執筆者:水口貴博

和食の30の食事マナー

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つまようじは、使い方に注意が必要。

つまようじは、使い方に注意が必要。 | 和食の30の食事マナー

和食の席では、テーブルにつまようじが用意されていることがあります。

食後、歯の間に挟まった料理の食べかすが気になり、その際に使うものです。

歯に食べかすが残ったままでは、自分が不快になるだけでなく、笑ったときに相手に食べかすが見えてしまいますね。

お互いに不快ですから、食べかすを除去するために、つまようじが用意されているのです。

年齢とともに歯茎が痩せて、食べかすが詰まりやすくなります。

年配者ほど、つまようじを使う機会が多いのではないでしょうか。

問題は、つまようじの使い方です。

多くの場合、食後にその場で使い始めるのではないでしょうか。

少し気をつけたい瞬間です。

向かい合って座っている同席者に、歯の間の食べかすが見えてしまい、不愉快になります。

食事が終わって、気持ちのよい雰囲気が一気に興ざめしてしまうのです。

もしデートのときなら、嫌われても仕方ありません。

特に目上の人と同席するあらたまった席では、注意が必要です。

では、どう使えばいいのでしょうか。

もし、歯の間の食べかすが気になるようなら、つまようじを持って席を立ち、化粧室で使うようにしましょう。

身だしなみは、見えないところで整えるのがマナーです。

化粧室は、身だしなみを整える場所としても活用しましょう。

和食の食事マナー(27)
  • つまようじを持って席を立ち、化粧室で食べかすを取る。
食べ終わった器を重ねない。

和食の30の食事マナー

  1. 日本人の手先の器用さは、箸の文化が作った。
  2. 和食マナーの最大のポイントは、箸の使い方。
  3. 箸先は、その人の育ちや教養が垣間見える部分。
  4. 箸使いの美しさは、箸を取るときから始まっている。
  5. 前かがみになり、自分から食器に口を近づけて食べるのはマナー違反。
  6. 和食では、原則としてハンカチは使わず、懐紙を使う。
  7. 懐紙を使う、主な3つの場面。
  8. せっかく汚れを隠すために懐紙を使っても、その場に残していくのは意味がない。
  9. 懐紙は、普段はメモ用紙として持参すれば、邪魔にはならない。
  10. 割り箸は、左右に割るのではなく、上下に割るのが正しいマナー。
  11. 「食べ方は個人の自由」自由と思えるこの言葉には、思わぬ危険が含まれている。
  12. 季節によって会席料理のメニューが変わる大切な意味とは。
  13. 蓋付きの吸い物は、できるだけ早めに手をつける。
  14. 吸い物の蓋が開けにくいときの上手な対処法。
  15. 吸い物の貝が問題だ。
    さて、どう食べる?
  16. 吸い物の蓋を開けたときの水滴。
    あなたはどうしていますか。
  17. ご飯を口に含めたまま香の物を食べるのはいいが、吸い物をいただくのはよくない。
  18. 器を移動させるときの2つの注意点。
  19. 取った蓋は、盆の外に置くのがポイント。
  20. 箸を持ったまま、片手で器を持ち上げない。
  21. 手に持ってよい器。
    手に持ってはいけない器。
  22. 魚の骨の間から、身をつままない。
  23. 刺し身を食べるとき、醤油にわさびを混ぜるのは、控えたい食べ方。
  24. ご飯をおかわりするときのマナー。
  25. 食事中、箸を休めるときのルール。
  26. 使い終わった箸のマナー。
  27. つまようじは、使い方に注意が必要。
  28. 食べ終わった器を重ねない。
  29. おしぼりは、手を拭くためのもの。
    それ以外の用途で使わない。
  30. 食べ残しは、料理人への改善のメッセージになる。

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