本気になっているかどうか。
それがわかるポイントの1つは「細部に対する態度」です。
「細部なんてどうでもいい」
「細部だから手抜きをしよう」
「細かいところなんて誰も見ていない。気づかれることもないだろう」
細部に対する意識が低く、軽視したくなることもあるでしょう。
もちろん厳しい制限があって、やむを得ない場合があるなら別です。
細部にこだわりたくても、予算や時間の都合で難しいこともあるでしょう。
重視したくても、避けられない事情があって、できない場面もあるはずです。
しかし、特別な制限があるわけでもなく、普段から細部を手抜きしているなら話は別です。
もし普段から細部に対する手抜きが当たり前に行われているなら、残念ですが、まだ本気になっていない証拠です。
細部を手抜きするのは、本気になっていない典型パターンの1つ。
嫌なことは少しでも楽をしたいので、自然と手抜きをしたくなります。
本気になっていない人は、細部にこだわるどころか、ばれない程度に手抜きをしようと考えます。
人が見ているときには頑張りますが、人が見ていないときにはサボります。
楽をすることばかり考えていて、質を上げるための工夫は考えません。
そのため、仕事の品質が低くなり、よい結果も出せないのです。
では、本気になっている人はどんな対応をするのか。
本気になっていれば、必ず細部にこだわりたくなります。
仕事であれ、スポーツであれ、芸術であれ、本気になっていれば、細部こそ本領を発揮するポイントです。
「素晴らしい成果を挙げたい!」
「きちんとしたものを仕上げたい!」
本当にそう思うのなら、必ず細部に注目します。
「そんなことしても意味がないよ」と周りから冷やかされても、仕事へのプライドが許しません。
細かいところだからこそ、こだわりたくなります。
仕事に対する真剣で誠実な態度であり、プロとしてあるべき姿。
プラスアルファの工夫を心がけ、常に改善と改革を意識しています。
たとえ人に気づかれなくても、自分の使命として責任を全うしたくなります。
あなたが今している仕事は、細部にこだわっているでしょうか。
自分が本気になっているかどうかがわかる、客観的指標の1つです。
細部だから、手抜きをするのではありません。
細部だからこそ、こだわりましょう。
細部は、あなたの価値観が反映されるところなのです。