同棲は、その名のとおり、一緒に暮らす生活です。
24時間365日、同じ部屋で衣食住を共にします。
逃げることも隠れることもできない。
1人の時間も自由な時間も制限されます。
もし結婚して夫婦生活になっても、この状況は変わりません。
ずっとパートナーとくっついて、離れない生活をイメージしがちです。
しかし、ここに誤解があります。
同棲とはいえ、実は、ずっと一緒にいるわけではありません。
じっくり生活を振り返ると、一時的ではありますが、別々に行動する時間があります。
たとえば、仕事中です。
仕事に出かけているとき、2人の行動は別々です。
入浴の際も、2人で一緒に楽しむこともありますが、基本的に自分だけの時間になるでしょう。
トイレに入っているときは、短時間ですが、1人だけの状態になります。
個室で過ごしているときも1人の時間です。
たまにはぶらぶら1人で外出することもあるでしょう。
同棲とはいえ、実は、ずっと一緒にいるわけではありません。
同棲は「24時間365日、ずっと一緒の生活」と思われがちですが、実際は違います。
1人の時間も自由な時間も、細切れではあるものの、わずかながら毎日存在しています。
その細切れの時間を合計してみましょう。
それぞれ時間は短くても、合計してみると、意外と1人の時間は長いかもしれません。
「同棲すると1人の時間がなくなる」とも言い切れないのです。