公開日:2023年12月10日
執筆者:水口貴博

トラブル対応に強くなる30の方法

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トラブルを起こされても、相手を恨まないこと。

トラブルを起こされても、相手を恨まないこと。 | トラブル対応に強くなる30の方法

貸した本を汚された。

駐車中の車にぶつけられた。

大切にしているものを壊された。

そんなとき、ふつふつ怒りが湧いてきて、相手を恨みたくなるでしょう。

「トラブルだ! なんてひどい人なのだろう! なんてひどいことをするのだろう!」と思うかもしれません。

腹立たしく感じるところかもしれませんが、ここは冷静になりたいところです。

一呼吸置いて、熱くなった頭を冷やしましょう。

まず大切なことは「トラブルを起こした人を恨まない」ということです。

悪気はありません。

わざとやったわけではないはずです。

ほとんどの場合、ちょっとした不注意によるものでしょう。

不注意は誰にもでもあることです。

あなたも、自分の不注意で誰かに迷惑をかけてしまったことがあるはずです。

「自分も人のことは言えない」と思えば、優しい気持ちになれます。

その人が犯したトラブルは憎むべきですが、その人自身まで憎むのは良くありません。

相手が平身低頭で謝っているなら、それでいいことです。

誠実な謝罪があって、十分反省もしています。

被害金額が大きい場合は、弁償してもらえばいいことです。

被害額が小さいなら、いっそのことこちらで負担するのも悪くありません。

なかったことにすることも良し。

あまり細かいことは気にせず、寛大になることも大切です。

究極のポジティブ思考で「新しいものに買い換えるチャンスができた」という発想をしてみるのもいいでしょう。

自分の器を試す良い機会です。

人生では、あまり細かいことは気にせず、水に流すことも大切なのです。

トラブル対応に強くなる方法(25)
  • トラブルを起こされても、相手を恨まない。
大丈夫でないときは「大丈夫じゃない」と答えるのが正解。

トラブル対応に強くなる30の方法

  1. トラブルのない人になるのではない。
    トラブルに強い人になるのだ。
  2. 「トラブルは起きるもの」という意識を持つ。
  3. トラブルが起こったら放置しない。
  4. トラブル対策は、大きく3つしかない。
  5. トラブルを乗り越えるときは、集中力が欠かせない。
  6. トラブル対応が大変だと言う人は、勘違いをしている。
  7. トラブル対応は、常に優先すべきこと。
  8. なぜトラブルを面倒くさがってはいけないのか。
  9. トラブル対応は、やる気がなくても取り組む。
  10. トラブルは、原因がわかるだけでもありがたいこと。
  11. トラブル対応に焦りは禁物。
    ただし、緊張感は必要。
  12. トラブルが起こったとき、相談できる人はいるか。
  13. トラブルの元は、できるだけ排除しておくに越したことはない。
  14. 「自分の尻は自分で拭く」が、正しいとは限らない。
  15. お金を貯めておくことが、トラブル対策にもつながる。
  16. 「最悪のトラブル」という口癖は、直しておくほうがいい。
  17. トラブルが起こったのを、運や偶然のせいにしない。
  18. 「早くしなければ間に合わない」は、事実であっても、考えないほうがいい。
  19. 作業現場におけるトラブル対応の3原則とは。
  20. トラブルは、手短に対応しようとすると、長引く。
    丁寧に対応しようとすると、短くなる。
  21. トラブルがたくさんあるのはいい。
    同じトラブルが繰り返されるのがいけない。
  22. トラブルのストレスを、飲食で解消させない。
  23. トラブル対応で忙しくても、息抜きは必要。
  24. トラブルを美化しない。
  25. トラブルを起こされても、相手を恨まないこと。
  26. 大丈夫でないときは「大丈夫じゃない」と答えるのが正解。
  27. 老化現象・経年劣化を、トラブルと勘違いしない。
  28. 大きなトラブルほど、人生の転機になる。
  29. トラブルの芽を摘むことも、トラブル対応の1つ。
  30. 長期戦のトラブル対応では、頑張りすぎないことが大切。

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