同棲では、ルールが必要不可欠です。
多すぎたり厳しすぎたりしてはいけませんが、ある程度のルールは、同棲の維持に役立ちます。
「ルール」と一言で言っても、大きく分けると2種類あります。
同棲中、お互いの価値観や生活習慣がぶつかることがあります。
幼いころからずっと続けてきた常識は、正しいと思いたいもの。
幼少期から信じている常識は、意識の奥深くまで「当たり前のこと」として、しっかり浸透しているでしょう。
部屋の広さが十分ではないとき「仕方ない」と諦めがちです。
たしかに物理的な部屋の広さは、引っ越しでもしないかぎり、変えようがありません。
同棲では2人が住むため、部屋がいっそう狭く感じやすくなります。
ときどきパートナーがぼそっと言う一言があります。
「少し疲れたな」
「手伝ってほしかったな」
同棲のトラブルを回避するには、早い対処が大切です。
話し合いは、問題が起きてから行われる傾向があります。
問題が起これば、話し合いの場を設けて、事情の把握に努めます。
同棲が成功したカップルには「きちんとご両親に挨拶をした」という傾向があります。
もちろん挨拶を済ませたカップルでも、失敗したケースもあります。
しかし、ご両親に挨拶を済ませたカップルは、そうでないカップルに比べ、同棲がうまくいきやすい傾向があります。
共用の家電や家具は、2人で決めることをおすすめします。
もちろん自分専用の家具や家電を買うなら、自己判断でもいいでしょう。
あくまで自分のお金で自分のために買うものなら、買った後にトラブルも自己責任。
同棲ではコミュニケーションが重要ですが、義務になってはいけません。
相手がへとへとになっているときこそ、何かをして元気づけたいと思いますが、逆効果になる場合があります。
たとえば、パートナーが仕事でへとへとに疲れて帰ってきたとします。
趣味の禁止には、要注意です。
同棲していると、パートナーの趣味が理解できず、禁止にしたくなる瞬間があるかもしれません。
趣味に夢中で自分にかまってもらえないと、趣味を恨みそうになるでしょう。
あなたは普段、部屋の中でどんな服装ですか。
普段着で過ごしている人が大半でしょうが、中には変わった格好で過ごす人がいます。
衣類をほとんど身につけず、完全な裸、もしくは裸に近い姿で過ごす人です。
パートナーは、どんなとき機嫌がよくなりますか。
人にはそれぞれ、接するだけで機嫌がよくなるポイントがあります。
たとえば、大好物や趣味の話題などです。
同棲中も防犯対策は必要です。
同棲を始めると「2人で住んでいるから安心」と思って油断しがちです。
たしかに一人暮らしに比べれば、人の気配を作りやすいため、安心感は増すでしょう。
同棲でよくあるトラブルの1つが「持ち物の無断使用」です。
十分慣れ親しんだ関係になれば、パートナーの持ち物が自分のものであるような錯覚に陥ることがあります。
「一緒に暮らしているなら、お互いの持ち物はお互いのもの」
相手の持ち物を使うなら、まず許可を得ることが必要です。
無断で相手の持ち物を使うと、トラブルに発展する可能性があります。
恋人同士の同棲生活とはいえ、まだ結婚前のデリケートな時期です。
相手の所有物を捨てるときは、一声かけるようにしましょう。
相手の所有物は相手のもの。
小さなものや軽いものであっても、相手の財産です。
同棲では、助け合いの精神が大切です。
いつも家事を頑張っているパートナーを気遣い、たまには自分も手伝おうと思うでしょう。
ところが、手伝うつもりで言った一言が、パートナーの機嫌を悪くさせることもあるので注意が必要です。
同棲中は「そのうち」という一言に要注意です。
一応同意しつつ、ひとまず仕事を後回しするときによく使われます。
「たまには外でデートをしよう」と誘われたとき「そのうちね」と返事をする。
自分のお金で買い物をするとき、パートナーに相談すべきか。
これについて、金額を基準にして、2つに分けて考えます。
「小さな買い物」と「大きな買い物」です。
同棲を始めると、近所付き合いが始まることがあります。
新しい場所での同棲生活は、新しい近所付き合いの始まりでもあります。
隣近所にどんな人が住んでいるのかは、同棲を始めてみないとなかなかわかりません。
同棲中、近所の騒音に悩まされることがあります。
隣の部屋から大音量の音楽が聞こえてくる。
ばたばた走り回る音が響いてくる。
同棲を始めると、お互いの生活が丸見えになります。
セキュリティーはあっても、生活の都合上、共有していることもあるでしょう。
お互い信頼しているからこそ、本音や本性をさらけ出せます。
同棲では、たまには贅沢をしましょう。
節約、節約、また節約。
毎日節約ばかりでは、同棲が息苦しく感じてしまいます。
同棲を始めると、物の量が増えがちです。
「いつの間にか物が増える」と言っても過言ではありません。
最初はすっきりしていた空間が、気づくと物で埋め尽くされている状況はよくあります。
同棲中、パートナーから仕事の悩みを聞かされることがあります。
もちろん深刻な悩みなら、きちんと向き合って相談に乗る必要があります。
「上司からパワハラを受けている」
パートナーの変化に気づけていますか。
同棲中は、パートナーの変化に気づく意識が大切です。
毎日一緒に暮らしているなら、小さな変化もすぐ気づけそうな気がしますが、そうとは限りません。
同棲中は、恋愛感情の扱いに注意してください。
もちろん同棲中でも、恋愛感情は大事です。
恋愛感情を持ったほうが、高揚感やときめきを感じながら暮らしていけるでしょう。
同棲中に悩まされる存在は、意外と身近にいるかもしれません。
親です。
親は、救世主になることもあれば、時には邪魔者になることもあります。
同棲中のある日、相手に多額の借金があると気づくことがあります。
消費者金融から、督促のはがきが届いたり電話がかかってきたりです。
同棲相手が多額の借金をしていることを知れば、大きなショックを受けるでしょう。
同棲で新しい住まいに暮らし始めれば、2人の好みに仕上げたいでしょう。
壁に絵を掛けたり、ポスターを貼ったり、好みのカーペットを敷いたりなどです。
想像するだけでも楽しくなってくるでしょう。
同棲中、自宅に友人を招きたくなることがあるでしょう。
もちろん自宅に友人を招くのはかまいません。
仲のいい友人がいるなら、自宅に招くのは自然なこと。