箸は2本の棒からできていますが、料理を切り分けるとき、1本ずつ箸を持って使う人がいます。
たとえば、豆腐のような柔らかい料理が出ると、箸を左右に1本ずつ持ち、一口サイズに切り分けるのです。
そのほか、天ぷらの衣を外したり、肉を切り分けたりするときにも、見かけることがあります。
例えて言えば、ナイフやフォークと似た使い方です。
一見、便利に思える使い方ではあるのですが、マナー違反です。
箸を両手に1本ずつ持って、料理をちぎるのはいけません。
大変見苦しいためやめましょう。
あくまで、箸は箸であり、ナイフやフォークではありません。
ナイフやフォークのように使わないことです。
では、ちぎりたい料理が出てきた場合、どう対処すればいいのでしょうか。
箸をつまむようにして、切るのが一般的です。
もし少し力が必要なときは、懐紙を使って押さえて固定しておくと、切りやすくなります。