最高の同棲を目指すのは、やめたほうがいいでしょう。
夢を壊すようですが、現実的な考え方です。
同棲は、夢の世界ではなく、あくまで現実の世界。
最高の同棲は、言うのは簡単でも、現実的ではありません。
すべてが思いどおりにいき、理想どおりの同棲が実現するのは、ほぼ不可能です。
生まれも育ちも性格も違う2人が一緒に暮らして、トラブルがゼロということはありません。
大なり小なり、対立や衝突があるでしょう。
喧嘩をすることもあるでしょう。
今まで知らなかったパートナーの価値観や生活習慣に驚かされることもあるはずです。
最高の同棲を目指すと、完璧な状態でないかぎり、同棲に満足できなくなります。
ほとんどの場合、完璧を満たせないため、ことあるたびに落ち込むことになる。
最終的には、同棲に絶望してしまうのです。
では、どうするか。
最高の同棲を目指すのではありません。
普通の同棲で十分と考えましょう。
欲張りすぎないこと。
期待もしすぎないこと。
「普通でよし」と考えます。
そのほうが、小さな達成にも喜びを得たり感謝をしたりできます。
理想を持つのはいいですが、叶わなくてもがっかりしないことです。
「そういうこともあるよね」と思うくらいのほうが、動揺を小さくできます。
期待するのはいいですが、しすぎないことです。
「最低限ができているからよい」と楽観的に考えたほうが、元気が出ます。
思いどおりにいかなくても、いらいらしないことです。
「人間だから仕方ないよね」と寛大になったほうが、優しい気持ちでいられます。
あくまで「普通の同棲で十分」と思うこと。
満足の基準が下がるため、小さなことでも満足感が得られます。
「普通の同棲で十分」と思うことで、結果として、最高の同棲にできるのです。