ミスをしたとき、必要以上に悲観する人がいます。
「ああ、もうダメだ! おしまいだ! 最悪だ!」と、わあわあ嘆きます。
この世の終わりのように捉え、必要以上に焦ったり落ち込んだり、絶望する人さえいます。
問題が起こったら、少し大げさに考えることをおすすめします。
小さな問題が起こったとき、私たちは軽視する傾向があります。
「これくらい大したことない」「放置で大丈夫」「そのうち自然と直るだろう」と軽く考えがちです。
「解決するのは無理」と言う人がいました。
「頑張るだけ無駄。意味がない。解決するのは無理に決まっている」と嘆いています。
無理と言うからには、さぞ難しい問題なのだろうと思われます。
ピンチを乗り越えようとするとき、完璧な解決策を考えようとしがちです。
ここが落とし穴です。
完璧な解決策はありません。
優等生ぶっていると、問題を解決できません。
わからないことがあっても、ばかと思われるのが嫌で、人に質問できなくなります。
困ったことがあっても、弱いところを見せられなくなり「助けて」と言えなくなります。
問題が起こったとき、落ち込んでいる暇はありません。
落ち込んでいる間は行動も何もできません。
下を向いてため息をつくだけでは、1歩も前に進めず、問題は何も解決しません。
問題解決で大切なことは「物は試しの精神」です。
「わからないならやりようがない」「慣れてなければうまくできるわけがない」と思われそうですが、ここが大切です。
わからないなら、わからないなりでいいのです。
問題が複数あったとき、あなたならどれから手を付けますか。
どの問題も、重要性・緊急性は低いものとします。
まず難しい問題から取りかかるのは得策ではありません。
問題解決には、自分を褒めるチャンスがあります。
しかも1回ではなく、3回あります。
自分を褒めるべきときは、きちんと褒めることが大切です。
問題が起こることは悪いことではありません。
人生は問題の連続です。
問題が起こるのは当たり前です。
自分の問題だからといって、自分が解決しなければいけないわけではありません。
一言で問題と言っても、さまざまなものがあります。
特に高度な知識・技術が要求される問題は、どう手を付けていいかわからないときが多いもの。
問題が発生したとき「解決するだけの実力はまだありません。実力をつけてから着手します」と言う人がいます。
なんとも気の長い話です。
実力がつくのを待つ必要はありません。
問題が起こったとき、相談の形で愚痴を言う人がいます。
「ちょっと問題がありまして、ご相談があります」と声をかけます。
相手は快く相談に乗りますが、いざ話を聞いてみると、違った話が始まります。
大きな問題は、解決までに途方もない時間・労力が必要です。
考えるだけで頭がくらくらして、取りかかる前からため息が出ます。
いつ解決できるか見当がつかないことも少なくありません。
「この問題はどうすれば解決できますか」
問題の解決法がわからないからといって、すぐ上司に聞かないことです。
「それくらい自分で考えろ」と言われるのオチです。
世間一般では「トラブルは評価を下げるもの」と思われています。
「トラブル=悪いこと・困ったこと」という共通認識があり、避けたいものだと考えています。
トラブルが起これば、評価が落ちるのは当然のように思われます。
「ぎりぎり」「ぴったり」には要注意です。
隙間がないのは無駄がなくてベストに思えますが、実にリスキーな状態です。
旅行の予約を入れました。
世の中に解決できない問題は、ほとんどありません。
もちろんゼロではないのです。
あるにはあります。
問題解決では「笑っていい場面」と「笑ってはいけない場面」の2つがあります。
問題に取り組むときは、ポジティブでいることが大切です。
だからといって何でも笑顔を見せればいいわけではありません。
ずっと同じ仕事ばかり続けていても、らちが明かないときがあります。
「頭がぼうっとして、仕事に集中できない」
「いくら考えても、アイデアが浮かばない」
世の中には、問題解決に役立つツールが存在します。
ひたすら気合と力業で解決するのもいいですが、その限りではありません。
便利なツールを導入することで、気合も力業も必要なく、問題がスムーズに解決することがあります。
問題の芽を摘んだとき、なかなか褒められることはありません。
上司に褒められません。
同僚にも部下にも褒められません。
「困難な問題」と言いますが、多くの人が誤解しています。
困難な問題に感じられるのは、難易度の高い仕事だからではありません。
解決法がわかっていないからです。
歯の定期検診の際、歯科衛生士から詰め物が取れかかっていると指摘されました。
まだ取れてはいませんが、わずかにぐらぐらしている状態です。
それは鏡でも確認できました。
問題が発生して、解決に向けて取りかかります。
ところ大きな壁にぶつかります。
すべての選択肢を検討してみましたが、すべてNGでした。
問題に取り組んでいると「解決できなかったらどうするの?」と言ってくる人がいます。
それは職場の人であったり、友人であったり、家族であったりです。
あまり嬉しくない一言です。
問題解決は面白い特徴があります。
1つ問題を解決すると、他の問題も解決したくなることです。
問題解決した後は気持ちのいい達成感があります。
時には諦めることも肝心です。
たしかに諦めないことは大切です。
簡単に諦めてはトラブルを解決できません。
問題が無事解決したとき「仕事が終わった」という考える人がいます。
大きな仕事が片付いて、ほっと一息つきたいところですが、実はまだやり残していることがあります。
問題を解決した後にしたいのは「反省」です。
問題解決は「癖」にすることを目指しましょう。
問題解決は、癖にできます。
知らない言葉を見つけたら、辞書で調べる癖をつけるようなものです。
ミスをしたとき、必要以上に悲観する人がいます。
「ああ、もうダメだ! おしまいだ! 最悪だ!」と、わあわあ嘆きます。
この世の終わりのように捉え、必要以上に焦ったり落ち込んだり、絶望する人さえいます。
「ミスをした=ジエンド」と考えているのです。
それは大げさです。
ミスをしてもリカバリーすればいいこと。
小さなミスであれば、すぐ解決します。
普通のミスなら、普通の対処でリカバリーします。
たとえ大きなミスでも、絶望することはありません。
必死に努力したり、人の手を借りたり、時には専門家に頼ったりなど、最善を尽くすことで解決することが可能です。
悲観することも絶望することもありません。
時間や労力がかかるかもしれませんが「時間・労力をかければいいだけのこと」と思えばいい。
もちろん世の中にはリカバリーが不可能なミスもありますが、ごく限られたケースです。
「ミスをしてもリカバリーすればいいね」と、前向きに考えましょう。
それだけのことです。
ミスをしても、リカバリーの手段はたくさんあるはずです。
自分にとって都合の良い手段を採ればいい。
ややこしく考える必要はなく、シンプルに考えればいいのです。
問題が起こったら、少し大げさに考えることをおすすめします。
小さな問題が起こったとき、私たちは軽視する傾向があります。
「これくらい大したことない」「放置で大丈夫」「そのうち自然と直るだろう」と軽く考えがちです。
実際に大したことはなく、現時点でこれといったトラブルにはなっていないかもしれませんが、油断はできません。
小さな問題でも、問題は問題です。
ピンチもトラブルも、最初は小さな問題から始まることが多い。
小さな問題として甘く評価し、軽く扱っていると、知らず知らずのうちに悪化が進行します。
気づいたときには大問題になっていて、大慌てすることになる。
すでに取り返しがつかない状況になっているケースも少なくありません。
だからこそ、問題は、実態より厳しめに評価するくらいでちょうど良いのです。
考え方としては「小さな問題=トラブルの第一歩」です。
「トラブルの第一歩」と思えば、こうしてはいられないと思います。
厳しめに評価しておくことで、課題としての認識が強くなります。
今はまだ小さな問題でも緊張感が生まれ「きちんと取り組んで解決させておこう」となるのです。
「解決するのは無理」と言う人がいました。
「頑張るだけ無駄。意味がない。解決するのは無理に決まっている」と嘆いています。
無理と言うからには、さぞ難しい問題なのだろうと思われます。
どれだけ大変な問題なのだろうかと気になって聞いてみると、拍子抜けしました。
まったく普通の問題でした。
頑張れば、誰でも解決できるような内容です。
難しいどころか、むしろ簡単に解決できる問題でした。
費用がかかることでもなく、少し時間を割いて努力すれば解決できることでした。
この人は「無理」が口癖になっているだけです。
無理が口癖になっていると、ちょっとした問題でも「解決するのは無理」と弱音を吐いてしまいます。
やる前から諦めてしまうと、解決できることもできなくなります。
思い込みとは怖いものです。
ひとたび「解決するのは無理」と思い込むと、ネガティブな暗示がかかり、金縛りに遭ったかのように動けなくなります。
前向きなアクションが取れなくなり、問題解決の機会を失うことになってしまうのです。
「解決するのは無理」と簡単に言わないことです。
「無理」は、完全否定の言葉です。
「解決するのは無理」は、禁句にしてもいいくらいです。
「解決するのは無理」と言いそうになったら、本当に解決が無理なのか、もう一度よく考えてみてください。
深呼吸をして冷静に見つめ直してみると「おや、意外と簡単に解決できそうだ」と気づくでしょう。
仮に解決するのが限りなく不可能に近い問題があったとします。
そんなときでも「解決するのは無理」と言わないことです。
「解決するのは難しい」と言いましょう。
「不可能」は絶望しかありませんが「難しい」には希望があります。
可能性を残しておけば、未来に希望が持てます。
「やれるだけやってみよう」という考え方になり、前向きなアクションを起こせるのです。
ピンチを乗り越えようとするとき、完璧な解決策を考えようとしがちです。
ここが落とし穴です。
完璧な解決策はありません。
完璧な解決策を考え始めると、いつまで経っても見つかりません。
何か1つを完璧に解決しようとすると、別の問題が浮上します。
「この方法もダメ、あの方法もダメ、どうすることもできない」となり、何も決められず、何も実行できなくなります。
パーフェクトな方法があれば、誰も苦労しません。
もしあるなら、それはただの夢物語です。
大切なことは「現実的な最善策」です。
つまり「今の自分にできるベストを尽くす」ということです。
理想ばかりを追い求めるのではなく、現実的にうまくいく方法の中からベストと思われる策を選びます。
最善策であれば、いくつかの実現可能な案が見えてくるはずです。
ある程度の妥協を受け入れることも大切です。
少々妥協することがあっても、それが現時点の最善の選択であれば、結果として良い未来につながります。
数ある方法の中からベストと思われる方法を選べば、それで十分です。
そこから道を切り開いていくのです。
目安は、60点から70点の範囲です。
だいたいうまくできていれば良しとします。
行動しながら、70点、80点、90点と上げていけばいいのです。
完璧な解決策ではなく、現実的な最善策でいきましょう。
最善策であれば、すぐ決断、すぐ実行できるのです。
優等生ぶっていると、問題を解決できません。
わからないことがあっても、ばかと思われるのが嫌で、人に質問できなくなります。
困ったことがあっても、弱いところを見せられなくなり「助けて」と言えなくなります。
周りに気遣って、人の力を借りられなくなります。
そればかりではありません。
自分を大きく見せようと見栄を張ってしまいます。
人からすごいと褒められたいので、無理な行動をしてしまうのです。
問題解決では、かっこ悪いことや恥ずかしいことをする必要があります。
優等生ぶったところで問題解決には何の役にも立ちません。
行動の幅が制限され、問題解決の障壁となるのです。
問題解決に取り組むするときには、優等生ぶるのをやめることです。
「ばかと思われてもいい」
「弱いと思われてもいい」
「かっこ悪い・恥ずかしい・情けないと思われてもいい」
自分のイメージは気にしません。
目の前に問題があるときは、自分のイメージを気にしている場合ではありません。
大切なのは、とにかく問題を解決すること。
恥も外聞も捨てる覚悟になると、勇気や行動力が出ます。
優等生に見られたい気持ちは捨てて、素の自分を見せたほうが、行動の幅が広がって問題を解決しやすくなるのです。
問題が起こったとき、落ち込んでいる暇はありません。
落ち込んでいる間は行動も何もできません。
下を向いてため息をつくだけでは、1歩も前に進めず、問題は何も解決しません。
じっとしていると、ただ不毛な時間が過ぎるばかり。
もたもたしていると、それだけ対応が遅くなり、どんどん問題が悪化します。
問題が起こったら、やるべきことに取り組みましょう。
不安になるのは仕方ありませんが、不安だからこそ解決に向けて動くのです。
落ち込むような問題が発生したら、落ち込む暇がないくらい忙しくなればいい。
不安や落ち込みを避けられるうえ、問題解決も早くなるので一石二鳥です。
落ち込みそうになったら、わざと問題解決に忙しくなってください。
本来やるべきことに取り組んで忙しくなれば、落ち込む暇はなくなります。
「落ち込んでいる暇はない」と自分に言い聞かせましょう。
問題解決のために、やらなければいけないことがたくさんあるはずです。
お葬式のときは、やるべきことがたくさんあって落ち込む暇がありません。
電話をしたり、来客があったり、銀行に行ったり、式の準備をしたりして、ばたばたします。
「あれもやらなきゃ! これもやらなきゃ!」の連続ですが、それがいいのです。
やるべきことに忙しくなっていると、おのずと落ち込む暇がなくなり、悲しみを乗り越えていけます。
やるべきことに忙しくなっていれば、おのずと不安も落ち込みも吹き飛びます。
くよくよする暇も涙を流す暇もなくなります。
やるべきことをやれば、仕事がはかどって、おのずと問題解決が早くなるのです。
問題解決で大切なことは「物は試しの精神」です。
「わからないならやりようがない」「慣れてなければうまくできるわけがない」と思われそうですが、ここが大切です。
わからないなら、わからないなりでいいのです。
まったく慣れていなくても問題はありません。
試すような感じで適当に手を付けます。
最初から成功しようと考えるのではなく「間違えに行く」「恥をかきに行く」と考えましょう。
失敗することを前提とすれば、心が強くなって勇気が出ます。
少しでもいいので実際に取りかかってみると、具体的なことがわかります。
雰囲気や特徴がわかったり、コツやポイントがつかめたりなど、何らかの感触が得られます。
思いもよらぬ発見があることも少なくありません。
「なるほど、こういう感じなのか」とわかることで、問題解決の糸口が見えてくるのです。
解決法は、最初からわかることもあれば、あとからわかることもあります。
取りかからないから方法がわからないのであって、実際に取りかかってみると、いろいろなことが具体的にわかってきます。
物は試しにやってみることで、解決の道が開けるのです。
問題が複数あったとき、あなたならどれから手を付けますか。
どの問題も、重要性・緊急性は低いものとします。
まず難しい問題から取りかかるのは得策ではありません。
解決に手間も時間も取られます。
所要時間の予測が難しく、どんな方法で進めていけばいいかも不明です。
いざ始めてみると、思った以上に時間が取られることも少なくありません。
難しい問題は、疲労もストレスも大きくて、ようやく解決できたときにはエネルギーを使い果たしていることも多い。
へとへとに疲れ果てていると、次の問題に取りかかることも難しくなるのです。
賢くスマートにいきたいなら、解決できる問題から取りかかるのが得策です。
学校の試験では、1番から順に解くより、解ける問題から解いていくのが正攻法ですが、これは日常の問題についても同じこと。
解決できる問題は、所要時間の予測が立てやすく、どんな方法で進めていけばいいのかぱっとわかります。
スムーズに仕事が進み、比較的短時間で解決します。
解決できる問題を解決すると、タスクが1つ消化されるので、心労が減ってすっきりします。
達成感も得られることで調子がついて「よし、次にいこう!」と勢いづきます。
面白いことに1つ問題を解決すると、慣れができたり、他の問題にも応用できる知見が得られたりします。
「今まで解決法がわからなかったけど、そうか、こういう方法があるね!」となる。
最初は解決法がわからなかった問題でも、1つ問題を解決することで、解決法が見えてくるケースがあります。
結果として、次の問題に取りかかりやすくなるのです。
問題解決には、自分を褒めるチャンスがあります。
しかも1回ではなく、3回あります。
自分を褒めるべきときは、きちんと褒めることが大切です。
最初に褒めるのは「問題に取りかかったタイミング」です。
まだ解決していなくていいのです。
取りかかっただけで立派なことです。
問題に取り組むのは誰でもおっくうなもの。
問題が起こったとき、多くの人は逃げたり無視したりなど、消極的な対応を取ります。
そんななか、逃げることも無視することもせず、きちんと取りかかりました。
この時点ですでに素晴らしいのです。
問題は、取りかかった時点で半分終わっていると言っても過言ではありません。
問題に取りかかったタイミングで、自分を褒めましょう。
次に褒めるのは「壁を乗り越えたタイミング」です。
問題に取り組んだとき、終始スムーズに進むことはまれです。
大なり小なり何らかの想定外が起こって、やり直しが必要になったり、余計な仕事が増えたりします。
壁に当たったとき、途中で投げ出す人は多いもの。
「やっぱりやめた」
「難しいからやめた」
「やる気がなくなったからやめた」
嫌になって頭に諦めの文字がちらつきますが、ここが正念場です。
粘りを見せて、なんとか壁を乗り越えましょう。
遅くなってもかっこ悪くなってもいい。
誰か人の力を借りてもいいのです。
最善を尽くせば、きっと壁を乗り越えられます。
見事壁を乗り越えられれば、達成できた自分を褒めてください。
最後のタイミングは「問題を解決できたタイミング」です。
思ったより時間がかかったり、スムーズに進まず遠回りをしたりした場面もあったかもしれませんが、気にしません。
努力を重ねて最善を尽くした結果、問題を解決できたことは素晴らしいことです。
問題が解決したことで、心労が減り、気持ちよく次の仕事に取り組めます。
「きちんと問題を解決できた。自分は立派だ」と自分を褒めて、気持ちのいい達成感を味わいましょう。
この事実に気づけば、問題が起こった時点で嬉しくなります。
自分を褒めることは、意欲・モチベーションの維持にもつながります。
どしどし自分を褒めて、テンションを上げていきましょう。
問題解決力が上がっていくのです。
問題が起こることは悪いことではありません。
人生は問題の連続です。
問題が起こるのは当たり前です。
どれだけ注意を払っても、どれだけリスクを避けても、起こるときは起こります。
仕事でもプライベートでも問題ばかりです。
問題を解決したと思ったら、次の問題が発生します。
一生に一度も問題を経験しない人はいません。
避けられない問題もあります。
世の中には想定外や不可抗力があります。
自分は悪くなくても、事故やトラブルに巻き込まれてしまうこともあります。
「生きていくうえで問題はもはや避けられない」ということです。
問題が起こることは悪いことではありません。
問題が起こったからといって自分を責める必要もないのです。
では、何が悪いのか。
問題を無視することが悪いのです。
問題があるにもかかわらず、見て見ぬふりをして放置します。
これは良くありません。
問題を放置すると、だんだんエスカレートします。
簡単に解決できる問題も、放置すればするほど深刻になっていき、解決が難しい問題へと変わります。
大切なことは、問題を無視しないことです。
問題を見つけたとき「無視するのは良くない」「できるだけ早く解決しよう」と考えましょう。
解決が遅くなってもいいのです。
人の力を借りることもあっていい。
もちろんお金の力で解決することも悪くありません。
最悪、解決できなくてもいいのです。
問題を解決できなかったとしても「解決に向けて努力した」という事実は残ります。
天から神様が見ていて「自分が試されている」と思うことです。
問題を無視せず、向き合う人になりましょう。
自分の問題だからといって、自分が解決しなければいけないわけではありません。
一言で問題と言っても、さまざまなものがあります。
特に高度な知識・技術が要求される問題は、どう手を付けていいかわからないときが多いもの。
書類の書き方がよくわからなかったり、手続きが煩雑だったりすることもあります。
たとえば、労働問題や税金問題は、法律が関わってくるため、自分一人では手に負えないケースが少なくありません。
自分一人で解決するのは難しいときは、素直に専門家を頼りましょう。
自分の問題だから自分一人で解決すると思うのではなく、困ったときは、どしどし他者の力を借りるべきです。
特に専門的なことは、専門家に任せるのが得策です。
専門家はその道のプロなので、スムーズに解決してくれます。
自分にとって難しいことでも、専門家なら朝飯前で、スマートに片付けてくれるのです。
そのほか関わりたくない問題についても、専門家の力を借りたほうが良い場合もあります。
たとえば、相続問題や離婚問題などは、当事者同士が顔を合わせるのが困難というケースが少なくありません。
専門家にお願いして仲介してもらえば、話し合いがスムーズに進んで、円満な解決を実現できるでしょう。
「餅は餅屋」という言葉があるように、専門的なことは専門家に任せるのが安心です。
費用はかかりますが、問題解決の必要経費と考えましょう。
きちんと解決できると思えば安いものです。
何でも自分一人で解決しなければいけないと思うのではなく、難しいと感じたときは、素直に専門家を頼るのが得策なのです。
問題が発生したとき「解決するだけの実力はまだありません。実力をつけてから着手します」と言う人がいます。
なんとも気の長い話です。
実力がつくのを待つ必要はありません。
歳月は、あっという間に過ぎます。
実力がつくのを待っていると、どんどん時間が過ぎていき、問題が深刻になります。
もちろん実力がまったく足りないなら別ですが、少し足りない程度なら、むやみに待つ必要はありません。
実力不足でもいいので、さっさと問題に着手しましょう。
なぜ実力がつくのを待ってはいけないのか。
時間がたつと、問題が悪化して、解決の難易度が上がるからです。
解決の難易度が上がるにつれて、必要とされる知識やスキルも増します。
時間をかけて実力をつけても、そのときは以前より問題が悪化しています。
再び「解決するだけの実力はまだありません。実力をつけてから着手します」となる。
たとえ実力がついたとしても「まだ足りない。念のためもう少し実力をつけてから」と言い始めるのがオチです。
いつまでたっても着手できず、最悪の結末を迎えることになるのです。
重要性・緊急性の高い問題であればなおさらです。
もたもたしている暇はありません。
うまくできる自信がなくても、とにかく着手です。
足りない実力は、仕事を通してつけていくのがベストです。
わからないことがあるなら、仕事をしながら調べます。
できないことは、仕事をしながらスキルを身につけ、できるようにします。
さっさと着手でいいのです。
OJT(職場内訓練)という形で「足りない実力は、実践を通して身につけていく」という姿勢が大切です。
早めに着手するのが、いちばん楽に解決できます。
難しそうな問題に見えても、いざ着手してみると、意外と簡単に解決することもあります。
実力をつけるのを待つ必要はなく、とにかく着手しましょう。
問題が起こったとき、相談の形で愚痴を言う人がいます。
「ちょっと問題がありまして、ご相談があります」と声をかけます。
相手は快く相談に乗りますが、いざ話を聞いてみると、違った話が始まります。
「○○が悪い。○○が憎い。○○が嫌でたまらない……」
言っても仕方ないことをくどくど言ってばかり。
相談の話はほとんどなく、大半は愚痴のオンパレードなのです。
これは気づかないうちに起こりがちです。
問題が起こったとき、不平不満がたくさんあって、言いたい衝動に駆られます。
最初は相談をするつもりでも、口を開くと、つい愚痴を言いがちなのです。
相談より愚痴のほうが多かったら、それは愚痴です。
相手は「愚痴を聞くために時間を割いているわけではないんだけどな」と思います。
自分がそうなっていないか、いま一度振り返ってみることです。
もちろん愚痴が禁句というわけではありません。
大きな問題に悩まされているときは、ストレスがたまり、誰でも愚痴を言いたくなるものです。
そういうときは、最初からストレートに「愚痴を聞いてくれませんか」と言ったほうがまだシンプルです。
相手はそれ相応の準備ができ、たっぷり愚痴を聞いてもらえるのです。
相談する際は、事前に相談内容をまとめておくことも大切です。
相談内容が曖昧だと、相手は要点を捉えるのが難しくなります。
「何が言いたいの?」となって困惑するでしょう。
貴重な時間を割いて聞いてもらうからには、それ相応の準備をしておきたい。
忘れそうなら、紙に書いておきましょう。
相談内容をまとめておくことは、愚痴ばかりになることを防ぐ効果もあります。
相談内容がまとまっていれば、相手もスムーズに理解でき、適格なアドバイスをいただけるのです。
大きな問題は、解決までに途方もない時間・労力が必要です。
考えるだけで頭がくらくらして、取りかかる前からため息が出ます。
いつ解決できるか見当がつかないことも少なくありません。
ところが、ちょっとした工夫をするだけで、簡単に取り組めるようになります。
細かく分割して、1つずつ取り組んでいけばいいのです。
どれだけ大きな問題も、分割すれば、小さな問題になります。
たとえば、解決に100時間かかる、大きな問題があるとします。
「100時間かかる」と聞くと「うわっ、大変だ!」と尻込みしますが、10分割にすれば取りかかりやすくなります。
10時間の仕事を10回繰り返すだけなら、スケジュールも組みやすくなるのです。
100分割するなら、1時間の仕事を100回繰り返すだけになります。
1時間の仕事なら大したことはありません。
回数は多いですが、1回は短時間で終わる仕事です。
小さなタスクとして処理できるのです。
もちろん均等に分割するのは難しいかもしれませんが、ある程度切りのいいところで分けることはできるでしょう。
「1時間の仕事を繰り返せばいいだけだね」と気楽に捉えられ、解決しやすくなるのです。
分割した一部を1つの塊とし、別の誰かに任せやすくもなります。
分割すればするほど簡単で単純なタスクとなるので、新人や初心者でも対応が可能です。
よくよく考えてみれば難しいことではないのです。
大きな問題は、1つの塊として捉えるから大変に感じるだけであって、小さく分割すれば、驚くほど解決しやすくなります。
小さな解決を繰り返していくことで、結果として大きな問題を解決できます。
どれだけ大きな問題も、分割すれば、小さな問題になるのですから、まったく恐れることはないのです。
「この問題はどうすれば解決できますか」
問題の解決法がわからないからといって、すぐ上司に聞かないことです。
「それくらい自分で考えろ」と言われるのオチです。
仕事では多くの問題に直面します。
問題に直面するたびに質問していると、上司からうっとうしいと思われるだけです。
解決法がわからないとき、いきなり上司に聞くのではなく、まず自分で考えてみることです。
わからないとはいえ、まったく見当がつかないことはないでしょう。
なけなしの知恵を振り絞って考えを巡らしてみます。
初心者や未経験でも、ある程度目星がつくことがあるはずです。
そして物は試しの精神で、あれこれ試してみます。
間違ってもリスクがないことなら、何度かチャレンジできるはずです。
上司に聞くのは、自分なりに努力をしてからです。
自分の頭で考え、あれこれ試したうえで声をかけるのであれば、具体的な質問ができます。
上司も鬼ではありません。
言葉の節々から試行錯誤・悪戦苦闘した様子がわかれば、上司は「自分なりに努力をしたうえで質問しているのだな」と理解します。
快く解決法を教えてくれます。
世間一般では「トラブルは評価を下げるもの」と思われています。
「トラブル=悪いこと・困ったこと」という共通認識があり、避けたいものだと考えています。
トラブルが起これば、評価が落ちるのは当然のように思われます。
しかし、一概にそうとは言えません。
大切なのは「トラブルが起こった後の対応」です。
トラブルが起こったら、誠実に、そして一生懸命、対応しましょう。
逃げることも言い訳をすることもせず、積極的に取り組みます。
きちんとトラブルと向き合い、自分にできる最善を尽くします。
スピーディーな対応、丁寧な対応、抜かりのない対応を心がけます。
そして、きちんと解決して、一件落着させることです。
周りが拍手をしたくなるような対応をしてください。
そうすれば、相手は舌を巻きます。
「素晴らしい! 見事な仕事ぶりだ。今後も仕事をお願いしよう」と感心します。
いったんトラブルで評価が落ちても、その後の誠実で丁寧な対応を見せることにより、かえって評価が高まるのです。
トラブル対応は、人に見られていると思うことです。
トラブル対応が下手で中途半端だと相手を落胆させますが、逆に対応が立派で素晴らしいと逆に感心されます。
トラブル対応の良しあしによって、評価を下がるどころか、かえって評価が上がることもあるのです。
トラブルが発生しても、取り組み方が評価されれば、新しい仕事がいただけることがあります。
「今後もどうぞよろしくお願いします」となるのです。
「ぎりぎり」「ぴったり」には要注意です。
隙間がないのは無駄がなくてベストに思えますが、実にリスキーな状態です。
旅行の予約を入れました。
ところが途中で都合が悪くなり、日程変更が必要になりました。
このとき腹を立てる人がいます。
「変更手数料がかかる!」「前後の予定もずらさないといけない!」「こんなことは納得できない!」と。
腹が立つのは、予備費・予備日を設けていないからです。
「ぎりぎり」「ぴったり」を心がけていることが良くありません。
スケジュールに変更が生じるのはよくあることです。
1つも問題が起こらず、終始スムーズにいくことはめったにありません。
あったとしたら、それはとてもラッキーなことです。
大切なことは「一発でうまくいくことはない」という考え方です。
変更が生じる可能性を想定しておくのです。
変更の可能性があるとわかっていれば「念のため予備日・予備費を設けておこう」という思考になります。
いざ都合が悪くなって変更が必要になっても、腹を立てることはありません。
「はい、わかりました」と平気な顔で対応できるのです。
何事も余裕が大切ということです。
仕事でも遊びでも何でも、余裕を心がけましょう。
一定の空白や隙間をつくっておくだけのこと。
本棚は少し隙間をつくっておくほうが快適であるように、日常生活でも少し隙間をつくっておくほうが快適です。
余裕があれば、腹は立ちません。
余裕をつくることは、人生をスムーズに生きることになります。
世の中に解決できない問題は、ほとんどありません。
もちろんゼロではないのです。
あるにはあります。
死んだ人を生き返らせたり、切断した腕を元通りにしたりするのは、もちろん解決が不可能な問題です。
いくら時間をかけようと、どれだけ大金をつぎ込もうと、不可能なことは不可能です。
世の中には解決できない問題があるのも事実。
しかし実際のところ、それくらいなものです。
本当に少なくて、数える程度なのです。
解決するのは無理と思ったら、本当にそうなのか、もう一度よく確認してみてください。
解決できないと思ったら、きちんと取り組んでいないか、まだ本気になっていないかです。
時間・費用・労力はかかるかもしれませんが、たいていは解決することばかりです。
世の中にあるほとんどの問題は、解決可能なことばかりだと気づけば、ぱっと視界が開け、未来に希望が持てるようになります。
あなたは今、何らかの問題を抱えているのかもしれません。
その問題も、本気になれば、きっと解決するはずです。
頭を下げるときには頭を下げ、頼るべきときには頼り、やるべきときにはやります。
恥も外聞も捨て、不退転の覚悟で全身全霊をささげます。
目の前にある問題は、とことん本気になって取りかかれば、解決するはずです。
明るい希望の光を感じてください。
解決するとわかれば、やる気も出るし、モチベーションも上がるはずです。
世の中に解決できない問題は、ほとんどないのです。
問題解決では「笑っていい場面」と「笑ってはいけない場面」の2つがあります。
問題に取り組むときは、ポジティブでいることが大切です。
だからといって何でも笑顔を見せればいいわけではありません。
笑っていい場面と笑ってはいけない場面を、きちんと区別することが大切です。
笑っていい場面では、どしどし笑っていいのです。
にこにこしながら問題に取り組むと、明るい気持ちになれます。
笑顔にはポジティブな気持ちを生み出す力があります。
ちょっとした問題なら、笑い飛ばせばいいことです。
元気だから笑うのではなく、笑うから元気が出ます。
難しい問題や大変な問題も、笑顔で取り組めば、苦しみが半減するものです。
笑顔にはポジティブな気持ちを生み出す力があります。
チームメンバーと一緒に問題に取り組むとき、笑顔が大切です。
笑顔になると、ぱっと雰囲気が明るくなります。
「大変だけど頑張ろう!」と笑顔で励まし合えば、やる気も生まれます。
一方で、笑ってはいけない場面もあります。
たとえば、謝罪の場面です。
人に迷惑をかけ、謝罪をするときに、笑顔はNGです。
笑ってはいけない場面で笑ってしまうと、ますます問題が大きくなります。
うっかり笑みを見せようものなら、相手から不誠実だと誤解され、ますます怒らせることになりかねません。
半笑いでも、相手は気分が害します。
真面目な相談をするときも、笑顔は不要です。
にやにやしていると「あまり困っていないのかな」「問題を軽く考えているのかな」と誤解されます。
本気で悩んでいることを伝えるためにも、真剣な表情を見せたほうが、真剣に取り組んでくれるのです。
ずっと同じ仕事ばかり続けていても、らちが明かないときがあります。
「頭がぼうっとして、仕事に集中できない」
「いくら考えても、アイデアが浮かばない」
そういうときは頭がぼうっとして、仕事もはかどらず、不毛な時間ばかりが過ぎていくものです。
「資料を眺めるばかり」「パソコンとにらめっこをするばかり」ということがあるのではないでしょうか。
仕事に行き詰まったとき、どうすればいいのでしょうか。
種類の違う仕事に取り組んでみましょう。
簡単な雑用・小さな仕事でいいのです。
同じ仕事ばかり続けていてらちが明かないなら、思いきって種類の違う仕事をしてみるのも手です。
種類が違っていればいるほど良い。
種類の違う仕事をすると、入ってくる刺激の種類が変わります。
新しい視点が得られたり、頭が柔らかくなったりして、良いアイデアがぽんと浮かぶのです。
なかなか見つからなかった解決策が、あっさり見つかることも少なくありません。
また刺激の種類が変わることで、良いリフレッシュにもなるのです。
ただし、種類の違う仕事をするなら、のめり込みすぎないように注意してください。
掃除のように、やり始めるとだんだん気分が乗ってきて、止まらなくなることがあります。
夢中になってそればかり続けていると、本来やるべき仕事がおろそかになります。
種類の違う仕事に取り組むなら、期限や区切りを設けたうえで取り組むのがいいでしょう。
世の中には、問題解決に役立つツールが存在します。
ひたすら気合と力業で解決するのもいいですが、その限りではありません。
便利なツールを導入することで、気合も力業も必要なく、問題がスムーズに解決することがあります。
「チーム内の情報共有がうまくいかない」という問題に悩んでいたとします。
こうした場合、情報共有ツールを導入すれば、あっさり問題が解決するでしょう。
口頭やメールによる情報共有もいいですが、目的に特化した専門ツールを使えば、非常に便利です。
最初はツールに不慣れで、チームに浸透するのに時間はかかるかもしれませんが、使っていくうちに慣れてきます。
情報がうまく共有されることで、コミュニケーションも円滑になります。
海外旅行の際、言葉の問題があって、コミュニケーションに悩んでいたとします。
相手の国の言語を勉強するのもいいですが、語学の勉強は手間暇がかかって一筋縄ではいきません。
そんなときに役立つのは、通訳ツールです。
現在では人工知能(AI)を使った通訳ツールが登場していて、リアルタイムはもちろん、大変自然で精度も高くなっています。
相手国の言葉が分からなくても、通訳ツールを使えば、言葉の壁の問題はあっさり解決します。
そのほか、予約システムや人事・労務管理など、ツールの種類はさまざまです。
「とにかく気合と力業で頑張る!」という根性論もいいですが、便利がツールがあるなら、利用するに越したことはありません。
私たちは便利な世の中を生きています。
技術革新の進んだ現代では、目的ごとにさまざまなツールがあります。
便利なツールがあるなら、とことん使いこなすべきです。
ツールの購入・導入に費用はかかるとしても、それで問題が解決するなら安いものです。
コストが高すぎる場合、検討の余地はありますが、こうしたツールは大多数の利用を前提としているため、手頃な価格が一般的です。
一時的な利用なら、一定期間の利用契約にしておきます。
合わなければ、サービスを解約すればいいことです。
お試し期間を設けていることもあるので、チェックしてみてください。
ツールなんて頼らないと意地を張るのでなく「試しに使ってみよう」という姿勢が大切です。
問題の芽を摘んだとき、なかなか褒められることはありません。
上司に褒められません。
同僚にも部下にも褒められません。
そもそも誰にも気づかれないことが多い。
周りから見て、結果がわかりにくいもの。
「何かやってたの?」と言われます。
問題の芽は、目に見えないくらい小さいので、気づかれないことが多いのです。
サボっていると誤解されることも少なくありません。
自分ではこつこつ真面目に仕事をしていたつもりでも、なかなか周りから理解されないことが多いのです。
だから、自分で褒めるのです。
トラブルになる前に対処できたことは幸いです。
立派なことです。
問題の芽を摘む仕事は、地味な仕事ですが、重要です。
これといって目立たず、小さな仕事ではありますが「トラブルの芽を摘んだ」という重要な仕事ができています。
問題の芽を摘んだことで、今後問題が起こることはなくなりました。
ほっと一安心ができます。
不安要素が取り除かれることで、心労が減って精神衛生が良くなり、ますます仕事に集中しやすくなるのです。
問題の芽を摘んだとき、誰にも褒められないなら、自分で褒めましょう。
「きちんと問題の芽を摘んで偉い! 自分は立派なことをした!」と。
社会人として正しい行いをしているのです。
「困難な問題」と言いますが、多くの人が誤解しています。
困難な問題に感じられるのは、難易度の高い仕事だからではありません。
解決法がわかっていないからです。
解決法がわからないと、どれだけ時間がかかるか、どんな準備が必要か、どう仕事を進めていいのかなどわからず不安になります。
「解決できなかったらどうしよう……」
「お金を失ったら……、信用を失ったら……、仕事を失ったら……」
失敗をして、ますます窮地に追い込まれる自分が目に浮かびます。
体が震えてきたり、嫌な汗が出てきたりします。
悪い妄想ばかりが広がり、問題が難しく感じられるのです。
ひとたび解決法がわかれば、感じ方ががらっと変わります。
「なんだ、これだけいいのか」と拍子抜けするのです。
時間や労力はかかるかもしれませんが、手順に沿って粛々とタスクを処理していけばいいだけです。
所要時間の予測も立てられます。
進め方がわかれば、必要な準備も見えてきます。
登山のようなものです。
ルートがわからないと不安や恐怖に足がすくみますが、ルートがわかっていれば安心して登れます。
頭の中で具体的なイメージができるようになり、自信や勇気も出てきます。
それだけのことです。
困難な問題に感じられたら「解決策がまだわかっていないだけ」と考えましょう。
解決法さえわかれば、あっさり片が付くのです。
歯の定期検診の際、歯科衛生士から詰め物が取れかかっていると指摘されました。
まだ取れてはいませんが、わずかにぐらぐらしている状態です。
それは鏡でも確認できました。
そのままにしていると、詰め物の隙間に汚れがたまってしまい、虫歯の原因となります。
ほうっておくのは良くないと思い、詰め物をつくり直してもらうことになりました。
1週間後、新しい詰め物をはめ込むときのことです。
どうやら1週間のうちに歯の一部が欠けたようで、作った詰め物がぴったり合わず、つくり直しが必要となりました。
こんなとき、文句を言わないことです。
「どうして欠けたんですか」「受け入れられません」「ミスがあったんじゃないんですか」とぶつぶつ言う人がいます。
文句を言ったところで、欠けてしまったものは仕方ありません。
固いものを食べていなくても、何かの拍子で歯の一部がぽろっと欠けることがあります。
一発でスムーズに解決しないことはよくあることです。
何らかの想定外が起こって、余計な手間暇がかかるのは珍しくありません。
歯科医師に非があるとは限らず、自分の食べ方にも非があった可能性もあります。
どちらに非があるのか考えたところで仕方ありません。
文句を言っていると、それだけ問題解決が遅くなります。
スムーズに解決する予定でも、実際はそうならないケースもあります。
予定はあくまで予定です。
詰め物のつくり直しが必要になるように、問題解決に取り組んでも、何らかの事情でやり直しをしなければいけないことがあります。
やり直しが必要になったとき、素直に受け入れるほうが、穏便に話が進みます。
結果として仕事の完了が早くなるのです。
問題が発生して、解決に向けて取りかかります。
ところ大きな壁にぶつかります。
すべての選択肢を検討してみましたが、すべてNGでした。
やるだけのことをやりましたが、うまくいきませんでした。
そんなとき「もうこれ以上できることはありません」とセリフがよく聞かれます。
ここがポイントです。
「もうこれ以上できることはありません」と簡単に言わないことです。
たいてい思い込みにすぎません。
「もうこれ以上できることはありません」は「もうこれ以上やりたくありません」が本音です。
さっさと諦めたいから、つい弱音が出てしまっています。
簡単に諦めたら、諦め癖もついてしまいます。
「もうこれ以上できることはありません」と言いそうになったら、もう少しだけ考えてみる時間をつくってみましょう。
本当にできることがないのか、あらゆる可能性を探ってみることです。
じっくり探ってみると「そういえば、まだこの方法を試してなかった!」という可能性を見いだせることがあります。
「押してダメなら引いてみる」という考え方もあります。
意外なところに可能性が残っていることはよくあることです。
目的地は1つでも、そこに行くまでの道は数多くあるのと同じです。
遠回りをすることが、かえって近道になることも少なくありません。
一方向から見るのではなく、あらゆる方向から見ることが大切です。
「もうこれ以上できることはありません」は、完全にすべての選択肢がなくなったときに使うセリフです。
選択肢は、最初から見えているとは限らず、隠れていることがあります。
あちこちかき分け、必死に探し求めることで、偶然見つかることがあるものです。
諦めないであれこれ探っていると、光が差し込んだように、思わぬ選択肢がぱっと見つかるのです。
問題に取り組んでいると「解決できなかったらどうするの?」と言ってくる人がいます。
それは職場の人であったり、友人であったり、家族であったりです。
あまり嬉しくない一言です。
きちんと真面目に取りかかっているというのに、わざわざ意欲をそぐようなことを言ってくる人がいるものです。
解決できなかったからどうするのと言われたところで仕方ありません。
「だったら、問題を放置しておけばいいのですか」という話になります。
さて、こんなときあなたなら、どんなセリフで返事しますか。
「解決できなかったらどうするの」と言われたら、こう言い返しましょう。
「放置するよりは良い」です。
取りかかったからといって、必ず解決できるとは限りません。
努力が実らず、残念な結果で終えることもあります。
そうだとしても、放置するよりは良いのです。
問題は問題です。
どんな問題であろうと、NGの状態ですから、何らかアクションを講じる必要があります。
解決できる見込みが低いとしても、放置するよりは良いのです。
問題を先送りせず、早めに着手ができていることは立派なことです。
少なくとも何もしないでいるよりは、可能性があります。
問題に取り組んだ結果、解決できなかったとしても、それは仕方ありません。
ベストを尽くしたことになります。
やるべきことをやった結果ですから、結果にかかわらず、自分の行いに誇りを持てます。
貴重な経験の1つとなり、次の課題における問題解決力もアップします。
解決に向けて、きちんと問題に取り組んでいる自分を認めましょう。
「放置するよりは良い」と言い返せば、相手は何も言えなくなります。
はっと我に返り、つまらないことを言ってしまった自分が恥ずかしくなるのです。
問題解決の意欲が下がったときも、自分に「放置するよりは良い」と言い聞かせてください。
仕事の意義を再認識できます。
びしっと気合が入り「よし、頑張ろう!」と思えるのです。
問題解決は面白い特徴があります。
1つ問題を解決すると、他の問題も解決したくなることです。
問題解決した後は気持ちのいい達成感があります。
ノリや勢いが出ていて、ハイテンションになっています。
解決ができたことが嬉しくて、独特の高揚感があるのです。
問題解決したら、再び快感を味わいたい気持ちに駆られます。
こうした状況になったら、チャンスです。
その調子で他の問題解決にも取りかかればいいのです。
調子は乗るものです。
せっかく気分が乗っているのですから、ぜひその熱い波を大切にしたい。
大切なのは、ノリと勢いです。
何事もタイミングというものがあります。
調子が出ているときは、独特のパワーがあります。
自分にブレーキをかける必要はありません。
調子が出ているとき他の問題解決に取り組めば、普段より容易に解決します。
普段なら壊せない壁も、ノリと勢いがあれば壊せます。
普段なら乗り越えられない山も、ノリと勢いがあれば乗り越えられます。
2つ目の問題が解決したら、さらに3つ目の問題にも取りかかってください。
どんどん調子に乗って、ノリと勢いを止めないのです。
ひとたび掃除を始めると、止まらなくなる状態と同じです。
スイッチが入ると「ついでにここも掃除しよう、あそこも掃除しよう」となり、気づいたら部屋全体がぴかぴかになっているのです。
問題を解決したら、調子に乗って他の問題も解決していきましょう。
山積していた問題を一気に解決できるチャンスです。
問題を解決したら、そのまま調子に乗って、他の問題解決にも取り組んでいけばいいのです。
人生のブレイクスルーを起こしましょう。
時には諦めることも肝心です。
たしかに諦めないことは大切です。
簡単に諦めてはトラブルを解決できません。
解決が難しくても、粘り強く考えたり人の力を借りたりなどすることで、トラブルを乗り越えていけるものです。
しかし、世の中には解決できないトラブルがあるのも事実です。
割れたコップを元に戻すことは不可能です。
経年劣化の限界で壊れたものを、新品のように修理することも不可能です。
当然ですが、死んだペットを生き返らせることもできません。
諦めないことは大切ですが、それはあくまで解決可能なことに限った話です。
解決不可能なことにもかかわらず「諦めてはいけない」という考えに縛られるのは良くありません。
解決不可能なことは、何をどうやっても解決不可能です。
無駄に時間が過ぎるばかりとなり、永遠に前進できなくなります。
どうしてもダメなときは、運命だと思って諦めることも肝心です。
痛みがあるなら、潔く受け止めます。
払わなければいけない代償は、潔く受け入れます。
トラブル解決を諦めたからといって、人生が終わるわけではありません。
まだまだ人生は続きます。
明日になれば日はまた昇り、まだまだ人生は続きます。
つまずいて転ぶことがあっても、また立ち上がればいい。
大きな失敗があっても、人生は何度でもやり直せます。
失ったお金はまた稼げばいいし、仕事を首になったら別の会社に就職すればいいことです。
諦めることは、敗北ではありません。
新しい方向転換です。
いつまでもトラブルにとらわれるのではなく、次に向けて目を向けることも大切です。
どうしても解決できないなら、運命だと思って諦め、別の方向に目を向けましょう。
潔く諦めることで、新しい人生が始まります。
問題が無事解決したとき「仕事が終わった」という考える人がいます。
大きな仕事が片付いて、ほっと一息つきたいところですが、実はまだやり残していることがあります。
問題を解決した後にしたいのは「反省」です。
「終わり良ければすべて良し」という考え方もありますが、油断は禁物です。
解決はできても、冷静に振り返ると、問題点が見えてくることがあります。
「あの方法はちょっと良くなかったなあ。このプロセスはかえって遠回りになってしまったね」
最初からスマートにできることはなかなありません。
方法やプロセスに無駄や不手際が見つかることはよくあることです。
問題点が見つかれば、今後の課題として挙げられます。
より良い方法に気づくこともあります。
「今回はこう解決したけど、こんな方法もあったね。こんな工夫もできたね。この進め方のほうがスムーズだったのではないか」
そのときはベストだと思っても、後で冷静に振り返ってみると、気づきや改善点が見えてくることが多い。
「こうしたほうが良かった」と思えることが見つかることがあるものです。
すでに問題は解決されていますが、反省することで、次に生かせるヒントが見つかります。
問題を解決して、すべて終わりとするのではなく、きちんと反省することが大切です。
きちんと再発防止策ができていれば、同じ問題が起こることはないはずですが、類似の問題が起こる可能性はあります。
今後、再び同じような問題が起こったとき、反省点を生かせば、以前よりスマートに解決できます。
ほんの10分でいいので、反省する時間をつくってみてください。
頭だけで考えるより、紙に書きながら整理していくほうが、上手に考えをまとめられます。
反省することで、問題解決力がますます向上していくのです。
問題解決は「癖」にすることを目指しましょう。
問題解決は、癖にできます。
知らない言葉を見つけたら、辞書で調べる癖をつけるようなものです。
問題解決癖を身につけるにはどうすればいいのでしょうか。
日頃からこつこつ早めの問題解決を繰り返すことに尽きます。
一晩で身につくことではなく、ある程度の時間がかかるものです。
問題が見つかったら、すぐ対応しましょう。
「どうしようかな」「いつ取りかかろうかな」と考える暇もなく、すぐ取りかかりたい。
無視や後回しはしないで「早め」を心がけることがポイントです。
何事も早いに越したことはありません。
抵抗を感じるのは最初だけです。
「今すぐ取りかかろう!」の一言を自分に言い聞かせてください。
最初は意識が必要ですが、日頃から問題解決を心がけていれば、だんだん癖として定着します。
最終的には、当たり前の感覚になります。
こうなればしめたものです。
問題解決癖がついたのです。
癖になれば、自然と体が動くようになります。
いちいち重い腰を上げる感覚がなくなります。
問題を見つけるやいなや、反射的に取りかかるようになります。
いちいち意識しなくても、解決に向けて自然と体が動き始める。
知らない言葉を見つけたら辞書で調べたくてうずうずするように、問題を見つけたら解決したくてうずうずするようになります。
問題解決癖をつけるには、時間がかかります。
普通の癖をつけるのと同じことで、問題解決癖をつけるにも時間がかかります。
それは意味のある時間です。
時間がかかった分だけ、一度身についたら、なかなか元に戻りません。
ひとたび問題解決癖が身につければ、その効果は絶大です。
仕事でも私生活でも、大きなトラブルに悩まされることが激減し、人生全体が快適になります。
問題解決癖は、夢や目標を叶えることにもつながります。
目標に向かってスムーズに進みやすくなるので、夢や目標の実現力がアップするのです。
問題解決癖は、身につけておきたい癖の1つです。
デメリットは1つもなく、メリットしかありません。
問題解決癖は、必ず大きな武器になるのです。