります。

「嫌われたくない」から「嫌われてもいい」へと意識を変えましょう。

「嫌われたくない」という意識が強いから、人生がごちゃごちゃになります。

嫌われてもいいと決心したとき、初めて自分らしい行動を取ることができるようになります。

多くの面倒から解放されるのです。

面倒を増やしているのは、あなたの「嫌われたくない」という意識です。

素の自分を出す方法(19)
  • 「嫌われてもいい」と思う。
素に戻れる時間を取ろう。

素の自分を出す30の方法

  1. ごちゃごちゃした生活の正体は、心の汚れが原因だ。
  2. 根本的原因を直すことで、生活が改善する。
  3. 弱い自分に気づこう。
    弱さを隠している自分に気づこう。
  4. 容姿のコンプレックスは、あなたの付加価値。
  5. 仮面をかぶった人は、偽りの人間関係に悩まされる。
  6. 「頼りにされる人」を演じる自分は、本当の自分ではない。
  7. 「見返り」を期待すると、自分が疲れてしまう。
  8. 挫折をするのは、理想があるから。
    理想がなければ、挫折することもない。
  9. 自然の流れに任せて、出会う人とは出会い、別れる人とは別れる。
  10. 「立派に見せよう」とする人は、立派ではない人。
  11. 「尊敬されたい人」は、判断や行動を誤る。
  12. 気持ちの流れに沿って、心はしなやかに。
  13. 1人になると、自分らしくなれる。
  14. 私たちは、他人と比べる見方をしている。
  15. 不要なものを、もちすぎていませんか。
  16. 心と呼吸は、つながりを持っている。
  17. 「こう思われたい」と演じているから、人付き合いが疲れる。
  18. 「持つ生活」から「持たない生活」に切り替えよう。
  19. 「嫌われたくない」から「嫌われてもいい」へ。
  20. 素に戻れる時間を取ろう。
  21. 「まあ、こういうこともあるか」と笑う人は、変化を受け入れることができる。
  22. できないことは、あっさり諦めてもいい。
  23. 近すぎて、最も見えなくなる人物は、自分。
  24. 落ち込み、失望することは、自信につながる。
  25. ごちゃごちゃした生活は、計画を立てていないから。
  26. 努力をするのは、もうやめよう。
  27. 努力は最小限に、効果は最大限に。
  28. 悪いジンクスを信じると、不幸になる。
    不安を大きくさせているのは、自分。
  29. 言葉には暗示の力がある。
    大丈夫といっていると、本当に大丈夫になる。
  30. 人生があなたに意味を与えるのではない。
    あなたが人生に意味を与える。

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