公開日:2025年3月12日
執筆者:水口貴博

ネット社会を上手に生きる30の方法

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カメラを向けてはいけない場がある。モザイクをかけても、投稿してはいけない写真がある。

カメラを向けてはいけない場がある。モザイクをかけても、投稿してはいけない写真がある。 | ネット社会を上手に生きる30の方法

SNSでのある写真投稿が大きな問題となりました。

ある美容医師が、海外で行われた解剖研修の場を撮影し、モザイクをかけたうえでSNSにアップしました。

これが大きな問題となったのです。

SNSでは大炎上。

本人はモザイクが一部外れた献体写真があったと謝罪し、投稿記事はすぐ削除されました。

しかし、問題はそこではありません。

たとえすべて完全にモザイクがかかっていたとしても、炎上は免れなかったでしょう。

献体を冒瀆ぼうとくする行為だからです。

献体は、純粋な善意によって提供されたものです。

そこには「自分の死後、医学・医療の発展に役立ちたい」というご本人の生前のご意思と、ご家族の理解と協力があります。

生前のご意思には感謝と尊敬の念を覚えます。

にもかかわらず、篤志家によって提供された献体を軽い気持ちで撮影し、SNSにアップしたことが問題です。

あたかも献体を「見せ物」であるかのように扱うことは極めて失礼なことであり、倫理にもとる行為。

ご遺体をささげたご本人やご家族を愚弄ぐろうするような行為といえます。

そもそも解剖研修の場では、スマホ撮影は厳禁のはずです。

倫理観は、常に忘れてはならないものなのです。

ある美容医師による炎上トラブルですが、私たちにとっても人ごとではありません。

世の中には「カメラを向けてはいけないもの」があります。

「モザイクをかけても投稿してはいけない写真」があります。

事故現場、災害現場、深い悲しみに暮れる人々。

大けがをした人や、ご遺体を目にすることもあるかもしれません。

平和な日常を送っていても、ふいにそういう場が訪れる可能性はあります。

とっさにカメラを向けたくなりますが、そういうときこそ冷静になり、倫理観を思い出すことです。

「自分がやろうとしていることは倫理に背いていないか」と、客観的に見ることが大切です。

スマホが広く普及し、気軽に写真をSNSにアップできるようになりました。

「1億総カメラマン」ともいえる時代です。

カメラの性能も高くなり、動画撮影も簡単にできるようになりました。

こういう時代だからこそ、逆に倫理観が求められ、SNSに上げてはいけないものに慎重になることが必要です。

ネット社会を上手に生きる方法(23)
  • 常に倫理観を持ち「カメラを向けてはいけない場」「モザイクをかけても投稿してはいけない写真」には気をつける。
1日に2時間以上スマホをしている人に気づいてほしいこと。

ネット社会を上手に生きる30の方法

  1. 今やネットもスマホも、現代人にとって当たり前のツールとなった。
  2. インターネットでは、情報の伝わるスピードが桁違いに速い。
  3. 「ネットの投稿は二度と消えない」と思うくらいでちょうどいい。
  4. ネットに匿名は存在しないと思っていい。
  5. 情報に強い人は、時間を置く。
  6. みんなが「いいね」と言っているからといって、同じ意見を言わなければいけないわけではない。
  7. ニュースで知らない地名が出てきたら、調べる癖をつけよう。
  8. ファミリールールを作って、子どもと共有することが大切。
  9. 「ネット上で知り合った人と会ってはいけない」というルールは、今や時代遅れ。
  10. なぜ課金ゲームは、やればやるほどやめられなくなるのか。
  11. ネットにある情報を、すべて信じるのは要注意。
  12. 「エコーチェンバー現象」「フィルターバブル現象」に気をつけろ。
  13. 情報の価値は、人によって異なる。
  14. 安易に自分の情報を教えるのは、トラブルの元。
    個人情報に関しては、注意をしてしすぎることはない。
  15. ネットの情報だけで、わかった気にならないこと。
  16. 他人のIDとパスワードは、無断で使用しないこと。
  17. ネットの利用ルールを決めておく。
  18. ネットトラブルに遭った話を笑ってはいけない。
  19. 怪しいサイトからアプリをダウンロードしない。
  20. ネットのコミュニケーションは、リアル以上に難しい。
  21. ネットトラブルに遭ったとき、自分で解決するのがベストとは限らない。
  22. ネット炎上に加担する人になってはいけない。
  23. カメラを向けてはいけない場がある。
    モザイクをかけても、投稿してはいけない写真がある。
  24. 1日に2時間以上スマホをしている人に気づいてほしいこと。
  25. ネット依存・スマホ依存になっていると気づいているだけ、幸い。
  26. スマホが原因で生活リズムが崩れているなら、黄信号と思ったほうがいい。
  27. スマホから離れる時間を作ってみるのも悪くない。
  28. ネット社会だからこそ、会って話したほうが早いことがある。
  29. いつまでも親は守ってくれない。
    最終的にネットのリスクから身を守るのは、自分自身。
  30. ネットの世界はどんどん変化を遂げている。
    メディアリテラシーを高めておくに越したことはない。

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