真面目な人になるために必要な習慣があります。
それは「最善を尽くす習慣」です。
もちろん手抜きや中途半端のすべてが悪いわけではありません。
たとえば、すでに目標やノルマを達成していることなら、手抜きをするのもわかります。
完璧を目指すと終わりがありません。
すでに合格ラインをクリアしているなら、無理をしないことも大切です。
また、仕方ない事情があって、中途半端になることもあるでしょう。
事故・体調不良・トラブルなど、仕事では思いどおりにいかないことがあるのはよくあること。
手抜きや中途半端が認められる状況があるのも事実です。
しかし、意味も理由もなく、最初から手抜きをするのはよくありません。
最初から手抜きをするのは、真面目ではなく、不真面目です。
手抜きをすると、ミスや失敗を犯しやすくなり、仕事の質が低下します。
仕事の質が悪くなれば、お客さんは不満を持ち、あなたの評価も落ちてしまいます。
仕事をやり直ししなければいけなくなり、二度手間が発生することもあります。
また、仕事の結果が中途半端では、余計な後悔を生む機会が増えます。
「あのとき、もっと頑張っておけばよかった」
「過去に戻って、やり直したい」
「手抜きをした自分が悔しい」
あれこれ思い出してはくよくよして、過去を悔やむことになるでしょう。
過ぎたことを悔やんだところで、終わってからではどうしようもありません。
「少しくらい手抜きをしてもいいよね」
邪念が湧いたときが、運命の分かれ道。
怠け心が出てきても、きちんと振り払い、最善を尽くしましょう。
無理をする必要はありませんが、最善を尽くすことは大切です。
「もう一歩!」
「もう一晩!」
「もう一踏ん張り!」
力強い言葉を自分に言い聞かせ、限界ぎりぎりまで最善を尽くすことが大切です。
たとえ最高の結果は得られなくても、最善を尽くせば、気持ちがすっきりします。
最善を尽くす習慣は、後悔を減らします。
最善を尽くして結果が出なくても「できることはすべてやった」と納得できれば、余計な後悔に苦しまなくて済みます。
いきなり最善を尽くす習慣が難しいなら、少しずつ心がけていくといいでしょう。
新しい習慣を身につけるには、最低でも3週間は必要といわれています。
長く感じますが、無理のない範囲から少しずつ心がければ、あっという間です。
最善を尽くす習慣は、ビジネスだけでなく、プライベートでも心がけたい。
ばかにされようと真面目と言われようと、最善を尽くすことは素晴らしい習慣です。
一度しかない人生を悔いなく生きるために、最善を尽くす習慣を心がけましょう。