公開日:2025年3月12日
執筆者:水口貴博

ネット社会を上手に生きる30の方法

10

なぜ課金ゲームは、やればやるほどやめられなくなるのか。

なぜ課金ゲームは、やればやるほどやめられなくなるのか。 | ネット社会を上手に生きる30の方法

アプリの課金で、お金を使いすぎてしまうことがあります。

使いすぎていることがわかっていても、なかなかやめられないという人もいます。

無料のゲームならいいのです。

いくら遊んでも、お金は一切かかりません。

もちろんゲームのやり過ぎには要注意ですが、やりすぎたからといって大金を失うことはありません。

しかし、ゲームの中には課金が必要なものがあり、これはトラブルの元になっています。

「いつの間にか子どもが高額な課金をしていた」「課金のしすぎで生活費が火の車」といった話は枚挙にいとまがありません。

子どもだけでなく、大人でもよく聞かれるトラブル事例です。

オンラインゲームで課金が止まらなくなり、気づけば高額に達していたというケースがあります。

少額の課金が積み重なると、総額がわからなくなります。

「普通にやめればいいのに」と思いますが、なかなか目の前の誘惑には勝てません。

昭和の流行歌『スーダラ節』の「わかっちゃいるけどやめられない」というフレーズのごとく、つい課金がしすぎるのです。

サンクコスト効果

なぜ課金ゲームは、やればやるほど、やめられなくなるのか。

簡単にやめられるだろうと思うのですが、そう単純ではありません。

最初は少し楽しむつもりでも、やればやるほどゲームの楽しさにハマり、課金も増えます。

課金をすればするほどやめにくくなり、課金沼から抜け出せなくなる

これを心理学で「サンクコスト効果」といいます。

課金額が大きくなると「こんなにたくさんお金を使ったのだから、ここでやめるのはもったいない」という心理となります。

「ここでやめたら何も残らない」という恐怖感にも襲われます。

やめることに強い抵抗感が覚え、やめるにやめられなくなります。

そうしてどんどん課金を続けてしまい、気づけば、大金を失っているのです。

課金がやめられなくなったら、サンクコスト効果のことを思い出してください。

そういう心理があると知っておくだけでも、抑止が働きます。

「自分は今、サンクコスト効果に惑わされているな」と思うと、はっとわれに返り、目が覚めます。

自分を滑稽な目で見ることも必要です。

自分を客観視できるようになり、冷静な思考を取り戻せるのです。

やめるときはすぱっとやめることです。

「使ったお金はすべて無駄になるが、それで良い」という強い覚悟を持つことが大切です。

アプリを再インストールできなくさせる方法もあるので、興味のある方は検討してみてもいいでしょう。

やめてしまうと、今まで費やした時間とお金を捨てることになりますが、まったく悪いことではありません。

今やめておけば、今後の無駄を最小限に抑えられます。

長い人生から考えると、まだまだ取り返しが付きます。

「高い授業料になった」と思えば、同じ過ちを二度と繰り返さなくなるのです。

ネット社会を上手に生きる方法(10)
  • 課金ゲームがやめられなくなったら、サンクコスト効果の心理に惑わされている自分に気づく。
  • 今まで費やしたお金が無駄になったとしても、すぱっとやめる。
ネットにある情報を、すべて信じるのは要注意。

ネット社会を上手に生きる30の方法

  1. 今やネットもスマホも、現代人にとって当たり前のツールとなった。
  2. インターネットでは、情報の伝わるスピードが桁違いに速い。
  3. 「ネットの投稿は二度と消えない」と思うくらいでちょうどいい。
  4. ネットに匿名は存在しないと思っていい。
  5. 情報に強い人は、時間を置く。
  6. みんなが「いいね」と言っているからといって、同じ意見を言わなければいけないわけではない。
  7. ニュースで知らない地名が出てきたら、調べる癖をつけよう。
  8. ファミリールールを作って、子どもと共有することが大切。
  9. 「ネット上で知り合った人と会ってはいけない」というルールは、今や時代遅れ。
  10. なぜ課金ゲームは、やればやるほどやめられなくなるのか。
  11. ネットにある情報を、すべて信じるのは要注意。
  12. 「エコーチェンバー現象」「フィルターバブル現象」に気をつけろ。
  13. 情報の価値は、人によって異なる。
  14. 安易に自分の情報を教えるのは、トラブルの元。
    個人情報に関しては、注意をしてしすぎることはない。
  15. ネットの情報だけで、わかった気にならないこと。
  16. 他人のIDとパスワードは、無断で使用しないこと。
  17. ネットの利用ルールを決めておく。
  18. ネットトラブルに遭った話を笑ってはいけない。
  19. 怪しいサイトからアプリをダウンロードしない。
  20. ネットのコミュニケーションは、リアル以上に難しい。
  21. ネットトラブルに遭ったとき、自分で解決するのがベストとは限らない。
  22. ネット炎上に加担する人になってはいけない。
  23. カメラを向けてはいけない場がある。
    モザイクをかけても、投稿してはいけない写真がある。
  24. 1日に2時間以上スマホをしている人に気づいてほしいこと。
  25. ネット依存・スマホ依存になっていると気づいているだけ、幸い。
  26. スマホが原因で生活リズムが崩れているなら、黄信号と思ったほうがいい。
  27. スマホから離れる時間を作ってみるのも悪くない。
  28. ネット社会だからこそ、会って話したほうが早いことがある。
  29. いつまでも親は守ってくれない。
    最終的にネットのリスクから身を守るのは、自分自身。
  30. ネットの世界はどんどん変化を遂げている。
    メディアリテラシーを高めておくに越したことはない。

同じカテゴリーの作品

HAPPY LIFESTYLEからおすすめの3冊

3:57

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION