面接では、正しい姿勢が大切です。
正しい座り方を、おさらいします。
椅子の背の側を、3分の1ほど空けた状態で座りましょう。
座ったときは、椅子の背にもたれません。
背筋は、まっすぐ上に伸ばした状態が理想です。
男性の場合は、足は肩幅に広げ、手は軽く握って、膝の上に置きます。
女性の場合は、両膝・かかと・つま先を付けて、手を重ねて膝の上に置きます。
手を重ねるときは、左手を上にするのが基本です。
正しい姿勢を心がけることで、誠実・真面目・知的などの印象が伝わります。
さて、本題はここからです。
面接のときだけ、正しい姿勢になっていないでしょうか。
面接のときだけ正しい姿勢になれば十分と思いますが、注意したい考え方です。
面接のときだけ正しい姿勢の人は、面接官から見て、すぐわかります。
普段、態度の悪い人が、好きな人の前に限って優しい態度になるのと同じです。
普段していないことを突然しようとすると、ちぐはぐになります。
「不自然」「肩に力が入っている」などの様子が、相手に伝わるのです。
それは、面接でも同じです。
面接のときだけ、正しい姿勢になるのではありません。
普段だらしなく座っている人が、面接に限って正しい姿勢をすると、ちぐはぐになります。
そもそも正しい姿勢は、面接のときだけでなく、普段から心がけることが大切です。
普段からできていれば、面接のときだけ特別に意識する必要はありません。
普段どおりの姿勢をするだけでよくなるのです。