無愛想な人がいます。
仏頂面で表情に乏しい。
言葉遣いも雑で、態度も悪い。
そんな人がいると「嫌だなあ、感じが悪いなあ、あまり関わりたくないなあ」と思ってしまいますね。
プライベートならまだ距離の置きようはありますが、仕事となるとそうはいきません。
「関わらなければいけない」という状況があります。
部下だったり、チームメンバーだったり、お客さまだったり。
そんなときの「良い考え方」があります。
あえてゲームとして取り組もうではありませんか。
名付けて「笑顔にさせるゲーム」です。
「よし、この人を意地でも笑わせてやろう!」と思いながら接してみてください。
抵抗があって「そんなことはできない」と思いますが、ここはひとつ、頭を柔らかくして取り組みたい。
抵抗があることも含めて、ゲームです。
これはなかなか難しいことです。
難しいからゲームにできるのです。
ゲームと思えば、モチベーションとなり、やる気が湧いてきます。
相手は乱暴な態度でも、こちらは丁寧な態度で接します。
相手は無表情でも、こちらは明るい表情で接します。
なかなか笑顔を見せてくれないなら、それだけ頑張りがいがあります。
なかなか相手が笑ってくれなくても諦めません。
何が何でも丁寧に接して、何とか笑顔を見せて、粘り強くチャレンジします。
ここで思い出したいのは「鏡の法則」です。
人間関係には「こちらが笑顔を見せると、相手も笑顔を見せる」という、鏡のような面白い法則があります。
こちらから先に笑顔を見せることで、相手も自然と笑顔を見せてくれるはずです。
この法則を利用すれば、意外と簡単に相手を笑顔にできるので、ぜひ試してみてください。
うまく相手が笑ってくれれば「ワンポイント」としてカウントしましょう。
どんどんポイントを重ねていくと「いいこと」が待っています。
ゲームがうまくいけば「相手と関係が良くなる」というご褒美が待っています。
このゲームの良いところは、仕事や人間関係にもプラスに働く点です。
「何とか笑わせてやる。意地でも笑顔にさせてやる」と思えば、自然とコミュニケーションは増えるし、接する態度も良くなります。
相手と接することへのストレスが減って、むしろ楽しくなるのです。
「嫌だなあ」と思うからストレスなのであって「ゲーム」と思えば楽しくなります。
無愛想な人は「笑顔にさせるゲーム」として取り組めば、楽しくなるのです。