執筆者:水口貴博

箸の使い方の30のマナー

20

箸先を、なめない。

箸先を、なめない。 | 箸の使い方の30のマナー

箸を使ってご飯を食べるとき、箸先にご飯粒がつくことがあります。

これが気になり、箸先をなめたくなるときがありませんか。

なめたくなっても、そこでストップです。

赤ちゃんがおしゃぶりをしているかのように見えてしまい、行儀がよくありません。

ご飯粒がつくのは、箸が乾燥しているためです。

さて、そうすると、1つ浮かぶ疑問があります。

どうやって、箸先のご飯粒を取ればいいのか。

箸先をなめていけなければ、ご飯粒の取り方に困りますね。

まず、大前提として押さえておきたいことがあります。

そもそも、ご飯粒が箸先についてしまうような状況がよくありません。

ご飯粒がつかないように箸を使って食べるのが、本来のマナーです。

そのためにどうすればいいのか。

汁物から先に手をつければいいのです。

汁物をいただく際、箸を使って湿らせておけば、ご飯粒がつくことはなくなります。

その意味もあり、和食を頂く際は、汁物から食べ始めるのが一般的です。

しかし、状況によって、汁物がない和食もありますね。

箸先を湿らせておこうと、食事をする前に、箸の先をなめて湿らせるのはタブーです。

では、汁物がない場合はどうすればいいのか。

あらたまった正式な場では、懐紙を使うのが正式なマナーです。

ただし一般的な場なら、茶碗ちゃわんのふちでさっと取るくらいなら許されます。

あからさまな行為になりすぎないよう、さりげなく、さっと取るようにしましょう。

箸の使い方のマナー(20)
  • 箸先にご飯粒がつかないよう、汁物からいただく。
器に口をつけたまま、料理を箸でかき込まない。

箸の使い方の30のマナー

  1. 箸で人を指さない。
  2. 何を食べようかと、箸を皿の上で迷わせないこと。
  3. 箸で器を引き寄せないこと。
  4. 器の上に、箸を置かない。
  5. 箸で器を叩かない。
  6. 箸から箸へ、食べ物を渡してはいけない。
  7. 食べ物を、箸で突き刺さない。
  8. 一度箸で取ったものを、食べずに器に戻さない。
  9. 食べ物の汁を落としながら食べない。
  10. 吸い物の中身を、箸でかき回さない。
  11. 箸を使って器の中身を探らない。
  12. 吸い物の中で、箸を洗ってはいけない。
  13. 箸先をかじらない。
  14. 箸を持ったまま、おかわりをしない。
    おかわりをしたご飯を、すぐ食べない。
  15. 箸を振り回さない。
  16. ご飯に、箸を突き刺さない。
  17. 箸を使って、口の中いっぱいに食事を押し込まない。
  18. 箸を握らない。
  19. 拝むように、両手で箸を挟まない。
  20. 箸先を、なめない。
  21. 器に口をつけたまま、料理を箸でかき込まない。
  22. 大皿の料理を、自分の箸で取らない。
  23. 箸を、つまようじの代わりにしない。
  24. 2人一緒に、同じ器の料理を挟まない。
  25. 素材の異なる箸を、使ってはいけない。
  26. 箸を持ったまま、他の器を持たない。
  27. 箸を、スプーンのようには使わない。
  28. 割り箸の木くずを取るために、箸をこすり合わせない。
  29. 口や器を使って、箸の先を揃えない。
  30. 箸を、ナイフとフォークのようには使わない。

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