私たちは、将棋やトランプのルールを知っています。
将棋もトランプも、基本ルールのほか、変則ルールやテクニックもあったりして、覚えることがたくさんあります。
それでも私たちは知っているし、今でもよく覚えています。
将棋やトランプのルールは、いつ覚えたのでしょうか。
昔、友達と将棋やトランプをしながら、自然とルールを覚えていったはずです。
遊びながら「これはこうして、このときはこうなる」と覚えていきました。
ルールやテクニックを覚えることも勉強の1つですが、遊びとして楽しんでいたので勉強という感覚はありません。
しかも遊んだことは不思議と長く覚えているもの。
この面白い現象は、私たちが普段勉強するときにも応用できます。
何かを勉強するとき「学ぶ」ではなく「遊ぶ」と考えましょう。
たとえば、英語を勉強するときは「英語を学ぶ」ではなく「英語で遊ぶ」と考えてみてください。
地理や漢字の勉強をするときは「地理を学ぶ」「歴史を学ぶ」ではなく「地理で遊ぶ」「漢字で遊ぶ」と考えてみてください。
言い換えるだけでなく、本当に遊ぶつもりで取り組んでみるのです。
遊ぶつもりで英語に触れ、遊ぶつもりで地理に触れ、遊ぶつもりで漢字に触れます。
「学ぶ」という響きには堅苦しい感じがありますが「遊び」という響きにはわくわく楽しそうな感じがありますね。
あくまで「遊び」として触れることが大切です。
すると、どうでしょう。
不思議と楽しく学べるし、知識もすいすい頭に入ってくるはずです。
「よし、今日も頑張って勉強するぞ!」ではなく「よし、今日もたくさん遊ぶぞ!」と考えましょう。
遊ぶと思えば、わくわくして明るい気持ちになれるし、自然と知識も頭に入ってきます。
覚えたことは忘れにくいというメリットもあります。
たっぷり遊べば、いつの間にかたっぷり勉強できています。
数字やデータとして記録に残すと、見える化のおかげで遊び感覚がますます盛り上がるのでおすすめです。
勉強するときは、遊ぶ感覚で取り組むとうまくいくのです。