「そんなに急がなくてもいいよね。のんびりやろう」
「期限までまだ時間がある。あとからでもいいよね。ぎりぎりでも間に合えば大丈夫だよね」
そう思ったときが危ない。
ピンチに陥ったら、まず冷静になりましょう。
大きく深呼吸をして、呼吸を整え、気持ちを落ち着かせることが大切です。
ピンチが陥ったときは、大きく興奮しています。
ピンチになったら、何をするべきでしょうか。
意外に思われるかもしれませんが、おすすめは「寝ること」です。
ベッドでも布団でもかまいません。
ピンチに直面したら、原因を分析することが欠かせません。
「なぜこのような事態に陥ったのか」と考えることです。
解決に向けて動くことも大切ですが、その前に原因の分析をしておくとスムーズです。
ピンチのときに大切なのは、腹ごしらえです。
「なんだ、そんなことか」と思うかもしれませんが、小さなことではありません。
むしろピンチのときに重要なポイントの1つです。
ピンチのときは、人の力を借りることが必要です。
ところがなかなか人の力を借りようとしない人がいます。
「相手に申し訳ない」「相手に迷惑がかかる」と思っているのです。
あまりに不安でたまらないのでしょう。
「私はピンチを乗り越えられるでしょうか」と人に聞く人がいます。
人に聞いたところで仕方ありません。
どうピンチを乗り切るか。
ピンチ対応では、長期的な視点が欠かせません。
「今すぐなんとかしたい」「早く苦しみから解放されたい」という思いから、短期的な視点で考える傾向があります。
ピンチになったとき、自分を責める人がいます。
「すべての責任は私にある」
「こうなったのは自分のせいだ」
「良い方法が見つからない」と言う人がいます。
こういう人にありがちなのは「絶対うまくいく方法」を見つけようとしているケースです。
残念ですが、絶対うまくいく方法はありません。
ピンチのときは、あらゆる選択肢を模索してください。
一般的・常識的な方法はもちろんですが、そうでない方法も考えてみましょう。
時には「あり得ない」「くだらない」という選択肢が浮かぶこともあるかもしれません。
判断に迷うのは、余計なことを考えているからです。
「損するか得するか」
「簡単か難しいか」
ピンチのとき、選択肢に迷う場面があります。
たとえば「Aも良い。Bも良い。どちらも良い方法で迷う」という場面です。
それぞれが良い選択肢の場合、どちらにしようか迷って仕方ないときがあるでしょう。
ピンチのときは、いらいらします。
大きなストレスに襲われ、変な汗が出ます。
タイムプレッシャーもあり、胃がきりきりします。
ピンチを乗り越える手段として役立つもの1つが「お金」です。
ピンチのときは、あらゆる可能性を模索することが大切です。
お金に頼れば、あっさりピンチを乗り越えられることがあります。
ピンチに立ち向かうときは「朝」が重要です。
仕事をするにも、会議をするにも、迷ったら朝にしましょう。
普段なら時間がかかる仕事も、朝ならスムーズに進みます。
ピンチを乗り越えるヒントはどこのあるのでしょうか。
「ピンチを乗り越えた人の成功談」にあります。
まず参考になるのは、大物経営者やプロアスリートが書いた書籍です。
あらゆるピンチは、映画『インディジョーンズ』のようなものです。
インディジョーンズは、手に汗握る展開の連続です。
ピンチを乗り越えたと思ったら、また次のピンチがやってきます。
ピンチを乗り越えるプロセスの中で、経験しなければいけないことがあります。
「笑われる」「叱られる」「嫌われる」の3つです。
冷たい対応は誰にとっても嫌なもの。
ピンチを乗り越える際、大きな変化を伴うことがあります。
仕事の変化、環境の変化、人間関係の変化。
小さな変化ならまだいいのですが、大きな変化が必要になることも少なくありません。
ピンチのとき、守りすぎてはいけません。
「財産を守りたい」
「キャリアを守りたい」
ピンチのとき、甘い言葉で近づいてくる人に注意してください。
「私がなんとかしましょう。お任せください」
「今だけです。あなただけ特別です」
相手に謝ったとき「もういいですよ」と言われました。
「もういいですよ」という言葉には、ポジティブな意味があると思われます。
英語に翻訳すれば「OK」という意味です。
ピンチのとき、嘘は厳禁です。
逃げや自己保身の思いから、嘘をつく人がいます。
「責任から逃れたい」「少しでもダメージを軽くしたい」と思います。
トラブルのとき、専門家の力を借りなければいけないときがあります。
このとき、人から専門家を紹介してもらうことがあります。
トラブルで悩んでいることを話すと「いい人がいるから紹介するよ」と言われます。
以前と同じピンチがやってくることがあります。
「このタイプのピンチなら以前にも経験したことがある」と思います。
1回目ほどの焦りや不安はありません。
ピンチのとき、かっとなることがあります。
人と接していると、相手の言葉や態度に感情をかき乱されることがあるものです。
冷静でいるつもりでも、つい感情に流されてしまうことがあるもの。
欲張って一度に仕事をこなさないことです。
ピンチのときは強いストレスに襲われるため「早く乗り越えたい」「早くどうにかしたい」と思います。
早く地獄から脱したいため、たくさんの課題がある場合、一度に取りかかる傾向があります。
ピンチ対応では、やり直しが必要になることがあります。
やり直しには2パターンあります。
(1)途中からやり直す
ピンチを乗り越えようとするとき、頑張っても終わりが見えないことがあります。
やってもやっても仕事の終わりが見えません。
終わりが見えないと、苦しい時間が永遠に続くのではないかと疑うようになります。
「そんなに急がなくてもいいよね。のんびりやろう」
「期限までまだ時間がある。あとからでもいいよね。ぎりぎりでも間に合えば大丈夫だよね」
そう思ったときが危ない。
待機の必要があるなら別ですが、意味もなく仕事を先延ばししてしまうと、後で自分の首を絞めることとなります。
まだ期限まで時間があるからといって、無意味に仕事を遅らせるのは要注意です。
もたもたしていると、気の緩みが生まれます。
惰性が働いてだらだらしてしまい、仕事の質も落ちてしまいます。
「期限までまだ時間がある」と思って油断していると、あっという間に時間が過ぎます。
仕事が遅くなればなるほど、相手は「まだできないの?」「本当に反省しているの?」という思いを募らせます。
のんびりやっていると「うっかり期限を忘れて未提出となる」というケースも少なくありません。
ピンチのときは「最速&前倒し」を意識すると、うまく進みやすくなります。
「来週中」と言われたことは、今週中に終わらせます。
「明日まで」と言われたことは、今日中に終わらせます。
「6月20日まで」と言われたことは、ぎりぎり直前で提出するのではなく、できた時点ですぐ提出することです。
もちろん最速&前倒しを心がけるとはいえ、中途半端な仕事だと、後で悔やむこともあります。
仕事は手を抜かず、丁寧な仕事が前提です。
早めに対応すると、本気や誠意が伝わります。
メールの返事が早いと「やる気がある」「仕事が早い」とポジティブに判断されるのと同じです。
前倒しで対応すると、相手は「早い!」と判断して、プラス評価につながります。
修正であれ謝罪であれ何であれ、できるだけ余計な時間は置かず、最速&前倒しを心がけましょう。
早ければ早いほど、ピンチのダメージも小さくて済みます。
苦しみもストレスも、最小限で抑えられるのです。
ピンチに陥ったら、まず冷静になりましょう。
大きく深呼吸をして、呼吸を整え、気持ちを落ち着かせることが大切です。
ピンチが陥ったときは、大きく興奮しています。
ショックで動揺していたり、大きな不安が襲ったりします。
視野や考え方も狭くなっていて、半分われを失っている状態です。
ピンチを乗り越えたりチャンスに変えたりするには、前向きな気持ちと行動力が大切ですが、焦りながら行動するのはNGです。
感情にまかせた、無計画な行動を起こす可能性があります。
焦りながら行動することほど危険なことはありません。
いくら行動ができても、間違った判断・合理的でない選択をすれば、あとから悔やむ結果になります。
1つの判断ミス、1つの選択ミスが、取り返しのつかないことになりかねません。
ピンチに陥ったときは、まず気持ちを十分落ち着かせましょう。
冷静になることが欠かせません。
大きく深呼吸をして、しっかり息を整え、心拍数を安定させます。
いちばん大切なことなので、ここはじっくり時間をかけたい。
なかなか気持ちが落ち着かないなら、落ち着くまで時間を置くことです。
時間がなくて切羽詰まった状況のときもあるかもしれません。
タイムプレッシャーを感じる場面だとしても、できるだけ落ち着くことを忘れないでください。
興奮が落ち着き、十分冷静になってから、今後について考えていきましょう。
「どうすればいいか」
「何をすればいいか」
現状の把握、正しい判断、今後の取り組みを考えるためには、冷静な思考力が必要です。
冷静でいるからこそ、正しい判断と選択ができます。
正しい判断と選択ができるからこそ、ピンチを乗り越え、チャンスに変えられるのです。
ピンチになったら、何をするべきでしょうか。
意外に思われるかもしれませんが、おすすめは「寝ること」です。
ベッドでも布団でもかまいません。
暗い場所で横になり、一眠りしましょう。
ピンチのときには、気持ちを落ち着かせ、冷静になることが第一です。
ピンチのときは動揺しています。
ピンチの度合いが大きければ大きいほど、焦りも不安も大きくなります。
場合によっては、頭が真っ白になってパニックになることも少なくありません。
焦った状態ではまともな判断ができません。
行動したとしても、不安定な思考状態では、ミスや失敗を招く恐れがあります。
だからこそ、寝ることが効果的です。
「心身を安定させる」という意味で、睡眠は最強です。
「寝ている場合ではない」と思うかもしれません。
もちろん1分1秒を争う場面では不向きですが、時間に少し猶予があるのなら睡眠はおすすめです。
目をつぶって横になることで、余計な刺激が遮断され、ゆっくりできます。
気持ちが落ち着くのはもちろん、体力や精神力も回復するので頭もすっきりします。
寝ると、元気が回復します。
たっぷり寝てからピンチ対応に取りかかると、うまくいきます。
上手に考えを整理でき、きちんとした計画が立てられ、力強く行動できるのです。
「寝てから考えよう」という言葉がありますが、理にかなっている方法であり、ピンチでも効果的です。
ピンチのときだからこそ、まず寝ることから始めるのです。
ピンチに直面したら、原因を分析することが欠かせません。
「なぜこのような事態に陥ったのか」と考えることです。
解決に向けて動くことも大切ですが、その前に原因の分析をしておくとスムーズです。
ピンチを招いた原因を把握して、きちんと改善することで、今後同じピンチを繰り返すことがなくなります。
ピンチの原因は大きく2つあります。
「外部要因」と「内部要因」です。
ピンチの原因が自分にあるのか、自分以外にあるのかです。
たとえば、外部要因の場合、以下のようなケースがあります。
外部要因は仕方ない事情です。
自分に非はないため、どうしようもありません。
不運や不可抗力が関係していることも多くあります。
現実に文句を言うより、前向きに行動していくのがベストです。
一方、内部要因によるピンチもあります。
これらは自分が原因で招いたピンチです。
自分に原因があるなら、改善も自分しだいです。
原因が自分にあるなら、そこを直しておけば良いことがわかります。
自分の失態によるけんかであれば、すぐ謝ることが必要です。
スムーズに人間関係の改善ができます。
時には以前より仲良くなれることも少なくありません。
衝動買いによる金欠を招いたのなら、今後は衝動買いを防止する対策が必要です。
「欲しくなってから3日間は時間を置く」「事前に家族と相談する」といったルールを設けるといいでしょう。
ヒューマンエラーによるトラブルであれば、今後は同じ失敗が起こらないような対策が求められます。
「チェックリストの作成」「ダブルチェックの導入」といった対策が有効です。
自分の完璧主義によるストレスダウンなら、今後は完璧主義を改めます。
最善主義・70点主義を心がければ、ストレスがぐっと減って生きやすくなります。
ピンチの原因と向き合うのはつらい作業ですが、ピンチを乗り越えるには必要なことでもあります。
原因がわかれば、やるべきことも見えてきます。
自分に原因があれば、改善も解決も、自分しだいです。
ピンチのときに大切なのは、腹ごしらえです。
「なんだ、そんなことか」と思うかもしれませんが、小さなことではありません。
むしろピンチのときに重要なポイントの1つです。
ピンチのときは、食事がおろそかになりがちです。
焦っていたり大きなストレスに襲われたりすると、食事を抜いたり、食べる量が極端に少なくなったりするのです。
時間的にも心理的にも「食事なんてしている場合ではない」と思うことが多いもの。
ここが落とし穴です。
たしかに食事なんてしている場合ではないという気持ちかもしれません。
だからといって空腹のままではNGです。
集中したくても、ガス欠状態では難しい。
なかなか良い仕事ができず、踏ん張りも利きません。
ガス欠の車が動かないように、おなかがぺこぺこの状態では十分な活動ができません。
計画を考えるにも知恵を絞ってアイデアを出すにも、頭も回らない状態では空回りに終わります。
なかなか明るい気持ちにもなれず、元気が出ないせいで、ポジティブに考えることも難しくなります。
空腹のままでは、ピンチを乗り越えられないのです。
良い仕事をするためには、腹ごしらえが重要です。
ピンチのときに食事なんてしている場合ではないといいますが、逆です。
むしろピンチのときだからこそ、きちんと食事を取って腹ごしらえをしましょう。
心理的な抵抗があるかもしれませんが、しっかり仕事をするために最低限の食事だけは取る必要があります。
ピンチのときは、きちんと腹ごしらえをしたうえで立ち向かうようにしましょう。
ピンチのときは、人の力を借りることが必要です。
ところがなかなか人の力を借りようとしない人がいます。
「相手に申し訳ない」「相手に迷惑がかかる」と思っているのです。
もちろん周りに迷惑をかけないようにする姿勢はとても大事なものですが、ピンチのときは緊急事態です。
ぎりぎりのときは、細かいことを気にしている場合ではありません。
過度に謙遜したり迷惑がかかることを避けたりしていると、人の力を借りられません。
迷惑がかからないように生きていると、何もできなくなってしまいます。
ピンチのときは「申し訳ない」という気持ちを捨てましょう。
「迷惑がかかる」という気持ちも捨てていいのです。
過度な謙遜も余計な遠慮も不要です。
そもそも迷惑をかけずに生きるのは不可能です。
人は、迷惑をかける生き物です。
すべての人が、迷惑をかけあって生きています。
インドでは「あなたは迷惑をかけて生きているのだから、人の迷惑も許してあげなさい」と教えがあります。
「人に迷惑をかけていけない」という生き方は、息苦しさを覚えます。
「自分の迷惑も他人の迷惑も許容する」という生き方は、安心感を覚えます。
迷惑をかけることなくして生きるのは不可能なのですから、人に迷惑をかける代わりに、自分も人の迷惑を許容すればいいのです。
お世話になったら、それだけしっかり感謝すればいいのです。
これだけでも相手は喜んでくれます。
「ありがとうございます」という一言でも、十分喜ばれるものです。
相手に迷惑がかかったのなら、あとからしっかり謝ればいいことです。
お礼として食事をおごったり、贈り物を贈ったりする方法もあります。
そしていつか相手がピンチで困ることがあれば、今後はこちらが手を差し伸べましょう。
「困っているときはお互いさま」を実現できるのです。
あまりに不安でたまらないのでしょう。
「私はピンチを乗り越えられるでしょうか」と人に聞く人がいます。
人に聞いたところで仕方ありません。
聞かれた人も困ります。
「大丈夫ですよ」と答えるしかありません。
人に聞いたところで紋切り型の返事が返ってくるだけです。
人に聞く人は「大丈夫ですよ」と言われても納得できず、ほかの人にもピンチを乗り越えられるか聞きます。
これではらちがあきません。
ただの心配性です。
不安なのはわかりますが、どれだけ人に聞いたところで、一瞬の気休めが得られるだけで、ピンチの克服に何の役にも立ちません。
時間とエネルギーの無駄使いです。
ピンチを乗り越えられるかどうかは、ひとえに自分しだいです。
知恵を絞ってアイデアを出したり、勇気を出して行動したりすることが欠かせません。
謝る場面ではきちんと謝り、改善が必要なら時間がかかっても改善します。
正しい方向に行動するからピンチを乗り越えられるのであって、何も行動しなければ、ピンチに飲み込まれるだけです。
ピンチを乗り越えられるか人に聞く暇があれば、問題解決に集中するほうが得策です。
人に聞きたい衝動が湧いても、ぐっと我慢することです。
そのエネルギーを問題解決に向けたほうが、よほど賢明なのです。
どうピンチを乗り切るか。
ピンチ対応では、長期的な視点が欠かせません。
「今すぐなんとかしたい」「早く苦しみから解放されたい」という思いから、短期的な視点で考える傾向があります。
結果として、手っ取り早い応急処置的な方法を取りがちです。
もちろん時に応急処置的な方法も有効ですが、残念ながら、これでは本当に解決したとは言えません。
応急処置は、あくまで一時的なものです。
大本の問題が解決されていなければ、遅かれ早かれ再発が起こり、再びピンチに見舞われます。
ピンチを乗り越える際、短期的な視点ではなく、問題の本質を見抜いたうえで長期的な視点を持った対応が必要です。
目先のことだけ考えるのではなく、先のことまで考えた対策を練りましょう。
ピンチを乗り切るとき、長期的な視点から根本対処が欠かせません。
根本対処を行う場合、大きく次の2パターンに分かれます。
理想は、最初から根本対処を行うことです。
原因の芽を摘めば、同じピンチが起こることはありません。
根本対処には、時間・お金・労力がかかるものですが、しっかり対処できれば、一度の手間で済みます。
しかし、時間・人・お金などのリソースに厳しい制約があって、最初から根本対処をするのが難しい場合もあります。
そうした場合、まず応急対処を行い、余裕ができたら根本対処に取りかかるという段取りでいきます。
いずれにせよ、最終的に根本対処を行う点は同じです。
大切なことは、長期的な視点であり、根本対処です。
長期的な視点で考えると、本当に成すべきことが見えてくるのです。
ピンチになったとき、自分を責める人がいます。
「すべての責任は私にある」
「こうなったのは自分のせいだ」
「自分はダメな人間だ」
「自分のふがいなさを恥じている」
自己嫌悪・自己批判のオンパレード。
罪滅ぼしのつもりで、いつまでも自分を責めているのです。
もちろん誰でも未熟なところがあり、ミスや失敗をすることもあります。
自分を責めたくなる気持ちはわかりますが、イエローカードです。
どれだけ自分を責めたところで、ピンチは乗り越えられません。
ますますやる気も元気が奪われます。
行動がゼロなら、解決もゼロです。
どんどん落ち込みの沼に引きずり込まれ、抜け出せなくなるのです。
ピンチを乗り越えるために必要なのは、一にも二にも、行動です。
自分を責める暇があれば、解決に向けたアクションを起こしましょう。
謝る必要があるなら謝ります。
修正の必要があるなら修正して、改善の必要があるなら改善します。
なかなか自分を責めることがやめられないなら、自分に厳しい一言を言い聞かせましょう。
「自分を責める暇があれば、さっさと動け!」と。
きちんとやるべきことをやるから、ピンチを乗り越えられるのです。
「良い方法が見つからない」と言う人がいます。
こういう人にありがちなのは「絶対うまくいく方法」を見つけようとしているケースです。
残念ですが、絶対うまくいく方法はありません。
「絶対うまくいく方法=失敗のリスクがゼロの方法」ということです。
絶対うまくいく話があるとしたら、それは詐欺です。
絶対うまくいく方法がわかれば、誰も苦労しないのです。
丁寧な謝罪をしても、絶対うまくいくとは限りません。
相手はまだまだ怒りが収まらず、許してくれない可能性もあります。
丁寧な仕事をしても、絶対うまくいくとは限りません。
相手が納得する基準に達しておらず、NGになるかもしれません。
仲介に入ってもらっても、絶対うまくいくとは限りません。
うまく話がまとまらず「ダメはものはダメ」で終わることもあります。
人から知恵を拝借するときも同じです。
ヒントやアドバイスを求めるなら、相手はまだ答えようがありますが、絶対うまくいく方法となると答えに窮します。
どんなプロであろうと専門家であろうと、ヒントやアドバイスは教えられても、絶対うまくいく方法までは教えられません。
どんな方法でも、大なり小なり、失敗のリスクはあります。
想定外が起こることもあります。
予想が覆ったり「まさか」が起こったりすることは日常茶飯事です。
下手に答えた結果、失敗で終わり、その責任を問われても迷惑です。
絶対うまくいく方法を教えてもらおうとすると「そんな方法はない」と一蹴されるだけです。
全力を尽くしても、うまくいかないこともあります。
実績のある方法や素晴らしいアイデアでも、想定外が起こって、残念な幕切れを迎えることがあります。
それが現実というものです。
絶対うまくいく方法を探す気持ちはわかりますが、それは不可能であることに気づくことが大切なのです。
ピンチのときは、あらゆる選択肢を模索してください。
一般的・常識的な方法はもちろんですが、そうでない方法も考えてみましょう。
時には「あり得ない」「くだらない」という選択肢が浮かぶこともあるかもしれません。
特殊だったり、非常識だったり、人から笑われるような方法だったりです。
しかし、あり得ない・くだらないからといって切り捨てるのはもったいないことです。
ピンチを救う方法は「あり得ない」「くだらない」と思えることにあります。
ピンチを乗り越えるにせよ、チャンスに変えるにせよ、良いアイデアとは、とんでもない発想の中にあるものです。
先入観や思い込みをなくしましょう。
頭を柔らかくして「何でもあり」の精神になることです。
「あり得ない」と思える選択肢も、あらためて検討してみると「あり得るかも」に変わることがあります。
「くだらない」「ばかばかしい」と思える選択肢も、冷静に検討してみると「意外と悪くない」に変わることは珍しくありません。
選択肢は、少ないより多いほうがいい。
いろいろな選択肢があったほうが、より良い方法を選べます。
思わぬ方法がピンチを救うことがあるのですから、検討してみる価値はあるはずです。
「あり得ない」「くだらない」と思えることが、思わぬアイデアに化け、おかげで助けられることがあるのです。
判断に迷うのは、余計なことを考えているからです。
「損するか得するか」
「簡単か難しいか」
「評価が落ちるか落ちないか」
「プライドが傷つくか保てるか」
「世間体や体裁が悪いか良いか」
ごちゃごちゃ余計なことを考えるから、心が濁って邪念が生まれます。
邪念が生まれるから、簡単なことに迷ったり、判断を誤ったりするのです。
どうするべきか迷ったときは「人として正しい行いかどうか」という基本に立ち返ることです。
正直に話すか、嘘をついてごまかすか、迷う場面があるとします。
人として正しい行いを基準に考えれば、正直に話すのが良いことがわかります。
きちんと謝るべきか、何も言わず無視すべきか、迷う場面があるとします。
人として正しい行いを基準に考えれば、きちんと謝るのが良いとわかります。
雲隠れをするか、公の場で正直に事実を話すか、迷う場面があるとします。
人として正しい行いを基準に考えれば、公の場で正直に事実を話すのが良いとわかります。
最低限の仕事で済ませるか、手間暇がかかってもきっちり仕事をやりきるか、迷う場面があるとします。
人として正しい行いを基準に考えれば、時間がかかってもきっちり仕事をやりきるのが良いことがわかります。
大変なことや面倒なことでも、難しいことや損をすることでも、人として正しい行いなら自信を持って行えます。
神様に天から見られていると思うことです。
きゅっと背筋が伸びます。
倫理・道徳に背いたことはできないという緊張感が生まれるのです。
もちろん正しい行いをしたからといって、実際にうまくいくどうかはわかりません。
しかし「人として正しい行いをした」という自負はできます。
ピンチを乗り越えるには、人として正しい行いをするのがベストです。
人が手を貸してくれます。
神様も手を貸してくれます。
正しいことをしているという自信のおかげで、本来の実力も発揮できます。
たとえかっこ悪いことでも、人として正しい行いするのが、結果としてうまくいくのです。
ピンチのとき、選択肢に迷う場面があります。
たとえば「Aも良い。Bも良い。どちらも良い方法で迷う」という場面です。
それぞれが良い選択肢の場合、どちらにしようか迷って仕方ないときがあるでしょう。
あるいは、メリット・デメリットを比較した結果、どちらも同じということもあるはずです。
どちらも似たり寄ったりだと、なおさら迷います。
方法が見つからなくて悩まされることもあれば、逆に良い方法が複数見つかって、選ぶのに悩まされることもあるものです。
そんなときに言えることは、ただ1つです。
「迷って仕方ないときは、どれを選んでも正解」ということです。
「迷って仕方ない」ということは「ほとんど差がない」ということです。
差があったとしても、微々たる誤差の範囲であり、無視できる程度といえます。
つまり「ほぼ同じ」ということです。
したがって、どちらにしようか迷って仕方ないときは、どちらを選んでも正解ということになるのです。
こうした場面でもいちばんNGなのは、延々と迷い続けて貴重な時間を失ってしまうことです。
ぐだぐだ迷う時間がいちばん無駄です。
あらゆるリソースで最も貴重なのが、時間です。
時間だけは、一度失ったらそれが最後であり、どうやっても取り返せません。
もたもたしていると、あっという間に時間が過ぎます。
特に完璧主義者は100点を求める傾向があるため、判断の場面で多くの時間を費やす傾向があります。
迷ってばかりで決められず、多くの時間を失うと、ろくなことになりません。
機を逃してしまい、うまくいく方法もうまくいかなくなります。
迷って仕方ないときは、どれを選んでも正解なのですから、さっと決めてしまいましょう。
なかなか決められないなら、適当な方法で決めるのも悪くありません。
くじ引き、サイコロ、じゃんけん、コイントス、鉛筆転がし。
自分で決められないなら、神様に決めてもらえばいいのです。
この考え方は、選択肢が2つの場合だけでなく、3つ4つなど複数がある場合も同じです。
迷って仕方ないときは、どれを選んでも正解なのです。
ピンチのときは、いらいらします。
大きなストレスに襲われ、変な汗が出ます。
タイムプレッシャーもあり、胃がきりきりします。
このとき注意したいのは、いらいらを相手にぶつけないことです。
いらいらしているせいで、いつの間にか周りの人に八つ当たりをしがちです。
乱暴な言葉遣いになったり、荒々しい態度を見せたり。
八つ当たりをされた相手はたまったものではありません。
いらいらをぶつけられると、助けたいと思っても気持ちが萎え、人が離れます。
人に助けを求めるときも同様です。
ピンチを乗り越えるとき、自分一人では力不足という場面があります。
ピンチのときは人の力を借りることが求められますが、やはりこのときも、いらいらを相手にぶつけないことです。
相手も心を持った人間です。
乱暴な言葉遣いだったり荒々しい態度だったりすると、誰でもむっとして嫌な気持ちになります。
お願いするときは、相手にいらいらをぶつけないように注意です。
腰を低くして、丁寧にお願いしましょう。
頭を下げてお願いすれば、相手も「わかりました」と受け入れやすくなります。
普段冷たい人でも、心を動かされ、手を差し伸べてくれるかもしれないのです。
たとえ断られたとしても、むっとしません。
感じの悪い捨てゼリフも吐きません。
「わかりました」「残念ですが、承知しました」と、素直に受け入れます。
「お時間を割いていただきましてありがとうございました」という感謝の一言も忘れません。
丁寧な態度で接すれば、良い印象が残ります。
一度断られても、後になって「力になります」と声がかかり、思わぬ援助を得られる可能性があります。
ピンチのとき、不安や焦りでいらいらするのは仕方ありませんが、それを表に出さないことです。
心がぴりぴりして神経が高ぶっていても、それを相手にぶつけないことが大切なのです。
ピンチを乗り越える手段として役立つもの1つが「お金」です。
ピンチのときは、あらゆる可能性を模索することが大切です。
お金に頼れば、あっさりピンチを乗り越えられることがあります。
お金で解決できるなら、それも1つの選択肢です。
ところが、ここで拒否反応を示す人がいます。
「お金の力に頼るなんてずるい」「お金に頼るなんて嫌だ」と言います。
お金に頼ることを否定していると、解決できることもできなくなり、そのままピンチに飲み込まれます。
こういうときこそのお金です。
お金は万能ツールではありませんが、世の中の9割以上はお金で解決できるのも事実です。
汗を流さず、苦労もありません。
ずるいことをしているように思っているなら誤解です。
お金は善でも悪でもなく、ただのツールです。
それ以上でもそれ以下でもありません。
あくまでツールですから、お金は、どう使っていくかが重要です。
困ったとき、頼れるものには素直に頼りたい。
便利な道具があってそれが役立つなら、頼るのが当然です。
いざというときお金が役立つなら、遠慮なく使っていきましょう。
「地獄の沙汰も金次第」です。
お金は窮地を救う武器になります。
ピンチに立ち向かうときは「朝」が重要です。
仕事をするにも、会議をするにも、迷ったら朝にしましょう。
普段なら時間がかかる仕事も、朝ならスムーズに進みます。
午前中はゴールデンタイムです。
朝の1時間は、夜の3時間に匹敵します。
朝は人が少なく、邪魔も入りにくいので集中しやすく、仕事が一気に進むのです。
夕方や夜中に仕事をするくらいなら、朝に回しましょう。
普段なら捕まらない人も、朝なら捕まります。
会議や打ち合わせが集中するのは、午あとからです。
どんなに忙しい人でも、24時間忙しいということはありません。
忙しい人も、朝一を狙えば、会ってもらえる確率がぐっとアップします。
驚くような素晴らしいアイデアも、朝に浮かびます。
朝は疲れもなく、思考もすっきりクリアになっています。
気持ちの良い朝日を浴びながら考えれば、良いアイデアが浮かぶのです。
普段ならまとまらない話し合いも、朝ならまとまります。
午前中は、建設的な話し合いができる時間帯です。
朝には爽やかな雰囲気が広がっているので、話がとんとん拍子に進んでいくのです。
普段ネガティブ気味な人も、朝ならポジティブになれます。
朝日は、すべてを美しくさせ、心を上向きにさせる力があります。
朝は爽やかな光に満ちていて、空気も澄み切っているので、自然と前向きになれるのです。
朝は、効率の力が最大限に発揮される時間です。
朝の判断は常に正しい。
ピンチを乗り越えるときこそ、朝が大切なのです。
ピンチを乗り越えるヒントはどこのあるのでしょうか。
「ピンチを乗り越えた人の成功談」にあります。
まず参考になるのは、大物経営者やプロアスリートが書いた書籍です。
大物経営者やプロアスリートは、必ずと言っていいほどピンチを経験しています。
そして書籍も出版しています。
ピンチを乗り越えた人の成功談を読むと、ピンチに立ち向かうヒントや方法が見つかります。
参考になる手法が見つかったり、なるほどと思える話を聞けたりできるはずです。
また突き刺さる言葉があったり、文章から熱が伝わってきたりして「私も頑張ろう!」という気持ちにさせてくれます。
生々しい体験談ほど心に響くものはありません。
実際に乗り越えたことがある人の話には、迫力や説得力があります。
ピンチのときは書店に駆け込んでみてください。
書籍のほかにも、ネットでチェックする方法もあります。
無料の情報だからといってばかにできません。
インターネットというツールのおかげで、素晴らしい成功談に触れる機会が増えました。
ブログや動画サイトでは、大物経営者やプロアスリートをはじめ、ピンチを乗り越えた人たちの成功談がたくさん見つかります。
ピンチのときの苦しみや乗り越えた経験を語るブログや動画を見れば、心に響くものがあるでしょう。
やる気やモチベーションを高めてくれる、カンフル剤となるのです。
あらゆるピンチは、映画『インディジョーンズ』のようなものです。
インディジョーンズは、手に汗握る展開の連続です。
ピンチを乗り越えたと思ったら、また次のピンチがやってきます。
しかも絶体絶命のピンチばかりです。
はらはらどきどきするシーンがたくさんあって目が離せません。
それでも主人公のジョーンズ教授は、逃げることなく立ち向かいます。
大ピンチが襲ってきても、知恵と勇気を振り絞り、機転を利かせた行動力で乗り越えます。
ジョーンズ教授の勇敢な行動力に運も味方して、危機一髪で切り抜け、見事ピンチを乗り越えていくのです。
映画『インディ・ジョーンズ』シリーズは、どの作品もおすすめです。
鑑賞後は、気持ちのいい余韻があって「よし、私もやるぞ!」という気分になっているのです。
トラブルになったときは、心の中で『インディ・ジョーンズ』のテーマ曲を流しましょう。
『インディ・ジョーンズ』のテーマ曲ほど、ピンチにぴったりの曲はありません。
自分が映画の主人公と重なって、嫌な気分が吹き飛びます。
折れそうな心が立ち直り、士気が鼓舞されるのです。
ピンチのときは楽しむ気持ちが大切です。
『インディ・ジョーンズ』の映画の主人公になったつもりで立ち向かいます。
嫌な気持ちを吹き飛ばし、ぐいぐい気分を盛り上げましょう。
ピンチを乗り越えるプロセスの中で、経験しなければいけないことがあります。
「笑われる」「叱られる」「嫌われる」の3つです。
冷たい対応は誰にとっても嫌なもの。
しかし、笑われること・叱られること・嫌われることを恐れていると、必要なアクションを起こせません。
不安と心配に苦しむばかりになります。
体が硬直して、身動きが取れなくなります。
笑われること、叱られること、嫌われることを、恐れないことです。
笑われることを恐れません。
ピンチを乗り切ろうとするとき、人に笑われることがあります。
自分の弱みをさらけ出したり、情けない姿や恥ずかしい姿を見せることになったりすると、人から笑われることがあります。
笑われてもいいと覚悟を決め、見栄やプライドは捨ててしまいましょう。
笑いたいなら笑わせておけばいいのです。
笑われたとしても、ピンチを乗り越えてきちんと結果を出せば、笑っていた人はもう何も言えなくなります。
それどころか態度が一変して「すごい」「やるじゃないか」と褒めてくれることもあります。
叱られることも恐れません。
上司に叱られたり取引先やお客さまに叱られたりするかもしれませんが、潔く受け入れることが大切です。
叱られるときにはしっかり叱られましょう。
ピンチを乗り越えるプロセスの1つと考えることです。
時にはこっぴどく叱られることもありますが、正念場です。
しっかり頭を下げて謝れば、相手に誠意が伝わります。
自分に非があることは素直に認め、叱られることを受け入れることで、前に進めます。
嫌われることも恐れません。
ピンチを乗り越えようとするとき、幻滅されたり人が離れていったりすることがあります。
時には縁を切られることもあります。
残念ですが、仕方ないことです。
そういうこともあると思って、前を向きましょう。
嫌われることを恐れないことで、一歩踏み出す勇気が出ます。
世の中にはまだまだたくさんの人がいます。
新しい人間関係をつくっていけばいいのです。
「笑われたくない」「叱られたくない」「嫌われたくない」と思うのではありません。
「笑われてもいい」「叱られてもいい」「嫌われてもいい」と思うことです。
おのずと勇気が生まれ、できないことができるようになります。
行動の幅がぐっと広がることで、解決の一歩を踏み出せるようになります。
ピンチを乗り越える道が切り開かれるのです。
ピンチを乗り越える際、大きな変化を伴うことがあります。
仕事の変化、環境の変化、人間関係の変化。
小さな変化ならまだいいのですが、大きな変化が必要になることも少なくありません。
ピンチを乗り越えるときには改革が必要であり、改革の際には大きな変化が伴います。
しかも短期間で大きな変化を強いられるのです。
大きな変化が必要になると「えっ、ちょっと待って。そんなに変わってしまうのは困る」となります。
今まで慣れ親しんだことががらっと急に変わるのは、強い抵抗感を覚えるもの。
しかし、変化を拒んでいてはピンチを乗り越えられません。
もたもたしていると、ピンチを乗り越えられず、さんざんな目に遭います。
変化を拒んでいては前に進めず、ピンチに飲み込まれてしまいます。
きちんとピンチを乗り越えたいなら、覚悟を決め、変化を受け入れることが大切なのです。
ここで発想の転換です。
変化をチャンスとして捉えるのです。
やむを得ない事情で変化しなければいけないときは、逆にプラスとして考えましょう。
仕事の変化が必要なら「仕事のやり方を変えるチャンス」と考えます。
環境の変化が必要なら「環境を変えるチャンス」と考え、人間関係の変化が必要なら「人間関係を変えるチャンス」と考えます。
短期的にマイナスだとしても、長い目で見ると、プラスになるはずです。
後になって振り返ると「あのときが人生のターニングポイントだった」と言えるようになります。
受け身の姿勢でいやいや変化を受け入れると、それだけストレスも大きくなります。
心がけたいのは、積極的な姿勢です。
こちらから変化をしにいく姿勢になりましょう。
「さあ、たっぷり変化を楽しむぞ」という気持ちになれば、さっとと動けます。
そもそも人生は変化の連続です。
小さな変化も大きな変化も前向きに受け止めて、楽しむ姿勢が大切です。
ピンチを乗り越えた後のポジティブなイメージを膨らませると、変化が怖いどころか、楽しみになります。
積極的な姿勢になれば心が強くなって、変化のストレスも小さくなります。
ピンチのとき、守りすぎてはいけません。
「財産を守りたい」
「キャリアを守りたい」
「地位・立場を守りたい」
「評価・評判を守りたい」
「プライド・体裁を守りたい」
もちろん傷ついたり失ったりするは嫌なもの。
大事なものを守りたい気持ちがあるのは自然なことです。
しかし、あれもこれも守っていると、どんどん選択肢が消えます。
守りたい気持ちが強くなるにつれて、スピードはぐっと落ち、行動にも制限がかかるようになります。
一線を越えると、単なる自己保身です。
最終的にもすべての選択肢がアウトになり、何もできなくなるのです。
「1つも傷つけたくない」「1つも失いたくない」とわがままを言っていると、ピンチに飲み込まれ、すべてを失うことになります。
ピンチのとき、あれもこれも欲張って、守りすぎてはいけません。
むしろ守らないほうがいいのです。
ピンチのときに求められるのは「傷つくこと・失うことへの覚悟」です。
覚悟があれば、怖いものはありません。
「傷がついてもかまわない」「失うことがあってもかまわない」と思えば、強気になれます。
勇気が湧いて、行動範囲も広がります。
恥も外聞も気にならなくなります。
お金のかかることでも、評判や評価が下がることでも、平気です。
無敵状態となり、何でもできるようになります。
覚悟があれば、どれだけ大きなピンチであろうと乗り越えられます。
「どうしてもこれだけは譲れない」ということもあるかもしれません。
どうしても譲れないものがあるなら、それだけ死守する代わりに、他は潔く諦めることです。
1つに絞れば、守り切れる望みはあります。
覚悟を決めて行動したからといって、本当にすべて失うとは限りません。
素直で正直になります。
フットワークが軽くなって、スピードも生まれます。
潔さが生まれ、力強いアクションを起こせます。
素早い対処が実現されることで、解決も早くなります。
結果として、傷は浅くて済み、失うものも最小限で抑えられるのです。
ピンチのとき、甘い言葉で近づいてくる人に注意してください。
「私がなんとかしましょう。お任せください」
「今だけです。あなただけ特別です」
「ぜひ解決のお手伝いをさせてください。絶対大丈夫です」
面識もないのに、どこからともなく目の前に現れ、甘い言葉で誘ってくるのです。
もしこういう人が現れたら、注意してください。
天からの蜘蛛の糸のように感じられ、つい飛びつきたくなりますが、これほど危険なことはありません。
十中八九、詐欺です。
詐欺師は、余裕がない人をターゲットにしています。
ピンチのときは、判断力も低下していて、余裕がありません。
「騙すなら今がチャンス」と言わんばかりに近づいてくるのです。
こういう人の話をうのみにしてほいほいついて行くと、思うつぼにはまります。
ピンチから抜け出すどころか、ますますピンチに陥って深刻になります。
こちらから声をかけて近づくのはいいのですが、相手から近づいてくる人には注意してください。
判断力が低下しているからこそ、頼る人は慎重に選ぶことです。
相手から近づいてくる人は、信頼関係を築いている人を除き、すべて無視するのが賢明です。
相手に謝ったとき「もういいですよ」と言われました。
「もういいですよ」という言葉には、ポジティブな意味があると思われます。
英語に翻訳すれば「OK」という意味です。
少なくとも悪い意味はありません。
「許してもらえた」と一安心して喜びたいところですが、ここは気をつけたい場面です。
「もういいですよ」には、2つの意味があります。
同じセリフでも、意味はまったく異なります。
ポジティブな意味の「もういいですよ」ならいいのですが、そうでないもあります。
ネガティブな意味にもかかわらず、許してもらえたと勘違いすると大変です。
お互いのコミュニケーションがすれ違ったままとなり、トラブルを長引かせることになります。
「誠意が通じた」「きちんと許してもらえた」と勘違いしているときがいちばん危ないのです。
「もういいですよ」と言われたとき、ポジティブな意味なのかネガティブな意味なのか、きちんと把握することが大切です。
表向きの言葉をそのまま受け止めず、相手の本心に耳を傾けてください。
相手の表情や態度から真意を探ります。
特に素っ気ない表情や態度が目立つようであれば、イエローカードです。
まだ許してもらえないと判断したら、引き続き誠意を見せていく必要があります。
ピンチのとき、嘘は厳禁です。
逃げや自己保身の思いから、嘘をつく人がいます。
「責任から逃れたい」「少しでもダメージを軽くしたい」と思います。
しかし、嘘をつきたい衝動に駆られても、ぐっと抑えることが大切です。
ピンチのときに嘘をついても、必ずばれるものです。
話に不自然な点があるので、相手にあっさり見抜かれます。
嘘を言うときは、目がきょろきょろしたり、態度がおどおどしたりするものです。
自分ではうまくごまかしたつもりでも、実際は見抜かれていることがほとんど。
嘘をつくことで、ますます相手を怒らせたり、トラブルの傷口を大きくさせたりする結果となるのです。
仮に嘘がばれていないとしても安心はできません。
嘘を嘘で塗り固めなければいけなくなり、延々とつじつまを合わせる作業が必要になります。
あるとき取り繕うことに失敗するか、あるいは途中で疲れて心が折れるかして、結局ばれることになります。
そして、大きなしっぺ返しを食らうのです。
ピンチのときだからこそ、正直に話すのです。
事情を話すときには、嘘をつかず、正直に話します。
正直に話すことで、責任を負ったり、評価が落ちたり、体裁が悪くなったりすることもあるかもしれません。
大きなダメージを負うこともあるかもしれませんが、自分が負うべき代償として払うことが大切です。
ピンチのときこそ「正直がいちばん」と自分に言い聞かせ、誠実な姿を見せましょう。
誠実な姿を見せたほうが、長い目で見たとき、物事は良い方向に進みます。
正直に話したほうが、結果として早くピンチを乗り越えられます。
トラブルのとき、専門家の力を借りなければいけないときがあります。
このとき、人から専門家を紹介してもらうことがあります。
トラブルで悩んでいることを話すと「いい人がいるから紹介するよ」と言われます。
友人からの紹介、上司からの紹介、先生からの紹介など、さまざまです。
いい人がいるなら、ぜひその人にお願いしようかなと思います。
紹介であれば、専門家を探す手間も省けて一石二鳥です。
世の中には「ご縁」もあります。
信頼している人からの紹介なら、失敗も少なく、抵抗も小さく、安心できるところではないでしょうか。
もちろん紹介してもらうのはいいのですが、両手を挙げて喜ぶのは待ってください。
紹介にも、落とし穴があります。
次の2つの注意点について、頭に入れておくのがいいでしょう。
人から紹介してもらったとはいえ、その人が本当に優秀とは限りません。
実際に仕事を依頼してみると、不手際が目立つことがあります。
「仕事のできる人」として紹介されても、評判や口コミを確認してみると、それほどでもないケースがあります。
紹介者と専門家と関係がある場合、評価が偏ることあります。
たとえば「紹介によるキックバック」という仕組みがあると、ひときわ紹介にも力が入るはずです。
専門家との相性という問題もあります。
紹介者にとって相性は良くても、自分にとってしっくりこないというケースもあります。
紹介がベストとは限らないのです。
2つ目のポイントは「変更が難しい」ということです。
相性に強い違和感を覚えたり、知識不足が目立ったりする場合、専門家の変更が推奨されます。
しかし、人から専門家を紹介してもらった場合、心理的に変更が難しくなります。
変更することは、紹介者の顔に泥を塗ることになりかねません。
変更は可能ではあるものの、心理的に難しくなることを頭の片隅に入れておくほうがいいでしょう。
一度紹介してもらったら、その人と最後まで付き合い続けなければいけないリスクがあるということです。
もちろん専門家を紹介してもらうのもいいのですが、それが正解とは限りません。
場合によっては自分で専門家を探したほうがいいこともあります。
専門家選びは、トラブル解決の行方を左右することもあります。
「人の紹介なら絶対安心、絶対大丈夫」という考え方はNGです。
紹介なら間違いないとうのみにするのではなく、じっくりよく考えたうえで判断することが大切なのです。
以前と同じピンチがやってくることがあります。
「このタイプのピンチなら以前にも経験したことがある」と思います。
1回目ほどの焦りや不安はありません。
すでに一度経験していることなので、比較的落ち着いていて、おおまかな対処法もすぐ浮かびます。
しかし、一度経験したことがあるピンチだからといって甘く見ないことです。
以前と同じタイプのピンチがやってきたとき、大切なことが2つあります。
すでに経験しているピンチだからといって油断しないことです。
油断すると、失敗を招きます。
前回と同じピンチだから、対処も同じで良いとは限りません。
原因や条件が前回と同じとは限らないからです。
原因や条件が異なれば、対処も異なる可能性があるため、臨機応変な対応が求められます。
ピンチを甘く見ていると、うまく乗り越えられず、ひどい目に遭う可能性があります。
「本当に前回と同じ対処でいいのだろうか。ほかに良い解決策はないだろうか」と一度立ち止まって冷静に考えたい。
襟を正し、気合を入れ、緊張感を持って立ち向かいましょう。
同じタイプのピンチがやってきたということは、前回のピンチが場当たり的な対処で終わっていた可能性があるということです。
場当たり的な対処は、本当の解決になっていません。
中途半端な対処では、遅かれ早かれ再発が起こり、再びピンチに見舞われます。
トラブルの問題解決は、場当たり的な対処ではなく、根本的な対処が重要です。
3回目が起こることがないよう、今度こそしっかり根本的な対処を行う必要があるのです。
ピンチのとき、かっとなることがあります。
人と接していると、相手の言葉や態度に感情をかき乱されることがあるものです。
冷静でいるつもりでも、つい感情に流されてしまうことがあるもの。
いらいらして頭に血が上ってくると、相手とぶつかりそうになります。
もし怒鳴りたくなったら、次の2つのことを試してみてください。
空には美しい青空が広がっています。
美しい青空を見ていると、心もすっきりします。
青色には、興奮を落ち着かせ、心をリフレッシュさせる効果があります。
晴れではなく、曇りや雨の天気のときもあるかもしれません。
それでもやはり空を見ることには効果があります。
視界いっぱいに空を見ることには、緊張を解き、視野を広げる効果があります。
雲でも雨雲でも、大きなものを見ていると、狭くなっていた心が広がっていくのです。
いったんその場から離れます。
お手洗いに行って手を洗いましょう。
用を足せば、すっきりします。
我慢がなくなることでストレスが減り、身も心も軽くなります。
そして手を洗えば、乱れていた気持ちが落ち着きます。
人は、水に触れると安心する生き物です。
水には気持ちを安定させる作用があるので、手を洗うだけで、とげとげしていた感情がどんどん落ち着きます。
きちんとハンドソープを使って洗えば、ますます効果的です。
お手洗いを出るころには「どうしてあんなにいらいらしていたのだろう?」と不思議に思うことでしょう。
冷静になった状態でピンチに立ち向かえば、大きな山も乗り越えられるのです。
欲張って一度に仕事をこなさないことです。
ピンチのときは強いストレスに襲われるため「早く乗り越えたい」「早くどうにかしたい」と思います。
早く地獄から脱したいため、たくさんの課題がある場合、一度に取りかかる傾向があります。
複数の仕事を同時並行で進めたり、多くの仕事をまとめて片付けようとしたり。
はやる気持ちはわかりますが、ここに落とし穴が潜んでいます。
早く仕事が済むように思えますが、実際は逆です。
マルチタスクで進めると、それぞれの仕事がおろそかになります。
同時に複数の仕事を処理しようとすると、手抜き工事のようになりがちです。
なかなか集中力できないうえ、時間・体力といったリソースも分散します。
中途半端な状態になると、修正が必要です。
たびたび修正が必要となれば、それだけ余計な時間や労力がかかり、貴重なリソースが奪われてしまいます。
最悪、ゼロからやり直しをしなければいけなくなります。
確実な仕事ができなければ、ピンチを乗り越えられません。
最短で済ませるつもりが、かえって余計な時間を取られる結果となるのです。
ピンチを乗り越えるときに大切なのは「一つひとつの仕事を確実に」です。
一つひとつの仕事を確実にこなすために大切なのは、シングルタスクです。
ピンチのときは、すでにぎりぎりの状態のため、確実な仕事が求められます。
大きなピラミッドをつくるイメージです。
一つひとつのブロックを、ずれや隙間がないよう、丁寧に積み上げます。
確実な仕事をするから、形が整い、土台もしっかりして、上へと高く積み上げていけます。
結果として強固で美しいピラミッドが完成するのです。
欲張ってマルチタスクで行うのではなく、シングルタスクで仕上げていきましょう。
できるだけ修正や訂正がないよう、一つひとつの仕事を確実にこなします。
時間や労力はかかるかもしれませんが、いちばん確実です。
長い目で見れば、最短です。
回り道が、いちばん近道です。
たくさんの仕事がある場合、全力で一つひとつのタスクに取り組みます。
集中的に取り組めばそれだけ早く片付き、結果として早く完了できる。
一つひとつの仕事を確実にこなすことで、確実にピンチを乗り越えられます。
ピンチ対応では、やり直しが必要になることがあります。
やり直しには2パターンあります。
ピンチのときは、時間に余裕がない状況のため「途中からやり直す」を選びがちです。
うまくできているところをわざわざやり直す必要はありません。
途中からやり直したほうが仕事が少なくて済むので、早くピンチを切り抜けられるように思われます。
しかし、必ずしも途中からやり直すことが正解とは限りません。
途中からやり直すと、全体のバランスが悪くなったり、前後の流れが不自然になったりすることがあります。
スパゲティのように、ごちゃごちゃすることも少なくありません。
仕事がややこしくなってしまい、最小限の仕事どころか、かえって時間がかかる場合があるのです。
場合によっては、最初からやり直すほうが良いこともあります。
ゼロから始めたほうが設計がうまくいき、思い通りに進められ、結果として良い仕事ができるケースがあります。
プログラムの修正をするときも、途中からやり直すより、いっそのことゼロからやり直すほうが良いケースがあります。
仕事をリセットすることになるため抵抗を覚えますが、途中からやり直すことしか頭にないと、余計な時間が取られかねません。
「途中からやり直すべき」という考えに固執せず、状況に応じて「最初からやり直す」という選択肢も検討してみてください。
遠回りがいちばんの近道になることもあるのです。
ピンチを乗り越えようとするとき、頑張っても終わりが見えないことがあります。
やってもやっても仕事の終わりが見えません。
終わりが見えないと、苦しい時間が永遠に続くのではないかと疑うようになります。
だんだんモチベーションが下がっていき、途中で諦めそうになるのです。
ここが正念場です。
諦めずに続けましょう。
終わりが見えないからといって、終わりがないと勘違いしないことです。
私たちは、終わりが見えないと、永遠に続くような錯覚を引き起こしがちです。
どんな仕事にも、必ず終わりがあります。
ピンチを乗り越えるのは、登山のようなものです。
登山は、ひたすら坂道を登り続けます。
延々と坂道が続くばかりでいくら進んでも終わりがないように見えますが、永遠の道のりではありません。
どんな山にも頂上はあって、いつかは坂道が終わるのです。
終わりがあるから希望を持っていられるし、前に進み続けられます。
「あともう少し」「必ず終わりはある」と自分に言い聞かせながら、どんどん前に進み続けましょう。
終わりが見えなくてモチベーションが下がってきたら、頭の中で終わりをイメージしましょう。
無事ピンチを乗り越え、普段の生活を取り戻している様子や、大きく成長した自分です。
終わりはまだ見えなくても、頭の中であれば想像できます。
どんなピンチも、必ず終わりがあるのです。