執筆者:水口貴博

論理的思考力を鍛える30の方法

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仮説だけで満足しない。検証の手間暇を怠らない。

仮説だけで満足しない。検証の手間暇を怠らない。 | 論理的思考力を鍛える30の方法

仮説を立てたら、検証を行いましょう。

正解を導き出すには、必要な情報を集めた後、仮説を立てます。

想像力を働かせて仮説を立てたとしても、本当に正しいかどうか、まだ確定ではありません。

仮説の内容によっては「間違いない」「実験するまでもない」「確実だろう」と思うこともあるかもしれません。

頭の中で結果や成り行きを想像すると、100パーセントうまくいくと思うこともあるでしょう。

仮説があまりに優れていると、すでに検証をした気分になることもあるはずです。

しかし、仮説はあくまで仮説です。

99パーセント間違いないと思うことでも、1パーセントでも不安要素があれば、やはり検証が必要です。

正しいと思っていても、実際に検証してみると、予想とは違った結果が得られることがあります。

これは、誤解や思い込みが発生しているときによくあるパターンです。

検証によって、想定外の結果が得られたとき、自分が誤解や思い込みをしていたことに気づくことがあります。

どれだけ仮説を立てたところで、実際の検証をしてみないと、実際のところはわかりません。

100の仮説より1つの検証です。

自分が誤解や思い込みをしているケースも含めて、検証は欠かせません。

論理的思考から正解を導くには、仮説と検証の繰り返しです。

特に注意したいのは、仮説と検証を何度か繰り返したときです。

仮説と検証を繰り返していると、だんだん検証が面倒になって、省略や手抜きをするケースがあります。

せっかく優れた仮説を立てたとしても、検証に手抜きがあれば、正しいデータを取得できません。

間違ったデータを取得すれば、仕事が二度手間になって、無駄が発生します。

きちんと検証をすること。

検証回数が増えても、省略や手抜きをしないことが大切です。

時間や予算の都合もあるでしょうが、できるだけ検証を省かないのが得策です。

検証に対する真面目な姿勢こそ、論理的思考を深めるポイントです。

論理的思考力を鍛える方法(20)
  • 仮説だけで満足せず、きちんと検証を行う。
前提や初期設定が間違っていないか。

論理的思考力を鍛える30の方法

論理的思考力を鍛える30の方法
  1. なぜ論理的思考力が必要なのか。
    なぜ論理的思考力が必要なのか。
  2. 論理的思考力は、本を読むだけでは鍛えられない。
    論理的思考力は、本を読むだけでは鍛えられない。
  3. 学校教育で身についた一問一答の呪縛から解放されること。
    学校教育で身についた一問一答の呪縛から解放されること。
  4. 論理的思考力を鍛える基本。<br>素朴なことに疑問を持って、理由を考える。
    論理的思考力を鍛える基本。
    素朴なことに疑問を持って、理由を考える。
  5. 論理的思考力とは、筋道を立てて考える力。<br>早く結論を出す力ではない。
    論理的思考力とは、筋道を立てて考える力。
    早く結論を出す力ではない。
  6. 情報が不足していれば、論理的思考も難しい。
    情報が不足していれば、論理的思考も難しい。
  7. まず自分で考えるのが基本。<br>安易に相談しようとしない。
    まず自分で考えるのが基本。
    安易に相談しようとしない。
  8. 頭の中だけで考えず、書き出してみる。
    頭の中だけで考えず、書き出してみる。
  9. すぐ解答を確認する癖があると、思考力は鍛えられない。
    すぐ解答を確認する癖があると、思考力は鍛えられない。
  10. 言葉の意味や定義を理解しているか。<br>誤解していないか。
    言葉の意味や定義を理解しているか。
    誤解していないか。
  11. 話し方が曖昧だと、論理も曖昧になる。
    話し方が曖昧だと、論理も曖昧になる。
  12. 視点の数だけ思考が深まる。
    視点の数だけ思考が深まる。
  13. フレームワークを、論理的思考に生かす。
    フレームワークを、論理的思考に生かす。
  14. 論理的思考に必要なのは、感情ではなく、理性。
    論理的思考に必要なのは、感情ではなく、理性。
  15. 先入観や思い込みで考えようとしていないか自問する。
    先入観や思い込みで考えようとしていないか自問する。
  16. 論理的思考には、情報の整理整頓が欠かせない。<br>きちんと分類して、きれいにまとめる。
    論理的思考には、情報の整理整頓が欠かせない。
    きちんと分類して、きれいにまとめる。
  17. 事実と事実以外を分けて考えるようにする。
    事実と事実以外を分けて考えるようにする。
  18. 「収束的思考」と「拡散的思考」を使い分けることで、思考力を鍛える。
    「収束的思考」と「拡散的思考」を使い分けることで、思考力を鍛える。
  19. 論理的思考を深める2つの質問。<br>「だから何?」「それはなぜ?」
    論理的思考を深める2つの質問。
    「だから何?」「それはなぜ?」
  20. 仮説だけで満足しない。<br>検証の手間暇を怠らない。
    仮説だけで満足しない。
    検証の手間暇を怠らない。
  21. 前提や初期設定が間違っていないか。
    前提や初期設定が間違っていないか。
  22. 結論から話すだけで、論理的思考力が鍛えられる。
    結論から話すだけで、論理的思考力が鍛えられる。
  23. 「どこかに必ず正解はある」と信じることで、思考力の底力が目覚める。
    「どこかに必ず正解はある」と信じることで、思考力の底力が目覚める。
  24. 休憩を入れることで、論理的思考が深まることもある。
    休憩を入れることで、論理的思考が深まることもある。
  25. なかなか正解が見つからなくても、諦めない。<br>筋力に限界はあるが、思考力には限界がない。
    なかなか正解が見つからなくても、諦めない。
    筋力に限界はあるが、思考力には限界がない。
  26. 勘を働かせることで、論理的思考の近道を見つけやすくなる。
    勘を働かせることで、論理的思考の近道を見つけやすくなる。
  27. 考え抜いて出た結論を、誰かに説明してみる。
    考え抜いて出た結論を、誰かに説明してみる。
  28. 説得するための客観的データがないときは、経験が役立つ。
    説得するための客観的データがないときは、経験が役立つ。
  29. 議論や討論の場は、論理的思考力を鍛えるチャンス。
    議論や討論の場は、論理的思考力を鍛えるチャンス。
  30. 楽しむ気持ちこそ、論理的思考力を鍛える最大のコツ。
    楽しむ気持ちこそ、論理的思考力を鍛える最大のコツ。

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