信念や言動が前と変わることを「ブレる」といいます。
信念や言動が前と変わっていると「あの人は芯がない」「意志が弱い」などと言われるでしょう。
一般的に「ブレることはいけない」とされていますが、必ずしもそうとは言い切れません。
一言で「ブレ」といっても「良いブレ」と「悪いブレ」の2つがあります。
それぞれ似て非なるものですから、きちんと区別しておくことが大切です。
悪ぶれとは、芯がなく、意見や信念が簡単に変わってしまうことです。
周りに流されたり、その場の気分に任せて変わったりするのは良くありません。
何度もブレていると「この人は何を考えているのかわからない」「どうせまた言うことが変わるだろう」と不信感を持たれます。
立場のある人の場合、たびたび意見がブレるのは特に良くありません。
上司の発言がたびたび変わると、部下に信頼されなくなります
政治家の意見が頻繁にブレていると、国民からの支持を失ってしまいます。
良いブレとは、成長に伴う変化のことをいいます。
強く主張していた意見でも、学びや経験を積み重ねるうちに、考えが変わることがあります。
「将来は弁護士になる」という夢を持っていた人が、現実や自分の適性を知るうちに、別の夢を抱くようになることもあるでしょう。
「人生でいちばん大切なのはお金」と言っていた人が、大病を患った後「人生でいちばん大切なのは健康」と考えを改めることもあります。
学びや経験を積み重ねるうちに、価値観が変化し、結果として以前とは異なる意見を持つようになることがあります。
時には真逆の意見に変わることも珍しくないのです。
自分の人生を振り返ってみてください。
きっと今まで何度もブレたことがあったはずです。
年齢を重ねるにつれて、前とは違った意見を持つようになるのは自然なことです。
「ブレる」という言葉は悪い意味で使われがちですが、一概にそうとはいえません。
成長に伴う価値観の変化であれば、それは「良いブレ」なのです。
人は成長する生き物です。
成長の結果、前と言うことが変わることもあります。
自分の意見が以前と変わったとき、良いブレと悪いブレのどちらなのか区別することです。
良いブレであれば、自分の成長に自信を持っていいのです。