執筆者:水口貴博

知的な話し方をする30の方法

28

口数を減らすと、一言の重みが増す。

口数を減らすと、一言の重みが増す。 | 知的な話し方をする30の方法

知的な話し方のマナーとして「口数を減らす」というポイントは欠かせません。

口数が少ないと、それだけ一言の重みが増して、相手にストレートに伝わります。

いまや日本の名役者の1人である高倉健さんは、口数が少ないことでも有名です。

高倉さんは、普段からなかなか自分から話そうとしません。

テレビに出てマイクを向けられても、必要最低限の言葉しか話しません。

しかし、口数が少ないだけに、耳を傾ける私たちはその一言に集中ができます。

じっくり考えたうえで口にしている言葉だということが感じられ、こちらも真剣に聞こうとします。

だらだらした説教のような長話より、シンプルで短い言葉のほうが、心にすっと入ってきます。

かっこよく響きます。

日本のことわざや世界の格言は、常に「一言」です。

一言のほうが、人の記憶に残り、忘れにくく、心に響くからです。

無駄な言葉をそぎとった格言のように、口数も無駄を減らせば、相手の心に響くようになります。

賢者は多く語りません。

仏像は、一言も話しません。

ですが、仏像と向かい合って手を合わせていると、さまざまな声が聞こえてくるような気がします。

相手に伝えたいことがあるなら、言葉の数を減らすことなのです。

知的な話し方をする方法(28)
  • 言葉に重みをつけるために、口数を減らす。
口数が多くなると、言葉だけでなく、人としても軽く見られる。

知的な話し方をする30の方法

  1. 話し方で、あなたが決まる!
  2. 語尾を伸ばすと、品位が下がる。
  3. 「しかし」「でも」「だけど」は、反感を抱かれる話し方。
  4. ばかという人が、ばかにされる。
  5. 「かもしれない」「だと思う」は、心に響かない。
  6. 「たとえ話」は、自分のためにも、相手のためにもなる。
  7. トーンの低い声は、説得力が生まれる。
  8. オーバーな表現を使いすぎると、誰も話を真剣に聞いてくれなくなる。
  9. 要約をして、話がようやくまとまる。
  10. 「ええと」「あのー」を使わない。
  11. 本当の話し上手は、必ず話が短く、テンポがよい。
  12. よく知らない言葉や表現は使わない。
  13. 何でも「Yes」と答える人は、利用される人になる。
  14. 返事が速いと、仲良くなるのも速くなる。
  15. 理由をつけて話をすると、説得力が生まれる。
  16. 正しい日本語を使ってこそ、正しい会話ができる。
  17. 質問する人は、頭がいいと思われる。
  18. 相手の主張を、一部肯定すると、話も聞いてもらいやすくなる。
  19. 声の大きさは、自信の大きさ。
  20. 「要は」を連発する人の話は、いつまでもまとまらない。
  21. 5W1Hを含めると、会話がわかりやすくなる。
  22. 見下した言い方をする人が、見下される。
  23. 自慢話と自己アピールの違い、あなたにはわかりますか。
  24. だから敬語は素晴らしい。
  25. 体験談を、会話の中に含めよう。
  26. 人の評価より、自分の評価を気にしよう。
  27. 差別発言は、品位を下げる。
  28. 口数を減らすと、一言の重みが増す。
  29. 口数が多くなると、言葉だけでなく、人としても軽く見られる。
  30. 興味がない話は、教養として聞けばいい。

同じカテゴリーの作品

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION