「トラブルから学ぶことが多い。トラブルはチャンスになることもある。だからトラブルを起こしてもいい」と言う人がいます。
たしかにトラブルから得られることはあります。
トラブルは、見方を変えれば、貴重な経験です。
知識が身についたり、仕事のスキルが上がったり、経験が増えたりします。
トラブルがチャンスになることもあるでしょう。
ビジネスのチャンス、出世のチャンス、出会いのチャンス、人間関係を深めるチャンス、名前を広めるチャンス。
誠実に取り組む姿勢を見せ、立派にトラブルを解決できれば、評価が下がるどころか上がることもあります。
トラブルには、良い面があるのも事実です。
だからといって、トラブルを美化しないことが大切です。
トラブルはトラブルです。
基本的に好ましいことではありません。
仕事に穴を開けたり、人に迷惑をかけたり、経済的な損失が生じたりします。
取り返しのつかない後悔につながることにもなりかねません。
トラブルは美化しません。
トラブルを正当化すると、意図的にトラブルを引き起こす思考に陥ります。
わざと手抜きをしたり仕事をサボったりするようになり、トラブルメーカーになってしまいます。
さらには、自分の過ちも直視できなくなります。
「私は悪くない」「仕方ないじゃないか」「メリットがあるからいいじゃないか」と、悪い意味で開き直ることになります。
これは良くありません。
学べることも学べなくなるのです。
トラブルになった場合、気持ちを切り替え、ポジティブに立ち向かうことは良いことです。
だからといって、わざわざ意図的にトラブルを招くようなことはしないことです。
チャレンジの結果としてトラブルが起こるのはいいのですが、意図的に起こすものではありません。
トラブルは、学びやチャンスに変えられても、美化しないことが大切なのです。