あるとき、飲食店でげっぷの音を耳にしました。
しかも響くような大きな音で、堂々とげっぷをしているのです。
その人は一人客です。
おそらく「自分一人で食事をしているのだからかまわないだろう」と思っていたのでしょう。
これは誤解です。
たとえ同席者はいなくても、周りにお客さんがいれば、音は届きます。
隣席はもちろん、少し離れた席にまで聞こえてしまうのです。
食事中のげっぷは、マナー違反です。
多くの人に下品と受け取られます。
あの独特の音を心地よいと感じる人はいません。
わずかでも聞こえると、せっかくの食事の味わいが損なわれます。
特に欧米では、おなら以上に嫌われていて、重大なマナー違反とされています。
食事中うっかりげっぷをしようものなら、露骨に嫌な顔をされることもあるのです。
誰かと食事していれば、同席者が注意してくれます。
一方、1人で食事しているときは、同席者がいないので、誰も注意してくれません。
注意されないから自分のマナー違反に気づけず、ずっと続いてしまうのです。
1人で食事をしているときでも、周りにいる人のことを考えるようにしたい。
悪気はないとしても、できるだけげっぷを避けるのがマナーです。
これが公共空間の思いやりです。
げっぷをしたくなったら、せめて音を抑えるような出し方を心がけましょう。
たとえば、顎を引いて唾を飲み込むようにすると、音を抑えつつ、胃の中の空気を上手に吐き出せます。