和食の席では、テーブルにつまようじが用意されていることがあります。
食後、歯の間に挟まった料理の食べかすが気になり、その際に使うものです。
歯に食べかすが残ったままでは、自分が不快になるだけでなく、笑ったときに相手に食べかすが見えてしまいますね。
お互いに不快ですから、食べかすを除去するために、つまようじが用意されているのです。
年齢とともに歯茎が痩せて、食べかすが詰まりやすくなります。
年配者ほど、つまようじを使う機会が多いのではないでしょうか。
問題は、つまようじの使い方です。
多くの場合、食後にその場で使い始めるのではないでしょうか。
少し気をつけたい瞬間です。
向かい合って座っている同席者に、歯の間の食べかすが見えてしまい、不愉快になります。
食事が終わって、気持ちのよい雰囲気が一気に興ざめしてしまうのです。
もしデートのときなら、嫌われても仕方ありません。
特に目上の人と同席するあらたまった席では、注意が必要です。
では、どう使えばいいのでしょうか。
もし、歯の間の食べかすが気になるようなら、つまようじを持って席を立ち、化粧室で使うようにしましょう。
身だしなみは、見えないところで整えるのがマナーです。
化粧室は、身だしなみを整える場所としても活用しましょう。