「では、何か質問のある方いますか?」
話し合いの最後の質疑応答は、ありふれた光景です。
学校でも、ミーティングの最後に「何か質問ありますか」という言葉は決まり文句になっています。
こんなときに協調性を大切にする日本人は、つい、控えめになります。
本当はちょっと気になっていることがあっても、恥ずかしいという理由から、なかなか手を挙げられません。
協調性を乱したくないからです。
その一方で「はい」と堂々と手を挙げて質問する人もいます。
手を挙げて質問する人は、不思議と頭がよさそうに見えるものです。
質問をするくらいだから、話の内容を深く理解し、疑問が湧いているということが感じられます。
ぼうっと話を聞いている人は、深く考えていませんから、疑問が湧いてくることすらありません。
疑問が湧いて質問をする人は、それだけ話し合いに参加できている証拠であり、深く理解している証拠にもなるのです。
質問は、しないより、したほうがいい。
自分の知的さや頭がいいと思われるためには、質問はしたほうが得なのです。