雨の日や雨上がりにできるものといえば「水たまり」です。
地面のくぼみに雨水がたまっています。
小さな水たまりもあれば大きな水たまりもあり、水はけが悪い道ではあちらこちらにできています。
この水たまりは、ちょっとしたストレスです。
足元に注意しなければいけません。
左右にくねくね歩かなければいけません。
よけるために軽いジャンプをしなければなりません。
水たまりのある道を歩くのは気を遣う必要があって、ちょっと大変に感じるでしょう。
もし水たまりにストレスを感じたら、思い出してほしいことがあります。
幼い子どもだったころの自分です。
幼い子どもだったころの自分を思い出してください。
幼稚園のころや小学校低学年のころです。
まだ幼い子どもだったあなたは、水たまりを面白がっていたでしょう。
わくわくしながら、水たまりをよけて歩いていた時期があったはずです。
大きな水たまりがあれば、ぴょんとジャンプして楽しんでいたでしょう。
無意識のうちに水たまりをアスレチックと見なし、ゲーム感覚で楽しんでいました。
頭が柔らかいというのは本当に素晴らしい。
子どもは目の前にあるものを何でも遊びに変えてしまいます。
ところが今はどうでしょうか。
水たまりは見飽きました。
ゲーム感覚も失われました。
水たまりを見ても「歩きにくい」「靴が汚れる」としか思わなくなりました。
すっかり大人の思考に染まってしまい、水たまりに対する遊び心がなくなってしまいました。
これでは水たまりをストレスに感じるのも当然です。
いま一度、昔の自分を思い出してください。
童心に返って、ゲーム感覚で水たまりをよけてみましょう。
「そういえば、昔はこんなふうに遊んでいたよね」
童心を思い出せば、道に水たまりがあっても、いらいらすることはなくなります。
むしろ水たまりをよけて歩くのが楽しくなるでしょう。
水たまりにいらいらするのと楽しむのとでは大違いです。
今度水たまりを見つけたときは、童心を思い出して、ゲーム感覚で楽しんでください。
足取りが軽くなるでしょう。
水たまりにわくわくできるでしょう。
たくさん水たまりがあれば、それだけよける楽しみが増えます。
ちょっと足元が汚れてもご愛嬌です。
汚れたらまた洗えばいいことです。
水たまりは、自然が生み出したアスレチックです。
水たまりは、いらいらするものではなく、ゲーム感覚で楽しむものです。