執筆者:水口貴博

面接の受け答えが上達する30の心得

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人によって定義が異なる質問には、どう答えるのが適切か。

人によって定義が異なる質問には、どう答えるのが適切か。 | 面接の受け答えが上達する30の心得

面接では、人によって定義が異なる質問をされることがあります。

たとえば「働くとは何か」という質問です。

シンプルですが、奥の深い質問ですね。

面接で突然聞かれると、言葉に詰まりやすいのではないでしょうか。

辞書を使えば、一応、正確な意味を確認できます。

「生計を立てるために一定の職につく」「肉体・知能などを使って仕事をする」などです。

しかし、この質問の本質は、そこではありません。

働く定義は、人によって異なります。

人の数だけ答えが存在すると言ってもいいでしょう。

大切なのは、自分なりに考えて答えることです。

面接官が確認したいのは、正確に答えられるかどうかではありません。

自分なりに考えて、答えられるかどうかです。

たとえその答えが、少し風変わりな内容でもいいのです。

知識・理解・見識が不十分でも、自分なりにしっかり考えて、全力で答えます。

世間の常識や規範の範囲内なら、一定の評価をしてくれるはずです。

人の数だけ答えが存在するのですから、自分の考えは堂々と発言することが最重要です。

人によって定義が異なる質問は、ほかにもあります。

「人生とは何か」「生きるとは何か」「仕事とは何か」

どれも「自分なりに考えて答える」という姿勢は同じです。

正しい答えに惑わされず、自分の意見を、堂々ときちんと言えるかどうかです。

面接の受け答えが上達する心得(6)
  • 人によって定義が異なる質問は、正確な答えではなく、自分なりに答えを出す。
面接は、聞かれたことを答える場ではない。
企業に貢献したい気持ちをアピールする場。

面接の受け答えが上達する30の心得

  1. 面接の第一印象は、最初の3分で決まる。
  2. 目的のわからない質問をする面接官の意図とは。
  3. 自己PRは、頑張ったことをアピールすることではない。
  4. 褒めてくる面接官は、基本的に裏があると思っていい。
  5. 立派に思える自己PRでも、違法や非常識な内容では、評価を落とす。
  6. 人によって定義が異なる質問には、どう答えるのが適切か。
  7. 面接は、聞かれたことを答える場ではない。
    企業に貢献したい気持ちをアピールする場。
  8. 緊張しているときの自分の反応を思い出せば、必要な対策が見えてくる。
  9. 水商売の経験は、隠すべきか。
  10. 成功談でも、該当者が多ければ、控えたほうが無難。
  11. 「御社が第1志望」では、平凡すぎる。
  12. 特定の質問を聞かれないようにするテクニック。
  13. 面接とは、お見合いのようなもの。
    お互いが選び合う、対等な立場。
  14. 長所を主張するつもりが、短所の露呈になっていないか。
  15. 「など」を省けば、言葉の印象が強くなる。
  16. 面接で複数の質問をするときに心がけたいマナー。
  17. 爽やかな笑顔は、あるものではなく、作るもの。
  18. 大きな成果だけでなく、少しの上達でも、自己PRになる。
  19. なぜ尊敬する人に「親」とは答えていけないのか。
  20. 実感や親しみを得やすい回答のほうが、面接官にも受け入れられやすい。
  21. 丁寧な言葉遣いも、言い方がだらしないと、悪印象。
  22. 悪い過去を正直に話すか。
    嘘をついて切り抜けるか。
  23. 面接で、両親を否定されたときの答え方。
  24. 話を弾ませるはずの相槌が、相手を不快にさせていませんか。
  25. うなずきには2種類ある。
    小さなうなずきと大きなうなずき。
  26. 縁故関係の自慢は、かえって本人の印象を下げる。
  27. 特に笑顔が必要な、2つの瞬間とは。
  28. 面接で笑顔は必須。
    ただし、常に笑顔ばかりも悪印象。
  29. あなたが思う真正面は、本当に真正面か。
  30. 恥ずかしくても、完全に正面を向いたほうが、確実に好印象。

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