執筆者:水口貴博

面接の受け答えが上達する30の心得

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面接で、両親を否定されたときの答え方。

面接で、両親を否定されたときの答え方。 | 面接の受け答えが上達する30の心得

圧迫面接でも、とりわけ非常識を超えた発言が聞かれる場合があります。

最上級とも言うべき非常識な発言と言えば、やはりこれでしょう。

両親の否定です。

面接官から、こんな信じがたい言葉を言われます。

「あなたも最低ですが、そんな育て方しかできなかったあなたの両親も、最低ですね。家族そろって、最低家族ですね」

こんなことを言われて、怒りを感じない人はいないでしょう。

自分を悪く言われるのは耐えられても、両親を悪く言うのは耐えられないものです。

強い怒りがこみ上げ、面接官に強い敵対心を抱く人もいるはず。

しかし、どんなに腹が立っても、ひとまず気持ちを落ち着かせましょう。

怒りや興奮が高ぶると思いますが、社会人なら、面接中に取り乱す姿だけは控えたほうがいいでしょう。

怒りや興奮があっても、とにかくその場だけは落ち着かせ、取り乱すことを抑えます。

では、両親を否定されたことを言われたとき、どうするか。

圧迫面接とはいえ、さすがに限度を超えています。

世の中には、言っていいことと悪いことがあります。

いくら圧迫面接とはいえ、両親を否定するような発言は、あまりに非常識です。

限度を超えた非常識を言われたなら、その企業の体質を疑い、入社を再検討するのが賢明です。

面接でそんな発言や態度をされたなら、入社すれば、もっとひどいことを言われる可能性があります。

この考え方は、セクハラ発言や差別発言でも同じです。

考え方によっては「面接で気づけてよかった」とも言えるのです。

面接の受け答えが上達する心得(23)
  • 面接で両親を否定されたときは、その企業の常識を疑い、入社を再検討する。
話を弾ませるはずの相槌が、相手を不快にさせていませんか。

面接の受け答えが上達する30の心得

  1. 面接の第一印象は、最初の3分で決まる。
  2. 目的のわからない質問をする面接官の意図とは。
  3. 自己PRは、頑張ったことをアピールすることではない。
  4. 褒めてくる面接官は、基本的に裏があると思っていい。
  5. 立派に思える自己PRでも、違法や非常識な内容では、評価を落とす。
  6. 人によって定義が異なる質問には、どう答えるのが適切か。
  7. 面接は、聞かれたことを答える場ではない。
    企業に貢献したい気持ちをアピールする場。
  8. 緊張しているときの自分の反応を思い出せば、必要な対策が見えてくる。
  9. 水商売の経験は、隠すべきか。
  10. 成功談でも、該当者が多ければ、控えたほうが無難。
  11. 「御社が第1志望」では、平凡すぎる。
  12. 特定の質問を聞かれないようにするテクニック。
  13. 面接とは、お見合いのようなもの。
    お互いが選び合う、対等な立場。
  14. 長所を主張するつもりが、短所の露呈になっていないか。
  15. 「など」を省けば、言葉の印象が強くなる。
  16. 面接で複数の質問をするときに心がけたいマナー。
  17. 爽やかな笑顔は、あるものではなく、作るもの。
  18. 大きな成果だけでなく、少しの上達でも、自己PRになる。
  19. なぜ尊敬する人に「親」とは答えていけないのか。
  20. 実感や親しみを得やすい回答のほうが、面接官にも受け入れられやすい。
  21. 丁寧な言葉遣いも、言い方がだらしないと、悪印象。
  22. 悪い過去を正直に話すか。
    嘘をついて切り抜けるか。
  23. 面接で、両親を否定されたときの答え方。
  24. 話を弾ませるはずの相槌が、相手を不快にさせていませんか。
  25. うなずきには2種類ある。
    小さなうなずきと大きなうなずき。
  26. 縁故関係の自慢は、かえって本人の印象を下げる。
  27. 特に笑顔が必要な、2つの瞬間とは。
  28. 面接で笑顔は必須。
    ただし、常に笑顔ばかりも悪印象。
  29. あなたが思う真正面は、本当に真正面か。
  30. 恥ずかしくても、完全に正面を向いたほうが、確実に好印象。

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