執筆者:水口貴博

論理的思考力を鍛える30の方法

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先入観や思い込みで考えようとしていないか自問する。

先入観や思い込みで考えようとしていないか自問する。 | 論理的思考力を鍛える30の方法

論理的思考を妨げる見えない敵。

それは、先入観や思いこみです。

私たちは日々、多くの情報にさらされながら生きています。

情報源はさまざまです。

新聞・テレビ・雑誌・ラジオ・インターネット。

人から聞く話も、情報源の1つです。

情報の多くは知識や教養として役立ちますが、一方で先入観や思いこみといった余計な副産物も生じやすくなります。

先入観や思い込みのほとんどは無自覚です。

先入観や思い込みは、癖のようなもの。

人から見ると不自然ですが、本人にとっては普通の状態になっているので、なかなか気づけません。

先入観や思い込みを持った結果、論理的思考をする際、いつの間にか色メガネで考えてしまうことが少なくありません。

先入観や思い込みがあると何が怖いか。

それは、誤った結論を導いてしまうことです。

正しく論理的思考を行うためにも、できるだけ先入観や思い込みを取り払うことが必要です。

先入観や思い込みは、生活で役立つことがある一方、論理的思考では、できるだけ取り払うことが大切です。

そこで必要なのは、まず自分の先入観や思い込みに気づくことです。

自分の知識や知恵に自信を持つのはいいですが、疑う気持ちも大切です。

先入観や思い込みで考えようとしていないか、自分に問いかけてみてください。

「先入観や思い込みで考えていないか」と。

シンプルな一言ですが、客観性を見いだす効果は抜群です。

落ち着いて自問すると、ふと先入観や思いこみで考えている自分に気づけることがあります。

自分では「普通」「当たり前」と思っていることでも、冷静に考えてみると、偏った考えに気づけるでしょう。

論理的思考力を鍛える方法(15)
  • 先入観や思い込みで考えようとしていないか、疑ってみる。
論理的思考には、情報の整理整頓が欠かせない。
きちんと分類して、きれいにまとめる。

論理的思考力を鍛える30の方法

  1. なぜ論理的思考力が必要なのか。
  2. 論理的思考力は、本を読むだけでは鍛えられない。
  3. 学校教育で身についた一問一答の呪縛から解放されること。
  4. 論理的思考力を鍛える基本。
    素朴なことに疑問を持って、理由を考える。
  5. 論理的思考力とは、筋道を立てて考える力。
    早く結論を出す力ではない。
  6. 情報が不足していれば、論理的思考も難しい。
  7. まず自分で考えるのが基本。
    安易に相談しようとしない。
  8. 頭の中だけで考えず、書き出してみる。
  9. すぐ解答を確認する癖があると、思考力は鍛えられない。
  10. 言葉の意味や定義を理解しているか。
    誤解していないか。
  11. 話し方が曖昧だと、論理も曖昧になる。
  12. 視点の数だけ思考が深まる。
  13. フレームワークを、論理的思考に生かす。
  14. 論理的思考に必要なのは、感情ではなく、理性。
  15. 先入観や思い込みで考えようとしていないか自問する。
  16. 論理的思考には、情報の整理整頓が欠かせない。
    きちんと分類して、きれいにまとめる。
  17. 事実と事実以外を分けて考えるようにする。
  18. 「収束的思考」と「拡散的思考」を使い分けることで、思考力を鍛える。
  19. 論理的思考を深める2つの質問。
    「だから何?」「それはなぜ?」
  20. 仮説だけで満足しない。
    検証の手間暇を怠らない。
  21. 前提や初期設定が間違っていないか。
  22. 結論から話すだけで、論理的思考力が鍛えられる。
  23. 「どこかに必ず正解はある」と信じることで、思考力の底力が目覚める。
  24. 休憩を入れることで、論理的思考が深まることもある。
  25. なかなか正解が見つからなくても、諦めない。
    筋力に限界はあるが、思考力には限界がない。
  26. 勘を働かせることで、論理的思考の近道を見つけやすくなる。
  27. 考え抜いて出た結論を、誰かに説明してみる。
  28. 説得するための客観的データがないときは、経験が役立つ。
  29. 議論や討論の場は、論理的思考力を鍛えるチャンス。
  30. 楽しむ気持ちこそ、論理的思考力を鍛える最大のコツ。

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