公開日:2023年12月10日
執筆者:水口貴博

トラブル対応に強くなる30の方法

  • トラブルのない人になるのではない。
    トラブルに強い人になるのだ。
トラブル対応に強くなる30の方法

トラブルのない人になるのではない。
トラブルに強い人になるのだ。

私たちは、トラブルのない人になりたがろうとします。
誰でもトラブルは嫌なもの。
できることなら避けたいと思います。

「トラブルは起きるもの」という意識を持つ。

「大変だ! トラブル発生だ! どうしよう?」と騒ぐ人がいます。
トラブルに騒ぐ人は「トラブルは起きない」と思っているからです。
それは誤解です。

トラブルが起こったら放置しない。

「トラブルは解決したほうがいいのでしょうか」と人に聞く人がいます。
これほどナンセンスな質問はありません。
トラブルは、解決したほうがいいかどうかの問題ではなく、解決しなければいけないものです。

トラブル対策は、大きく3つしかない。

トラブル対策は、3つしかありません。
「トラブルの想定」「防止策の実施」「発生時の対応」です。
この3つをきちんと考えておくだけで、トラブルに強くなれます。

トラブルを乗り越えるときは、集中力が欠かせない。

トラブルを乗り越えるときに大切なのは「集中力」です。
片手間でトラブルを乗り越えられるなら誰も苦労しません。
「テレビを見ながら」「お菓子を食べながら」「だらだらしながら」といった片手間状態では、集中していないのも同然です。

トラブル対応が大変だと言う人は、勘違いをしている。

トラブルは厄介なものです。
まず大きなストレスがあります。
対応には時間や労力がかかります。

トラブル対応は、常に優先すべきこと。

「今仕事が忙しくて、トラブル対応に割く時間がない」と言う人がいます。
この言い分に違和感を覚えるかどうかです。
トラブル対応を後回しにするのは良くありません。

なぜトラブルを面倒くさがってはいけないのか。

そもそもトラブル対応は面倒くさいものです。
面倒くさくないトラブルはありません。
大きなトラブルはもちろんですが、小さなトラブルも面倒くさく感じるものです。

トラブル対応は、やる気がなくても取り組む。

トラブルが起こったとき「やる気が出ないので取り組めません」と言う人がいます。
やる気が出るまで待つ必要はありません。
やる気はなくていいのです。

トラブルは、原因がわかるだけでもありがたいこと。

トラブルには、大きく2つあります。
(1)原因がわかっているトラブル
(2)原因がわからないトラブル

トラブル対応に焦りは禁物。
ただし、緊張感は必要。

トラブル対応のとき、焦りは禁物です。
焦っていると、正常な判断ができません。
系統立てて考えるためにも、良い解決策を見つけるためにも、冷静な思考は必要不可欠です。

トラブルが起こったとき、相談できる人はいるか。

トラブルが起こったとき、相談できる人はいますか。
直属の上司、職場の先輩、産業カウンセラーなど。
プライベートであれば、家族、友人、恋人などが挙げられるでしょう。

トラブルの元は、できるだけ排除しておくに越したことはない。

トラブルの元は、一見すると普通です。
今はまだ何も起こっていません。
とても静かで平穏で、表向きは問題ないように思えます。

「自分の尻は自分で拭く」が、正しいとは限らない。

「私のミスで起こったトラブルなので、私がやります」
そう言って、自分が起こしたトラブルを、自分ですべてやろうとする人がいます。
自分が犯した失敗は自分に責任があるので、人に頼らず、自分一人でなんとかしようとするのです。

お金を貯めておくことが、トラブル対策にもつながる。

専門家を頼るにも、お金が必要です。
仕事を外注するにも、お金が必要です。
病院で治療を受けるにも、お金が必要です。

「最悪のトラブル」という口癖は、直しておくほうがいい。

「最悪のトラブル」という口癖の人がいます。
ことあるたびに「最悪のトラブル」と口にします。
仕事でミスをしたとき「最悪のトラブルだ」と騒ぎます。

トラブルが起こったのを、運や偶然のせいにしない。

トラブルが起こったとき、運や偶然のせいにする人がいます。
「運が悪くてこうなった」「偶然こうなった」と言うのです。
これは誤解です。

「早くしなければ間に合わない」は、事実でも、考えないほうがいい。

トラブルのときよくあるのが「早くしなければ間に合わない」と思うことです。
トラブルのとき、たっぷり時間がある状況はなかなかありません。
むしろ時間が限られている状況がほとんどです。

作業現場におけるトラブル対応の3原則とは。

工事や建設などの作業現場では「トラブル対応の3原則」と呼ばれるルールがあります。
「止める・呼ぶ・待つ」です。
それぞれが重要であり、相互に関係し合っています。

トラブルは、手短に対応しようとすると、長引く。
丁寧に対応しようとすると、短くなる。

トラブルが起これば、誰でも早く解決したいと思うもの。
トラブルを長引かせたいと思う人はいません。
とにかく一刻も早くトラブルから解放されたい一心のはずです。

トラブルがたくさんあるのはいい。
同じトラブルが繰り返されるのがいけない。

トラブルがたくさんあるのは良いことです。
それは新しいことにチャレンジしている証拠です。
新しいことにチャレンジすると、あるときトラブルが起こります。

トラブルのストレスを、飲食で解消させない。

トラブルのときは、大きなストレスが襲ってきます。
いらいらしたり、むしゃくしゃしたり、腹が立ったりするものです。
そうしたストレスを飲食で解消させようとする人がいますが、ここは要注意ポイントです。

トラブル対応で忙しくても、息抜きは必要。

トラブル対応は、時間との闘いです。
のんびりしている暇はありません。
トラブル対応は優先度の高い仕事です。

トラブルを美化しない。

「トラブルから学ぶことが多い。トラブルはチャンスになることもある。だからトラブルを起こしてもいい」と言う人がいます。
たしかにトラブルから得られることはあります。
トラブルは、見方を変えれば、貴重な経験です。

トラブルを起こされても、相手を恨まないこと。

貸した本を汚された。
駐車中の車にぶつけられた。
大切にしているものを壊された。

大丈夫でないときは「大丈夫じゃない」と答えるのが正解。

大きな問題やトラブルに見舞われたとき、心配の声をかけられることがあります。
必死の様子、余裕のない様子が目立つのでしょう。
今にもぱたんと倒れそうな雰囲気が出ているのかもしれません。

老化現象・経年劣化を、トラブルと勘違いしない。

「白髪が増えた。トラブルだ!」と言う人がいます。
白髪はトラブルではありません。
病気でもありません。

大きなトラブルほど、人生の転機になる。

大きなトラブルが起こったら、ガッツポーズで喜んでください。
「これはきっと人生の転機になるに違いない!」と。
トラブルが大きなものであればあるほど、人生の転機になります。

トラブルの芽を摘むことも、トラブル対応の1つ。

トラブルの芽を見つけたとき、どうするかです。
見た目はまだ小さくてかわいく思えるかもしれませんが、油断は禁物です。
トラブルの芽は、遅かれ早かれ、大きくなります。

長期戦のトラブル対応では、頑張りすぎないことが大切。

トラブル対応では、長期戦になることがあります。
短期で解決するのは難しく、数カ月・数年といった歳月を要することがあります。
長期戦で大切なのは「頑張りすぎないこと」です。

全文

プロローグ
1

トラブルのない人になるのではない。トラブルに強い人になるのだ。

トラブルのない人になるのではない。トラブルに強い人になるのだ。 | トラブル対応に強くなる30の方法

私たちは、トラブルのない人になりたがろうとします。

誰でもトラブルは嫌なもの。

できることなら避けたいと思います。

トラブルゼロの人生なら、どれほど快適で素晴らしいことでしょう。

しかし、残念ですが、トラブルのない人になるのは、現実的に不可能です。

そんなうまい話はありません。

誰でも必ずトラブルを経験します。

世の中にトラブルを一度も経験したことがない人はいません。

仕事でも人間関係でも何でも、生きているかぎり、大なり小なりトラブルを経験します。

人によって、多かったり少なかったりなど差はありますが、トラブルゼロで生きるのは事実上不可能です。

人生にトラブルはつきものなのです。

では、どうするか。

トラブルのない人になるのではありません。

トラブルに強い人になるのです。

人生にトラブルはつきものですから、発想を転換して、トラブルに強い人になるのが賢い人生戦略です。

トラブルに強い人になれば、どんなトラブルがやってきても怖くありません。

小さなトラブルから大きなトラブルまで、堂々と立ち向かえ、スムーズな対応を実現できます。

最小限の努力で、最大の効果を発揮できます。

「来るなら来い! すぐトラブルを解決してやる!」となります。

これが人生を積極的に生きるということです。

トラブルに強い人になるのは、難しいことではありません。

トラブル対応には、いくつかのポイントがあり、定番の定石があります。

  • 落ち着いて行動すること
  • 状況を紙に書き出し、やるべきことを整理すること
  • 余計な先延ばしはせず、前倒しで取りかかること
  • 余計な言い訳をしないこと
  • 自分に非があれば、素直に謝ること
  • 謝罪の方法に迷ったときは、丁寧なほうを選ぶこと
  • 自分にできないことは、専門家の力を借りること

トラブル対応の定石が身についているなら、どんなトラブルも怖くありません。

人生は、トラブルの連続です。

トラブルに強い人になれば、山あり谷ありの人生もうまく生きていけるのです。

トラブル対応に強くなる方法(1)
  • 「トラブルのない人」ではなく「トラブルに強い人」になる。
2

「トラブルは起きるもの」という意識を持つ。

「トラブルは起きるもの」という意識を持つ。 | トラブル対応に強くなる30の方法

「大変だ! トラブル発生だ! どうしよう?」と騒ぐ人がいます。

トラブルに騒ぐ人は「トラブルは起きない」と思っているからです。

それは誤解です。

トラブルは起きます。

人生にトラブルはつきものです。

世の中にトラブルを一度も経験しなかった人はいません。

トラブルのない人生はないように、ビジネスでもプライベートでも、何らかのトラブルが発生するものです。

不可抗力や想定外のことが起こることがあります。

たとえ慣れた仕事でも、思わぬ外部要因でトラブルになることがあります。

トラブルを100%避ける方法はありません。

トラブル対策を立てたとしても、カバーできていない何らかの事象が発生して、トラブルになることがあります。

大切なことは「トラブルは起きるもの」という心構えです。

「トラブルは起きない」と考えるのではなく「起きるもの」と考えましょう。

どれだけ入念に対策をしても「絶対大丈夫」はありません。

「絶対トラブルは起きない」と考えるより「トラブルは起きるもの」と思っておくほうが健全です。

「トラブルは起きるもの」という意識が持っていれば、いざトラブルが起こっても、落ち着いて対処できるのです。

トラブル対応に強くなる方法(2)
  • 日頃から「トラブルは起きるもの」という意識を持つ。
3

トラブルが起こったら放置しない。

トラブルが起こったら放置しない。 | トラブル対応に強くなる30の方法

「トラブルは解決したほうがいいのでしょうか」と人に聞く人がいます。

これほどナンセンスな質問はありません。

トラブルは、解決したほうがいいかどうかの問題ではなく、解決しなければいけないものです。

友人に聞こうと、上司に聞こうと、同じ答えが返ってくるでしょう。

トラブルが起こっているというのに、放置というわけにはいきません。

放置していると、どんどん状況が悪化します。

最終的に最悪の結果を迎えることになり、人生の後悔を増やすことになります。

トラブルとはいわば、初期の虫歯の状態です。

虫歯を放置しても、自然と治ることはありません。

天に祈ろうと気合を入れようと無関係です。

放置していると、どんどん虫歯が進行していき、痛みも腫れもひどくなっていきます。

最終的には歯がぼろぼろになり、抜歯しなければいけなくなるのです。

トラブルが起こったら、放置しないことが大切です。

トラブル対応は、早ければ早いほど、解決が容易です。

解決すべきかどうか迷うことなく、早めの対応を心がけましょう。

トラブル対応に強くなる方法(3)
  • トラブルは放置せず、早めの対応を心がける。
4

トラブル対策は、大きく3つしかない。

トラブル対策は、大きく3つしかない。 | トラブル対応に強くなる30の方法

トラブル対策は、3つしかありません。

「トラブルの想定」「防止策の実施」「発生時の対応」です。

この3つをきちんと考えておくだけで、トラブルに強くなれます。

それぞれ頭の中だけで考えるのではなく、きちんと紙に書き出し、視覚化させておくことが大切です。

  1. トラブルの想定

まず起こり得るトラブルを想定しましょう。

「今の仕事を続けていると、いつかこんなトラブルが発生するのではないか」と思うことがあるでしょう。

故障したとき、紛失したとき、データが消失したとき、契約を破られたとき、担当者が突然いなくなったときなど。

あらゆる可能性を考えておくことは重要です。

起こり得るトラブルを紙に書き出し、整理してみましょう。

大きな可能性だけでなく、小さな可能性にも目を向け、さまざまなトラブルを想定しておくことが大切です。

  1. 防止策の実施

トラブルの想定ができたら、次はそれぞれのトラブルについて「防止策」を考えましょう。

トラブルを防止するために、今すべきことは何か考えます。

適切な対処が思い浮かべば、今のうちから防止策を講じます。

防止策を考えて終わりにするのではなく、きちんと実施することが大切です。

時間・費用・労力がかかることでも、防止策は必要です。

大きな費用がかかるなら、予算を設けたうえで実施していきましょう。

  1. 発生時の対応

防止策を実施したとしても、絶対大丈夫とは言い切れません。

不可抗力や想定外により、トラブルが発生する可能性が考えられます。

万一トラブルが発生したときの対応も考えておきましょう。

予備を準備しておいたり、バックアップを取っておいたり、切り戻しの手順を考えておいたりです。

トラブルに強い人は、日頃からこれら3つのことがきちんとできています。

「トラブルの想定」「防止策の実施」「発生時の対応」の3つができていれば、必ずトラブルに強くなります。

トラブル対応に強くなる方法(4)
  • 「トラブルの想定」「防止策の実施」「発生時の対応」の3つを考えておく。
5

トラブルを乗り越えるときは、集中力が欠かせない。

トラブルを乗り越えるときは、集中力が欠かせない。 | トラブル対応に強くなる30の方法

トラブルを乗り越えるときに大切なのは「集中力」です。

片手間でトラブルを乗り越えられるなら誰も苦労しません。

「テレビを見ながら」「お菓子を食べながら」「だらだらしながら」といった片手間状態では、集中していないのも同然です。

だらだらしているとろくなことになりません。

トラブルを乗り越えるときには、余計なことはせず、目の前のことに集中するのが得策です。

徹底的に集中するから、ベストの実力を発揮できたり、チャンスに変える名案がひらめいたりします。

自分でも驚くような底力を発揮できることも少なくありません。

奇跡を起こす力も、突き詰めると「集中」です。

映画『007』『インディジョーンズ』『スターウォーズ』でも、トラブルの場面では、必ず乗り越えることに集中しています。

後回しにしたり片手間にやったりしません。

だらだらのんびりすることはなく、トラブルを乗り越えることだけに全神経を集中させています。

だから、うまくトラブルを乗り越えられるのです。

集中力がなくて困ることはあっても、あって困ることはありません。

なかなか集中できないなら、びしっと自分にむちを打つことも必要です。

徹底的に集中すれば、おのずと光が見えてきて、トラブルを乗り越えられるのです。

トラブル対応に強くなる方法(5)
  • 集中力を大事にする。
6

トラブル対応が大変だと言う人は、勘違いをしている。

トラブル対応が大変だと言う人は、勘違いをしている。 | トラブル対応に強くなる30の方法

トラブルは厄介なものです。

まず大きなストレスがあります。

対応には時間や労力がかかります。

叱られたり頭を下げて謝ったりすることも多い。

時にはお金も必要になり、結構な金額になることも少なくありません。

「トラブルはつらい。対応が面倒くさい。やりたくない」と思うことがあるのではないでしょうか。

しかし、トラブル対応が大変だと言う人は、勘違いをしています。

「大変」と言いますが、実はそうとも言い切れないのです。

トラブルを放置して、大ごとになったときをイメージしてみてください。

トラブルは、遅くなればなるほど、解決するのが大変になります。

歯の虫歯を放置すると、どんどん悪化していき、治療に必要な時間と費用が大きくなります。

家の雨漏りを放置すると、雨水が屋根や壁にどんどん染みこんで腐食が進み、修理に必要な時間や費用が大きくなります。

疲れやストレスを放置すると、いつかぱたんと倒れることになり、検査やら入院やらと大きな時間とお金が取られます。

仕事のミスを放置すると、どんどん亀裂が大きくなっていき、発覚後、リカバリーに多大な時間と労力を要することになります。

「大変、大変」と言いますが、早い段階で対応するのが実はいちばん楽なのです。

トラブル対応は大変ですが、放置して大ごとになってから取り組むことに比べたら、はるかに楽です。

対応に、今よりもっと時間・労力がかかります。

今よりもっと大きな費用が必要になります。

トラブルが大変というのは、勘違いをしているだけです。

どんなトラブルも、早めに対応するのがベストです。

早めに対応するのがいちばん楽に済みます。

対応が早ければ早いほど楽で済み、遅ければ遅いほど大変になります。

勘違いをしている自分に気づきましょう。

早めの対応は、大変なことではなく、実はいちばん楽なことなのです。

トラブル対応に強くなる方法(6)
  • トラブル対応が大変に感じても、実はいちばん楽であることに気づく。
7

トラブル対応は、常に優先すべきこと。

トラブル対応は、常に優先すべきこと。 | トラブル対応に強くなる30の方法

「今仕事が忙しくて、トラブル対応に割く時間がない」と言う人がいます。

この言い分に違和感を覚えるかどうかです。

トラブル対応を後回しにするのは良くありません。

トラブルは、優先的に対応すべきことです。

安易に後回しをすると、初動が遅くなる分だけ被害が拡大します。

特に緊急性の高いトラブルは最優先課題です。

緊急性の高いトラブル以上に重要な仕事はありません。

1分1秒でも早い対応が求められます。

このことを理解していれば「トラブル対応に割く時間がない」という言い分は見当違いだと気づくはずです。

すでに対応中の仕事があるなら、いったん中断して、トラブル対応にリソースを回しましょう。

納期を過ぎてしまいそうなら、早めに先方へ連絡を入れるといいでしょう。

完了が遅れる旨を伝えて了承を得るか、納期を延ばしてもらうのがいいでしょう。

申し訳ない気持ちがあって心苦しいところではありますが、こればかりは仕方ありません。

トラブル対応は何よりも重要です。

現在引き受けている仕事をやり遂げることが大切ですが、トラブルを解決させることはもっと大切です。

トラブル対応に強くなる方法(7)
  • トラブル対応は、優先的に対応する。
  • 特に緊急性の高いトラブルは、対応中の仕事を後回しにしてでも、最優先に対応する。
8

なぜトラブルを面倒くさがってはいけないのか。

なぜトラブルを面倒くさがってはいけないのか。 | トラブル対応に強くなる30の方法

そもそもトラブル対応は面倒くさいものです。

面倒くさくないトラブルはありません。

大きなトラブルはもちろんですが、小さなトラブルも面倒くさく感じるものです。

しかし、ここで矛盾するようですが、面倒くさいものでありつつも、面倒くさがらないことが大切です。

大変と感じることはあっても、面倒くさがらないようにしましょう。

トラブルを面倒くさがっていると、すべてが面倒くさくなります。

仕事も面倒くさくなります。

遊びも面倒くさくなります。

人間関係も恋愛も面倒くさくなります。

なぜすべてが面倒くさくなるのか。

結局のところ、すべてにトラブルはつきものだからです。

仕事にもトラブルはあります。

遊びにもトラブルはあります。

人間関係にも恋愛にもトラブルはあります。

トラブルのないことはありません。

人生はトラブルの連続です。

あらゆることにトラブルが存在します。

トラブルを解決しても、しばらくすれば、次のトラブルがやってきます。

そういうものであり、それが普通なのです。

憧れの仕事に就職したにもかかわらず、入社してすぐ辞めるケースがあります。

それは、仕事のきらきらしたところしか見ていないからです。

どんな仕事にも、必ずどろどろしたところがあります。

つらいことや大変なことがあり、もちろんトラブルもあります。

きらきらしたところばかりを見て就職をすると「こんなはずじゃなかった」と失望して、辞めることになるのです。

トラブルを面倒くさがると、何もかもおっくうに感じてしまいます。

取り組めなくなるし、楽しめなくなるのです。

だから、トラブルを面倒くさがらないことが大切なのです。

面倒くさくなったら「醍醐味だいごみの1つ」と考えよう

「そうは言っても、トラブルが面倒くさく感じるのは仕方ないじゃないか」という人もいるかもしれません。

トラブルを面倒くさく感じそうになったら、おすすめの考え方があります。

「醍醐味の1つ」と自分に言い聞かせてください。

仕事でトラブルが発生したら「これも仕事の醍醐味の1つ」と考えましょう。

遊びでトラブルが発生したら「これも遊びの醍醐味の1つ」と考えましょう。

人間関係や恋愛でトラブルが発生したら「これも人間関係の醍醐味の1つ」「これも恋愛の醍醐味の1つ」と考えましょう。

捉え方を変えれば、感じ方も変わります。

面倒くさい気持ちが吹き飛び、楽しむ気持ちになれます。

これが意識改革です。

トラブルを醍醐味として考えることで、ポジティブなものとして捉えられます。

にこにこしながら、前向きに取り組めるのです。

トラブル対応に強くなる方法(8)
  • トラブルを面倒くさく感じない。
  • トラブルを面倒くさく感じそうになったら「醍醐味の1つ」と自分に言い聞かせて、前向きに取り組む。
9

トラブル対応は、やる気がなくても取り組む。

トラブル対応は、やる気がなくても取り組む。 | トラブル対応に強くなる30の方法

トラブルが起こったとき「やる気が出ないので取り組めません」と言う人がいます。

やる気が出るまで待つ必要はありません。

やる気はなくていいのです。

やる気が出るのを待っていたら、いつまで経ってもトラブル対応に取り組めません。

どんどんトラブルがひどくなっていき、最悪の結果を迎えるだけです。

やる気は、トラブル対応に当たっていくうちに出てくるものです。

考えたり動いたりしているうちに、だんだんテンションが上がってやる気が出てきます。

やる気とはそういうものなのです。

やる気がなくていいので、まず動き始めましょう。

やる気がなくても、簡単な仕事くらいならできるはずです。

やるべきことを紙に書き出して、情報を整理しましょう。

トラブルが起こった原因から書き出し、解決に必要なアクションを考えます。

解決に必要なアクションがまとまれば、できることからこつこつ取り組んでいきましょう。

大変なのは最初だけです。

重い腰を上げるときだけ、一瞬気合を入れましょう。

いったん動き始めれば、少しずつテンションも上がって、やる気も出てきます。

気づけば、すっかり心に火がついていて、やる気の炎がめらめら燃えているのです。

最初はやる気がなくて大いに結構。

やる気は、出るまで待つのではなく、動きながら出していきましょう。

トラブル対応に強くなる方法(9)
  • やる気がなくても、とにかく動き始める。
10

トラブルは、原因がわかるだけでもありがたいこと。

トラブルは、原因がわかるだけでもありがたいこと。 | トラブル対応に強くなる30の方法

トラブルには、大きく2つあります。

  1. 原因がわかっているトラブル
  1. 原因がわからないトラブル

原因がわかるトラブルはまだいいのです。

原因がわかれば、焦る必要はありません。

原因がわかれば、トラブルは半分解決したのも同然です。

おのずと必要な解決方法も見えてきます。

きちんと原因を取り除けば、トラブルは解決します。

原因を取り除くのに時間・費用・労力はかかるかもしれませんが、解決までの道筋が見えているのは救いです。

怖いのは、原因がわからないトラブルです。

世の中には、原因がわからないトラブルがあります。

「原因は調べればすぐわかること」と思うかもしれませんが、なかなか簡単にいかないケースもあります。

たとえば、原因不明の健康トラブルです。

これといった原因がわからないのに、なぜか体調が悪くて悩まされるケースがあります。

病院で診てもらっても「異常は見当たりません」と言われます。

原因がわからないと、薬もわかりません。

原因がわからないまま、調子の悪い状態が続くのは、肉体的にも精神的にもつらいことです。

原因不明のスランプも少なくありません。

普段通りにしているはずなのに、なぜか調子が出なかったり、仕事の能率や成績が落ちたりするケースがあります。

見えない壁のようなものがあると、どう取り除いていいかわかりません。

真っ暗な暗闇の中をさまよっているような感覚になります。

これがいちばん困るし、いちばん怖いのです。

原因がわからないと、何をどうしていいかわかりません。

解決方法がわからないと、大きな不安に襲われます。

「ずっとこの状態が続くのではないか」と思い、ぞっとするのです。

うまく人に説明もできません。

説明しても、なかなか信じてもらえず、疑われることもあります。

どんなトラブルにも必ず原因がありますが、原因がわかりにくくて苦労させられることがあるものです。

原因を突き止めるまでに長い時間を要してしまうこともあるのです。

トラブルは、原因がわかっているだけでもありがたいことです。

原因がわからないトラブルに比べれば、原因のわかっているトラブルは対応しやすい。

トラブルが発生して、その原因がわかれば、その時点で喜んでください。

「原因がわかって良かった」と思うことです。

トラブルが起こると焦りますが、原因がわかっていれば、それだけで安心なのです。

トラブル対応に強くなる方法(10)
  • 原因がわかっているだけでもありがたいと考える。
11

トラブル対応に焦りは禁物。ただし、緊張感は必要。

トラブル対応に焦りは禁物。ただし、緊張感は必要。 | トラブル対応に強くなる30の方法

トラブル対応のとき、焦りは禁物です。

焦っていると、正常な判断ができません。

系統立てて考えるためにも、良い解決策を見つけるためにも、冷静な思考は必要不可欠です。

正しい判断や決断をするためにも、落ち着いていることが大切です。

理想は「焦りゼロ」の状態です。

焦りをゼロにすることはできなくても、できるだけなくしていくことが大切です。

そういうと「じゃあ、リラックスしながら取り組むのがいいんだね」と考える人がいます。

これは違うのです。

いくら落ち着くとはいえ、リラックスしすぎるのはNGです。

だらだらのんびりすると、それはそれで頭の働きが落ちたり、態度が悪くなったりします。

行動も遅くなってしまい、トラブル対応にマイナスの影響が及ぶことになるのです。

大切なのは「緊張感」です。

焦りは不要ですが、緊張感は必要です。

焦りと緊張感は、似ていますが違います。

焦りは、余裕がなく、ストレスだけの状態です。

緊張感は、一定の余裕がありながらも、気持ちが引き締まっている状態です。

トラブルは、正常でないことが起こっているということです。

正常でないことを正常に戻すためには、やはり一定の緊張感は欠かせません。

リラックスが大切とはいえ、一定の緊張感は持つようにしてください。

緊張感があるからこそ思考がさえて、正しい判断や決断ができ、良い解決策も浮かびます。

気持ちが引き締まることで背筋もぴんと伸びて、真剣な態度が生まれるのです。

トラブル対応に強くなる方法(11)
  • 焦りは抑えつつも、緊張感は大切にする。
12

トラブルが起こったとき、相談できる人はいるか。

トラブルが起こったとき、相談できる人はいるか。 | トラブル対応に強くなる30の方法

トラブルが起こったとき、相談できる人はいますか。

直属の上司、職場の先輩、産業カウンセラーなど。

プライベートであれば、家族、友人、恋人などが挙げられるでしょう。

トラブルが起こってから相談できる人を見つけるのもいいですが、何事も準備が大切です。

あらかじめ相談できる人を見つけておくほうが好ましいでしょう。

トラブルが起こったとき、相談できる人がいるのといないのとでは、精神的に大きく違います。

「私には相談できる人がいる」と思えるだけでも、心理的な安心が得られ、仕事にも精力的に打ち込めるのです。

相談できる人がいなければ、今のうちにつくっておきましょう。

上司や先輩とのコミュニケーションを円滑にしたり、他部署との関係を深めたりなど、できることがあるでしょう。

産業カウンセラーがいるなら、ちょっと顔を見せて、面識をつくっておくだけでもいいでしょう。

プライベートであれば、今の友人関係を深めたり、新しい人間関係をつくってみたりするのも1つの手です。

もちろん相談できる人の数に制限はありません。

できれば1人だけでなく、何人か持っておくのが理想です。

トラブルのときに相談できる人が複数いれば、それだけ安心感も違ってくるのです。

トラブル対応に強くなる方法(12)
  • トラブルのときに相談できる人を探しておく。
  • 相談できる人がいなければ、今から探してつくる。
13

トラブルの元は、できるだけ排除しておくに越したことはない。

トラブルの元は、できるだけ排除しておくに越したことはない。 | トラブル対応に強くなる30の方法

トラブルの元は、一見すると普通です。

今はまだ何も起こっていません。

とても静かで平穏で、表向きは問題ないように思えます。

うっかりしていると、気づかないままスルーしてしまいそうです。

しかし、表向きは問題なくても、実は恐ろしい存在です。

トラブルの元は、いわば時限爆弾です。

遅かれ早かれ、いつか爆発します。

普段はとても静かで平穏ですが、トラブルの元であることに変わりありません。

放置していると、あるとき突然爆発して、トラブル勃発となるのです。

トラブルの元を放置することは、問題の先送りと同じです。

遅かれ早かれ、トラブルが表面化して、対処しなければいけなくなります。

トラブルの元があると落ち着きません。

「いつ爆発するだろうか」と、いつもはらはらしなければいけなくなり、心労となります。

このストレスはばかにできません。

トラブルの元は、ストレスの元でもあるのです。

トラブルの元は、できるだけ排除しておくのが得策です。

問題が見つかったら、見て見ぬふりをせず、早めに排除しましょう。

時間や労力がかかるかもしれませんが、トラブルが起こる前なら、まだ小さくて済むはずです。

表面化してから対応するより、まだ表面していないうちに対処するのが、いちばん楽です。

費用がかかることもあるかもしれませんが、必要な出費と考えましょう。

大ごとになってから対処するとなると大きな費用がかかりますが、今のうちに対処しておけば、小さな費用で済みます。

今お金をかけるのは、長い目で見ると、実は節約なのです。

トラブル対応に強くなる方法(13)
  • トラブルの元は、今は問題なくても、早めに排除する。
14

「自分の尻は自分で拭く」が、正しいとは限らない。

「自分の尻は自分で拭く」が、正しいとは限らない。 | トラブル対応に強くなる30の方法

「私のミスで起こったトラブルなので、私がやります」

そう言って、自分が起こしたトラブルを、自分ですべてやろうとする人がいます。

自分が犯した失敗は自分に責任があるので、人に頼らず、自分一人でなんとかしようとするのです。

もちろん自分のミスで起こったトラブルは、自分で対処するのが基本でしょう。

社会には「自分の尻は自分で拭く」という自己責任主義の考え方があります。

「自分の責任は自分で取る」という意味です。

しかし、自分一人の力にも限界があります。

トラブルから逃げず、責任を持って取り組む姿勢は素晴らしいですが、自分一人で行うのが正しいとは限りません。

トラブルが起こったとき、まず自分の力で対処します。

ただし、困難や限界を感じるなら、無理をせず、潔く人の力を借りることが大切です。

生きていくうえで、トラブルが起きない人生はありません。

誰でも必ずトラブルは経験することです。

「自分の尻は自分で拭く」という自己責任主義にとらわれていると、本当に困った状況のとき、人に助けを求められなくなります。

「自分の尻は自分で拭く」が、正しいとは限りません。

自分のミスで起こったトラブルとはいえ、無理なときは、潔く人に助けを求めましょう。

自分だけで対処できない量なら、周りの人に声をかけ、手伝ってもらいましょう。

自分の知識・知恵に不足を感じるなら、上司や先輩にアドバイスを求めてみましょう。

法律の関わる専門的な仕事で自分の手に負えないなら、その道の専門家にお願いしましょう。

なんでも自己責任主義に縛られないことです。

自己責任主義は、基本ですが、絶対ではないということです。

いちばん大切なことは「とにかくトラブルを解決すること」に尽きます。

自己責任主義が自分にとって大切なことだとしても、トラブルのときは柔軟な考えを持ち、臨機応変に対応したい。

「自分の尻は自分で拭く」という考え方に固執したせいで、トラブル解決が遅くなったりできなくなったりしては本末転倒です。

自己責任主義に固執せず「解決のためにあらゆる手段を尽くす」という姿勢で臨むのがベストです。

トラブル対応に強くなる方法(14)
  • 「自分の尻は自分で拭く」という自己責任主義に固執しない。
  • 「解決のためにあらゆる手段を尽くす」という姿勢で臨む。
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お金を貯めておくことが、トラブル対策にもつながる。

お金を貯めておくことが、トラブル対策にもつながる。 | トラブル対応に強くなる30の方法

専門家を頼るにも、お金が必要です。

仕事を外注するにも、お金が必要です。

病院で治療を受けるにも、お金が必要です。

いくら頼れる存在がいても、お金がなければお願いできません。

「地獄の沙汰も金次第」ということわざがあるように、トラブルが起こったとき、お金の力が物を言うことがあります。

日頃からお金を貯めておくことが、結果としてトラブル対策にもなるということです。

いざというときのためにお金を貯めておきましょう。

一定額の貯蓄があれば、いざいうときに役立ちます。

お金がすべての問題を解決できるわけではありませんが、多くの問題を解決できるのも事実です。

お金は精神安定剤としての働きもあります。

一定の貯蓄があれば「トラブルがあってもなんとかなる」と思え、安心感につながります。

お金は、なくて困ることはあっても、あって困ることはありません。

お金があればあるほど、できる範囲も広がります。

経済力と解決力にはつながりがあります。

もちろんむやみに貯めすぎるのも考えものですが、少なくとも一定の貯蓄はあったほうがいいでしょう。

お金はいくら貯めておけば良いのでしょうか。

目安は「年収分の貯蓄」です。

年収分の貯蓄がなければ、1つの目標としておくのが良いでしょう。

「衣食住のため」という意味もありますが「将来への備えのため」という考え方もあります。

お金は、いざというときあなたを救ってくれる、心強い味方です。

トラブル対応に強くなる方法(15)
  • いつかやって来るトラブルのために、お金を貯めておく。
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「最悪のトラブル」という口癖は、直しておくほうがいい。

「最悪のトラブル」という口癖は、直しておくほうがいい。 | トラブル対応に強くなる30の方法

「最悪のトラブル」という口癖の人がいます。

ことあるたびに「最悪のトラブル」と口にします。

仕事でミスをしたとき「最悪のトラブルだ」と騒ぎます。

友人とけんかをしたら「最悪のトラブルだ」と騒ぎます。

給料日前、金欠になったら「最悪のトラブルだ」と騒ぎます。

どれも言いすぎです。

最悪とは、言葉のとおり「最も悪い」ということです。

たしかに世の中には最悪のトラブルもあります。

最悪のトラブルとは、命に関わるトラブルのことをいいます。

「トラブルに対処できなければ死ぬ」という極限の状況であれば、たしかに最悪のトラブルと言えるでしょう。

しかし、命に関わるトラブルを除けば、大したことはありません。

最悪のトラブルは、そうそう起きるものではありません。

「最悪のトラブルだ」という口癖があると、悪い錯覚が引き起こされます。

小さなトラブルを大きなトラブルだと錯覚します。

簡単なトラブルを難しいトラブルだと錯覚します。

焦る必要はないのに、余計な焦りを感じてしまうのです。

これほど損な話はありません。

大げさにトラブルを捉え、自らストレスを大きくさせている状態です。

自分に余計なストレスを与えたところで、つらいのは自分です。

トラブルを難しくさせたところで何の得もありません。

口癖で日常的に使っていると「トラブルに動揺しやすい体質」となります。

仕事でミスをしたら、修正すればいいだけです。

会社を首になることがあれば、新しい就職先を探せばいいだけです。

友人とけんかをしたら、きちんと謝って仲直りすればいいだけです。

仮に仲直りが難しいのであれば、気持ちを切り替え、新しい友人をつくる手もあります。

給料日前、金欠になったら、節約を頑張って乗り切ればいいだけです。

完全にお金が足りなければ「お金を借りる」という手段もあります。

これだけのことです。

最悪のトラブルと言いますが、実際は最悪でも何でもないのです。

「最悪のトラブル」という口癖があるなら、直しておくことをおすすめします。

悪影響があるばかりで、いいことは1つもありません。

「最悪のトラブル」というセリフが使えるのは、命に関わるトラブルのときだけです。

「最悪のトラブル」と言うくらいなら「大変なトラブル」と言い換えるほうがまだ健全です。

言い方ひとつで、感じ方はがらりと変わります。

トラブル対応に強くなる方法(16)
  • 「最悪のトラブル」は「大変なトラブル」と言い換える。
  • 「最悪のトラブル」というセリフは、命に関わるトラブルのときだけに使う。
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トラブルが起こったのを、運や偶然のせいにしない。

トラブルが起こったのを、運や偶然のせいにしない。 | トラブル対応に強くなる30の方法

トラブルが起こったとき、運や偶然のせいにする人がいます。

「運が悪くてこうなった」「偶然こうなった」と言うのです。

これは誤解です。

トラブルに運や偶然は関係ありません。

すべてのトラブルには「原因」があります。

虫歯になったのは、歯磨きを怠ったり、磨き方が悪かったりしたせいです。

仕事でトラブルを起こったのは、不注意があったからです。

交通事故を起こすのは、信号無視や強引な割り込み、脇見運転や居眠り運転といった原因があります。

原因も何もなく、突然トラブルが起こることはありません。

原因も何もなくトラブルが起こるとしたら、超常現象と心霊現象だけです。

運や偶然のせいにすると、反省しなくなります。

「運が悪かったね」「偶然だから仕方ないね」という思考になり、再発防止策を立てることもなくなるのです。

トラブルを、運や偶然のせいにするのではなく、きちんと原因を突き止めましょう。

原因を突き止めたら、同じことが起こらないよう、しっかり再発防止策も立てます。

これだけのことです。

自然災害によるトラブルも、運や偶然で片付けるのではなく、前もってできたことがあったはずです。

耐震補強ができたり、防水壁を設置したり、土を盛って敷地を高くしたりです。

具体的な対策を立てれば、運が悪かったとは言えなくなります。

どんなトラブルにも原因があり、運や偶然とは関係ないのです。

トラブル対応に強くなる方法(17)
  • トラブルの発生を、運や偶然のせいにするのではなく、きちんと原因を追及して、再発防止策を立てる。
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「早くしなければ間に合わない」は、事実でも、考えないほうがいい。

「早くしなければ間に合わない」は、事実でも、考えないほうがいい。 | トラブル対応に強くなる30の方法

トラブルのときよくあるのが「早くしなければ間に合わない」と思うことです。

トラブルのとき、たっぷり時間がある状況はなかなかありません。

むしろ時間が限られている状況がほとんどです。

残り時間が少ない状況のときは「早くしなければ間に合わない」と思うもの。

当たり前のことではありますが、ここが落とし穴です。

これほどタイムプレッシャーを感じる言葉はありません。

心臓に悪い言葉です。

「早くしなければ間に合わない」と思えば、誰でも焦りを感じるもの。

トラブルのときはまず落ち着くことが第一ですが「早くしなければ間に合わない」と思うと、逆効果です。

落ち着いて行動しようにも、タイムプレッシャーを感じると、かえって焦りや緊張を促してしまいます。

落ち着かなければいけないとき、焦りを助長させる言葉はNGです。

「早くしなければ間に合わない」は、事実でも、考えないほうがいい言葉なのです。

では、残り時間が少ないとき、どう考えるのがいいのでしょうか。

別の言葉に言い換えましょう。

「早くしなければ間に合わない」は「最善を尽くす」と言い換えましょう。

いったん時間のことは忘れます。

代わりに、とにかく目の前のことに全力投球することだけ考えるのです。

「最善を尽くす」と思えば「できるかぎりのことをする」という姿勢になります。

そして「今」「ここ」に全神経を集中できます。

最善を尽くす姿勢になれば、余計な焦りを感じることがなくなり、高いパフォーマンスを発揮できるようになります。

結果として、最短で最高の仕事を実現できるのです。

間に合うかどうかは、後の話です。

仮に間に合わなかったとしても「最善を尽くした」と思えば、悔いはありません。

やるだけのことはやったので、すっきりした気持ちになれるのです。

トラブル対応に強くなる方法(18)
  • 「早くしなければ間に合わない」は「最善を尽くす」と言い換える。
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作業現場におけるトラブル対応の3原則とは。

作業現場におけるトラブル対応の3原則とは。 | トラブル対応に強くなる30の方法

工事や建設などの作業現場では「トラブル対応の3原則」と呼ばれるルールがあります。

「止める・呼ぶ・待つ」です。

それぞれが重要であり、相互に関係し合っています。

具体的には次の内容です。

  1. 止める

トラブルが起こったら、まず目の前の作業を止めましょう。

「手を止める」「機械を止める」です。

警報が鳴ったり不自然な点が見られたりしたら、まず一時停止です。

止めていいのだろうかと考えるまでもなく、まずいったん止めることから始めます。

進行中の仕事を止めるのは勇気のいることではありますが、トラブルが起こっている以上、継続するわけにはいきません。

トラブルを拡大させないためにも、1分1秒でも早く止めることを心がけます。

ただし、適当な止め方には注意します。

止め方が悪いと、崩れたり壊れたりする可能性があります。

現状を維持できる形で、切りのいいところなど、上手に止めることが大切です。

  1. 呼ぶ

次に大切なのは「呼ぶ」です。

独断で作業を進めるのはNGです。

担当者・責任者に異常が発生していることを伝えます。

緊急を要することもあるため、できるだけわかりやすく簡潔に伝えるのがポイントです。

次のアクションについて、担当者・責任者の判断を仰ぎましょう。

  1. 待つ

勝手な判断や行動はNGです。

軽率な行動ほど危険なことはありません。

担当者・責任者から指示があるのを待ちましょう。

「早く解決したい」「自分の力でなんとかできる」と思うところですが、勝手な行動は慎みます。

「これくらいのことなら自分で対処できる」「先輩の方法を真似すればいいだろう」という考えは要注意です。

身勝手な判断・行動をしたばかりに、トラブルが拡大したり、取り返しのつかない事態に発展したりする可能性があります。

指示が出るまで時間を要することもありますが、待機中は余計なことをせず、辛抱強く待つことが大切です。

§

トラブル対応の3原則「止める・呼ぶ・待つ」は、作業現場のルールですが、オフィスワークにも通じるところがあります。

「止める・呼ぶ・待つ」をトラブル対応に役立ててみてください。

トラブル対応に強くなる方法(19)
  • 作業現場では、トラブル対応の3原則「止める・呼ぶ・待つ」を意識する。
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トラブルは、手短に対応しようとすると、長引く。丁寧に対応しようとすると、短くなる。

トラブルは、手短に対応しようとすると、長引く。丁寧に対応しようとすると、短くなる。 | トラブル対応に強くなる30の方法

トラブルが起これば、誰でも早く解決したいと思うもの。

トラブルを長引かせたいと思う人はいません。

とにかく一刻も早くトラブルから解放されたい一心のはずです。

もちろん早く解放されたい気持ちを持つのはいいのですが、手短に対応することには注意してください。

ここがトラブルの面白いところです。

トラブルは、手短に対応しようとすると、かえって長引きます。

場当たり的な解決になるからです。

場当たり的な解決は中途半端なので、遅かれ早かれ、再発します。

一件落着したように見えても、表向きだけです。

しばらくすると、また同じトラブルが起こり、あたふたすることになります。

早く解放されたい気持ちから、再び場当たり的な解決をしてしまいます。

いったんトラブルが落ち着いても、しばらくすると、またもや再発となるのです。

根本的な解決がされていないと、再発を食い止められません。

そうして同じトラブルが二度も三度も繰り返され、延々と長引きます。

トラブル対応に無駄な時間や労力ばかりが増えていくばかり。

手短に対応しようとすると、そのときは手間暇が小さく済んでも、長期的には最も手間暇がかかることになります。

トラブルから早く解放されたいなら、丁寧に対応することです。

丁寧な対応は、手間が多くて時間もかかるものですが、大切なのは「根本的な解決」です。

根本的な解決ができれば、再発は起こりません。

根本的な解決に手間や時間はかかっても、一度の仕事で済みます。

長期的に見ると、実は最短です。

根本的な解決ができてこそ、本当の意味で「解決できた」と言えるのです。

トラブル対応に強くなる方法(20)
  • トラブルは、丁寧に対応をして、根本的な解決を心がける。
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トラブルがたくさんあるのはいい。同じトラブルが繰り返されるのがいけない。

トラブルがたくさんあるのはいい。同じトラブルが繰り返されるのがいけない。 | トラブル対応に強くなる30の方法

トラブルがたくさんあるのは良いことです。

それは新しいことにチャレンジしている証拠です。

新しいことにチャレンジすると、あるときトラブルが起こります。

新しいことは知らないことやわからないことばかりです。

知識も経験もなく、コツも要領もわからない。

初めて自転車に乗るような動きになり、ふらふらして不安定です。

何をどうして良いのかわからないので、ミスや失敗があってトラブルになるのです。

人生はトラブルの連続です。

トラブルを減らす方法はあっても、ゼロにする方法はありません。

頑張ってもうまくいかないこともあるし、計画を立ててもうまくいかないこともあります。

トラブルがたくさんあれば「よくチャレンジできているね」と自分を褒めてあげてください。

ただし、トラブルがたくさんあるのは良いのですが、同じトラブルが繰り返されるのは良くありません。

「トラブルがたくさんある」という点は同じですが、似て非なるものです。

同じトラブルがたくさんあるのは、再発防止策ができていないということです。

トラブルが起こったら、再発防止策が重要です。

再発防止策を立て、きちんと実施すれば、同じトラブルは起こりません。

実施しているにもかかわらず同じトラブルが起こっているなら、再発防止策がうまく機能していないということです。

同じトラブルが繰り返されているなら、直ちにトラブルの内容を精査して、効果的な再発防止策を立てましょう。

そして、再発防止策を考え終わりにするのではなく、きちんと実施することも大事です。

再発防止策がうまく機能しているなら、同じトラブルは起こらないのです。

トラブル対応に強くなる方法(21)
  • 同じトラブルが繰り返される状況があれば、再発防止策について見直す。
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トラブルのストレスを、飲食で解消させない。

トラブルのストレスを、飲食で解消させない。 | トラブル対応に強くなる30の方法

トラブルのときは、大きなストレスが襲ってきます。

いらいらしたり、むしゃくしゃしたり、腹が立ったりするものです。

そうしたストレスを飲食で解消させようとする人がいますが、ここは要注意ポイントです。

トラブルのストレスを飲食で解消させようとすると、十中八九、適量を超えます。

暴飲暴食になるのです。

食事でストレスを解消させようとすると、食べすぎることになります。

バキュームカーのように勢いよく食べてしまい、体重増加に向かって一直線です。

「健康トラブル」という新たな問題が発生することにもなりかねません。

トラブルのときお酒に手を出すと、間違いなく適量では終わりません。

「ほどほどのところでやめる」と思っていても、酔っていると、自分にストップをかけられません。

どんどんアルコールの量が増えて、ぐでんぐでんに酔ってしまいます。

「嫌なことをお酒で忘れよう」という発想があると「しっかり酔うまで飲み続ける」ということになります。

二日酔いで苦しむことになり「飲まなければ良かった」と後悔するのです。

お酒を飲み過ぎたせいで、新たなトラブルを招くことにもなりかねません。

当然ですが、酔いながら仕事をするのもNGです。

仕事に集中できず、スピードが遅くなり、確実にミスも増えます。

ストレスを解消させる方法は、飲食以外にもたくさんあります。

運動、音楽鑑賞、半身浴、仮眠、睡眠など。

時間を決めて遊ぶなら、ゲームも有効な手段です。

飲食でストレスを解消させるのは、要注意の手段なのです。

たっぷり食事を楽しみたいなら、トラブルが解決したときのご褒美として設定してみてはいかがでしょうか。

たとえば「トラブルが解決したら、有名ホテルの高級バイキングに行く」と決めておきます。

素晴らしいご褒美作戦となり、仕事のモチベーションアップに貢献するでしょう。

どうしてもお酒を楽しみたいなら、最初に量を決めておくことが大切です。

足りないと感じても、買いに行きません。

「飲むのはこれだけ。これ以上は飲まない」と具体的に決めておけば、飲み過ぎることはないはずです。

トラブル対応に強くなる方法(22)
  • トラブルのストレスを、飲食で解消させない。
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トラブル対応で忙しくても、息抜きは必要。

トラブル対応で忙しくても、息抜きは必要。 | トラブル対応に強くなる30の方法

トラブル対応は、時間との闘いです。

のんびりしている暇はありません。

トラブル対応は優先度の高い仕事です。

残念ながら、のんきに遊んでいる暇はありません。

旅行の予約や遊びに行く約束をしているなら、キャンセルしたほうがいいでしょう。

一刻も早く解決するためにも、余計なことはしないで、トラブル解決に集中することが大切です。

「トラブルのとき、余計なことをする暇はない」というのは共通の認識でしょう。

しかし、ここでよく誤解されがちなことがあります。

余計なことをする暇はなくても、息抜きは必要です。

人間はロボットではなく、生身の生き物です。

息抜きは、余計なことではありません。

必要なことです。

ずっと根を詰めて仕事を続けていると、疲れたりストレスがたまったりしてパフォーマンスが低下します。

疲れやストレスがたまると、頭がぼうっとして思考力も集中力も低下して、悪影響が出てきます。

そういうときは、きちんと息抜きを入れましょう。

食事をする、仮眠を取る、休憩を取る、ストレッチ運動をする、外を散歩してみる、など。

休憩を入れるタイミングがわからなければ、アラームやタイマーをセットするなどして工夫してください。

息抜きをすることで、疲れが回復して元気を取り戻せます。

頭がリセットされて、良いアイデアも浮かびやすくなるのです。

自分に無理をさせないということです。

トラブルで忙しいからといって、息抜きまで省くわけにはいきません。

息抜きは「余計なこと」ではなく「必要なこと」という認識で取り組みましょう。

息抜きは、効率良く仕事をするために欠かせないことなのです。

トラブル対応に強くなる方法(23)
  • トラブルのときでも、きちんと息抜きをする。
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トラブルを美化しない。

トラブルを美化しない。 | トラブル対応に強くなる30の方法

「トラブルから学ぶことが多い。トラブルはチャンスになることもある。だからトラブルを起こしてもいい」と言う人がいます。

たしかにトラブルから得られることはあります。

トラブルは、見方を変えれば、貴重な経験です。

知識が身についたり、仕事のスキルが上がったり、経験が増えたりします。

トラブルがチャンスになることもあるでしょう。

ビジネスのチャンス、出世のチャンス、出会いのチャンス、人間関係を深めるチャンス、名前を広めるチャンス。

誠実に取り組む姿勢を見せ、立派にトラブルを解決できれば、評価が下がるどころか上がることもあります。

トラブルには、良い面があるのも事実です。

だからといって、トラブルを美化しないことが大切です。

トラブルはトラブルです。

基本的に好ましいことではありません。

仕事に穴を開けたり、人に迷惑をかけたり、経済的な損失が生じたりします。

取り返しのつかない後悔につながることにもなりかねません。

トラブルは美化しません。

トラブルを正当化すると、意図的にトラブルを引き起こす思考に陥ります。

わざと手抜きをしたり仕事をサボったりするようになり、トラブルメーカーになってしまいます。

さらには、自分の過ちも直視できなくなります。

「私は悪くない」「仕方ないじゃないか」「メリットがあるからいいじゃないか」と、悪い意味で開き直ることになります。

これは良くありません。

学べることも学べなくなるのです。

トラブルになった場合、気持ちを切り替え、ポジティブに立ち向かうことは良いことです。

だからといって、わざわざ意図的にトラブルを招くようなことはしないことです。

チャレンジの結果としてトラブルが起こるのはいいのですが、意図的に起こすものではありません。

トラブルは、学びやチャンスに変えられても、美化しないことが大切なのです。

トラブル対応に強くなる方法(24)
  • トラブルを美化しない。
25

トラブルを起こされても、相手を恨まないこと。

トラブルを起こされても、相手を恨まないこと。 | トラブル対応に強くなる30の方法

貸した本を汚された。

駐車中の車にぶつけられた。

大切にしているものを壊された。

そんなとき、ふつふつ怒りが湧いてきて、相手を恨みたくなるでしょう。

「トラブルだ! なんてひどい人なのだろう! なんてひどいことをするのだろう!」と思うかもしれません。

腹立たしく感じるところかもしれませんが、ここは冷静になりたいところです。

一呼吸置いて、熱くなった頭を冷やしましょう。

まず大切なことは「トラブルを起こした人を恨まない」ということです。

悪気はありません。

わざとやったわけではないはずです。

ほとんどの場合、ちょっとした不注意によるものでしょう。

不注意は誰にもでもあることです。

あなたも、自分の不注意で誰かに迷惑をかけてしまったことがあるはずです。

「自分も人のことは言えない」と思えば、優しい気持ちになれます。

その人が犯したトラブルは憎むべきですが、その人自身まで憎むのは良くありません。

相手が平身低頭で謝っているなら、それでいいことです。

誠実な謝罪があって、十分反省もしています。

被害金額が大きい場合は、弁償してもらえばいいことです。

被害額が小さいなら、いっそのことこちらで負担するのも悪くありません。

なかったことにすることも良し。

あまり細かいことは気にせず、寛大になることも大切です。

究極のポジティブ思考で「新しいものに買い換えるチャンスができた」という発想をしてみるのもいいでしょう。

自分の器を試す良い機会です。

人生では、あまり細かいことは気にせず、水に流すことも大切なのです。

トラブル対応に強くなる方法(25)
  • トラブルを起こされても、相手を恨まない。
26

大丈夫でないときは「大丈夫じゃない」と答えるのが正解。

大丈夫でないときは「大丈夫じゃない」と答えるのが正解。 | トラブル対応に強くなる30の方法

大きな問題やトラブルに見舞われたとき、心配の声をかけられることがあります。

必死の様子、余裕のない様子が目立つのでしょう。

今にもぱたんと倒れそうな雰囲気が出ているのかもしれません。

人から「大丈夫ですか」と心配の声をかけられることがあるのです。

このとき、どう答えるかです。

つい反射的に「大丈夫です」と答えがちです。

私たちのコミュニケーションでは「大丈夫ですか」と聞かれたら「大丈夫です」と答えるのが定番の流れになっています。

一種の形式となっているところがあって、それ以外の返事が許されないような雰囲気があります。

ここがポイントです。

大丈夫でないときは「大丈夫じゃない」と答えることもあっていいのです。

むしろ「大丈夫じゃない」と答えるようにしたい。

1人の力には限界があります。

いっぱいいっぱいで余裕がなく、今にもつぶれそうなときもあります。

そんなぎりぎりの状況にもかかわらず「大丈夫です」と答えると、相手はそれ以上踏み込めません。

そこで話が終わります。

問題やトラブルを解決できないだけでなく、ストレスやプレッシャーにつぶれてしまうのです。

特にプライドの高い人は、弱いところを見られたくない気持ちがあって「大丈夫」と答える一択になっているところがあります。

反射的に「大丈夫です」と答えるのが癖になっているなら、いま一度見直したい。

大丈夫でないときは「大丈夫じゃない」と答える勇気を持つことです。

「大丈夫じゃない」と答えるのは、恥ずかしいことではありません。

素直で正直なことです。

「弱い自分を見せることになる」と思われますが、気にしないことです。

大きな問題やトラブルに見舞われたとき、見栄や体裁を気にしている場合ではありません。

「大丈夫じゃないです」と答えるから、次に話が進みます。

「こんな方法があります」と教えてもらえたり「何かお手伝いしましょうか」となったり、明るい言葉で元気づけてもらえたり。

助言や協力が得られ、窮地から抜け出せる可能性があります。

「大丈夫じゃない」と答えることで、解決の道が開かれます。

トラブル対応に強くなる方法(26)
  • 大丈夫ではないときは「大丈夫じゃない」と答える。
27

老化現象・経年劣化を、トラブルと勘違いしない。

老化現象・経年劣化を、トラブルと勘違いしない。 | トラブル対応に強くなる30の方法

「白髪が増えた。トラブルだ!」と言う人がいます。

白髪はトラブルではありません。

病気でもありません。

ただの老化現象です。

年齢を重ねると、メラニン色素をつくるメラノサイトの機能が低下して、結果として白髪が増えます。

残念ながら、根本的に白髪を解決する方法はありません。

白髪は、年齢を重ねれば、すべての人が経験することです。

老化にはあらがえません。

白髪の見た目を改善するなら、白髪染めやカラーリングといった方法が有効です。

「スマホのバッテリーの持ちが悪くなった。トラブルだ!」と言う人がいます。

これも誤解です。

故障ではありません。

ただの経年劣化です。

スマホは、長く使い続けていくうちに、経年劣化によってバッテリーの最大容量が減少し、持ちが悪くなります。

残念ながら経年劣化には逆らえません。

長く使い続けると、だんだんバッテリーの持ちが悪くなります。

バッテリーの持ちが悪くなったと感じたら、新しいバッテリーに交換すれば、あっさり問題が解決します。

トラブルが起こったとき「それは本当にトラブルなのか?」と考えてみることは大切です。

トラブルでないのにトラブルだと騒ぐ人が少なくありません。

改めて考えると、トラブルではなく、ただの老化現象・経年劣化ということがあります。

老化現象の場合、根本的に改善することはできませんが、見た目を改善することならできます。

経年劣化の場合、修理・交換といった方法で対処できることがあります。

トラブルと、そうではないことを区別することが大切です。

トラブル対応に強くなる方法(27)
  • 老化現象・経年劣化を、トラブルだと誤解しない。
28

大きなトラブルほど、人生の転機になる。

大きなトラブルほど、人生の転機になる。 | トラブル対応に強くなる30の方法

大きなトラブルが起こったら、ガッツポーズで喜んでください。

「これはきっと人生の転機になるに違いない!」と。

トラブルが大きなものであればあるほど、人生の転機になります。

あなたの人生を振り返ってみてください。

人生の転機と呼べる瞬間が過去にいくつかあるでしょう。

人生の転機には、同時に大きなトラブルも起こっていたはずです。

大きなトラブルが起こって、大慌てをしたり、大泣きしたり、落ち込んだりします。

真剣に将来のことを考え、知恵もたくさん出して、無我夢中で行動して、なんとか解決して乗り越えます。

大きなトラブルを乗り越えた後、心の底から本気で反省します。

心の底から本気で反省するから、生き方・考え方が変わり、新しい自分へと生まれ変わります。

人は、痛い目に遭うと、学びます。

そこで得られた教訓は一生忘れません。

「このままではいけない!」「もうこんな目に遭いたくない!」と思います。

結果として、人生の転機になります。

真っ暗に思えた未来が、ぱっと明るく切り開かれるのです。

生まれ変わったかのようにがらっと変わることも少なくありません。

大きなトラブルが起こったら「人生の転機の前触れ」と考えましょう。

人生の転機は、すぐそこまで来ています。

わくわくしながらトラブル対応に当たってください。

大きなトラブルであればあるほど解決するのも大変ですが、それだけの価値はあります。

乗り越えた後は、新しい景色が見えているのです。

トラブル対応に強くなる方法(28)
  • 大きなトラブルに直面したら「人生の転機の前触れ」と考える。
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トラブルの芽を摘むことも、トラブル対応の1つ。

トラブルの芽を摘むことも、トラブル対応の1つ。 | トラブル対応に強くなる30の方法

トラブルの芽を見つけたとき、どうするかです。

見た目はまだ小さくてかわいく思えるかもしれませんが、油断は禁物です。

トラブルの芽は、遅かれ早かれ、大きくなります。

「まだトラブルになってないならほうっておけばいい」と思ったらイエローカードを出してください。

平穏無事な日々を送りたいなら、いかに日頃からトラブルの芽を摘んでおくかです。

トラブルの芽を摘むことは、緊急ではありませんが、重要なことです。

トラブルの芽が見つかったら「ほうっておけばいい」ではなく「早めに対処しておこう」と考えたい。

うっかり忘れることがないよう、ToDoリストに入れておき、なるべく早めに対処しましょう。

トラブルを解決することも大切ですが、トラブルの芽を摘むことも同じくらい大切です。

手間暇がかかって面倒なことかもしれませんが、それは意義のあることです。

今トラブルの芽を摘んでおけば、そのぶん将来のトラブルが減って安心できます。

トラブルになる可能性があるなら、何らかの対処をしておくのがベターです。

トラブルだけに目を向けるのではなく、トラブルの芽にも目を向けましょう。

トラブル対応とは、解決することだけではありません。

トラブルの芽を断つこともトラブル対応の1つです。

トラブル対応に強くなる方法(29)
  • トラブルの芽が見つかったら、ほうっておくのではなく、早めに摘む。
エピローグ
30

長期戦のトラブル対応では、頑張りすぎないことが大切。

長期戦のトラブル対応では、頑張りすぎないことが大切。 | トラブル対応に強くなる30の方法

トラブル対応では、長期戦になることがあります。

短期で解決するのは難しく、数カ月・数年といった歳月を要することがあります。

長期戦で大切なのは「頑張りすぎないこと」です。

トラブルが起これば「解決に全力を尽くす!」と意気込むところでしょう。

もちろん一生懸命になるのはいいのですが、だからといってアクセルを踏みすぎるのは良くありません。

ずっと全力で走り続けるのは要注意です。

人間は、全力で走り続けられるようにできていません。

人間は、ロボットではなく、生き物です。

全力で走り続けていると、すぐ息切れを起こします。

最初は勢いとスピードがあっても、途中でがくんとスピードが落ち、ばててしまいます。

トラブル解決の計画が狂ってしまい、大幅な修正が必要になります。

特に真面目な人は、性格上、全力で走り続ける傾向があるので注意が必要です。

長期になるとわかったら、最初の段階から頑張りすぎないように注意しましょう。

フルマラソンをするようなイメージで、ゆっくりマイペースで取り組みます。

「マイペース=ベストペース」です。

「ちょっと力を入れすぎてるかな」と思ったら、ペースを落としましょう。

「疲れたな」と思ったら、無理をせず、休憩を入れます。

ずっと走り続けるのではなく、途中で歩いたり立ち止まって休んだりすることが大切です。

はたから見て、カメのようにのろのろしたペースでもいいのです。

長期戦は、体力の配分が重要です。

長期になればなるほど、ペースを落としたほうがうまくいきます。

途中で息切れを起こさないよう、頑張りすぎず、マイペースでいくことが大切なのです。

トラブル対応に強くなる方法(30)
  • トラブルが長期戦になる場合は、頑張りすぎないようにする。

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