執筆者:水口貴博

知的な話し方をする30の方法

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ばかという人が、ばかにされる。

ばかという人が、ばかにされる。 | 知的な話し方をする30の方法

「あいつは、ばかだ!」

「ばかだからできない」

「ばかだから仕方ない」

相手を否定することが、癖になっている人がいます。

「ばか」が口癖の人には、注意が必要です。

ばかという言葉を使う人こそが、ばかだからです。

どんなに学歴が高くても外見が整っていても、相手を否定する言葉を口にする人は、その人こそがばかなのです。

次の過程を見てみましょう。

「相手がばかに見える」

「なぜなら自分は相手を理解できるほど、賢く教養も理解力もないから」

「つまり、本当のばかは私なんです」

自分の知的レベルが低いことになりましたね。

ばかという人がばかであるとは、こういうことです。

相手を否定する人は、同時に自分も否定しています。

本人は「相手を否定するほうが、自分のレベルが高くなる」と思っています。

自分は偉い、と勘違いしています。

たしかに相手を否定する人は、それだけ身分が高いような印象を受けます。

しかし、見る人が見れば、人を否定する人ほど教養がなく、理解力がないことをしっかり見抜きます。

ばかという言葉は、子どもたちが好んで使います。

否定的な言葉を覚えて、刺激的なのでしょう。

相手のことをしっかり理解できるほどの余裕もなければ、それ相応の教養もないからです。

しかし、子どもたちも成長をして大人になり、相手のことが理解できるようになれば、必ず「ばか」という言葉を使わなくなります。

相手のことを理解できる人が、相手を否定するはずがないからです。

大人になっても、いまだにばかという言葉を使う人がいます。

30代だけでなく、40代や50代の人でも、相手を否定する言葉が口癖になっている人がいます。

相手のことを理解できるほど経験を積んでいなくて愚かだから、いまだに「ばかばか」と罵っているのです。

「ばか」を言うような大人にならないように、注意しましょう。

知的な話し方をする方法(4)
  • ばかという言葉を、使わないようにする。
「かもしれない」「だと思う」は、心に響かない。

知的な話し方をする30の方法

  1. 話し方で、あなたが決まる!
  2. 語尾を伸ばすと、品位が下がる。
  3. 「しかし」「でも」「だけど」は、反感を抱かれる話し方。
  4. ばかという人が、ばかにされる。
  5. 「かもしれない」「だと思う」は、心に響かない。
  6. 「たとえ話」は、自分のためにも、相手のためにもなる。
  7. トーンの低い声は、説得力が生まれる。
  8. オーバーな表現を使いすぎると、誰も話を真剣に聞いてくれなくなる。
  9. 要約をして、話がようやくまとまる。
  10. 「ええと」「あのー」を使わない。
  11. 本当の話し上手は、必ず話が短く、テンポがよい。
  12. よく知らない言葉や表現は使わない。
  13. 何でも「Yes」と答える人は、利用される人になる。
  14. 返事が速いと、仲良くなるのも速くなる。
  15. 理由をつけて話をすると、説得力が生まれる。
  16. 正しい日本語を使ってこそ、正しい会話ができる。
  17. 質問する人は、頭がいいと思われる。
  18. 相手の主張を、一部肯定すると、話も聞いてもらいやすくなる。
  19. 声の大きさは、自信の大きさ。
  20. 「要は」を連発する人の話は、いつまでもまとまらない。
  21. 5W1Hを含めると、会話がわかりやすくなる。
  22. 見下した言い方をする人が、見下される。
  23. 自慢話と自己アピールの違い、あなたにはわかりますか。
  24. だから敬語は素晴らしい。
  25. 体験談を、会話の中に含めよう。
  26. 人の評価より、自分の評価を気にしよう。
  27. 差別発言は、品位を下げる。
  28. 口数を減らすと、一言の重みが増す。
  29. 口数が多くなると、言葉だけでなく、人としても軽く見られる。
  30. 興味がない話は、教養として聞けばいい。

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