執筆者:水口貴博

箸の使い方の30のマナー

23

箸を、つまようじの代わりにしない。

箸を、つまようじの代わりにしない。 | 箸の使い方の30のマナー

食事をしていると、歯の間に詰まった食べかすが気になることがあります。

「むずむずして気になる!」

その気持ちはよくわかります。

痛くもかゆくもないのですが、歯と歯に詰まった食べかすは、なんとも言えない妙な不快感があるのです。

テーブルにつまようじがあれば、解決はスムーズです。

しかし、店によっては用意されていない場合があります。

「テーブルにつまようじがない。どうすればいい?」

そんなとき驚くべきことに、箸をつまようじの代わりとして使おうとする人がいます。

こうした箸の使い方はいけません。

箸先が傷つくばかりだけでなく、同席者に不快感を与えてしまうからです。

たとえ割り箸でも控えたほうがいい。

箸を使って歯の間にある食べかすを取る様子は、大変見苦しいものです。

本来の箸の使い方に反しています。

この場合、歯ブラシを携帯していれば、解決します。

食事をすることがわかっていれば、携帯用の歯ブラシを持参していきましょう。

歯ブラシ1本なら、場所を取りませんし重くもないはずです。

食後の歯がきれいになるばかりか、息もすっきりします。

食事の際は、常に携帯しておきたいアイテムです。

箸の使い方のマナー(23)
  • 歯ブラシを持参する。
2人一緒に、同じ器の料理を挟まない。

箸の使い方の30のマナー

  1. 箸で人を指さない。
  2. 何を食べようかと、箸を皿の上で迷わせないこと。
  3. 箸で器を引き寄せないこと。
  4. 器の上に、箸を置かない。
  5. 箸で器を叩かない。
  6. 箸から箸へ、食べ物を渡してはいけない。
  7. 食べ物を、箸で突き刺さない。
  8. 一度箸で取ったものを、食べずに器に戻さない。
  9. 食べ物の汁を落としながら食べない。
  10. 吸い物の中身を、箸でかき回さない。
  11. 箸を使って器の中身を探らない。
  12. 吸い物の中で、箸を洗ってはいけない。
  13. 箸先をかじらない。
  14. 箸を持ったまま、おかわりをしない。
    おかわりをしたご飯を、すぐ食べない。
  15. 箸を振り回さない。
  16. ご飯に、箸を突き刺さない。
  17. 箸を使って、口の中いっぱいに食事を押し込まない。
  18. 箸を握らない。
  19. 拝むように、両手で箸を挟まない。
  20. 箸先を、なめない。
  21. 器に口をつけたまま、料理を箸でかき込まない。
  22. 大皿の料理を、自分の箸で取らない。
  23. 箸を、つまようじの代わりにしない。
  24. 2人一緒に、同じ器の料理を挟まない。
  25. 素材の異なる箸を、使ってはいけない。
  26. 箸を持ったまま、他の器を持たない。
  27. 箸を、スプーンのようには使わない。
  28. 割り箸の木くずを取るために、箸をこすり合わせない。
  29. 口や器を使って、箸の先を揃えない。
  30. 箸を、ナイフとフォークのようには使わない。

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