「失敗したらどうしよう」と心配することはあっても「成功したらどうしよう」と考える人はなかなかいません。
失敗を心配している人ほど、失敗したときの準備を始めてしまっています。
失敗したときのことを、頭の中でイメージトレーニングし、そうなったときのことばかりを考えてしまっています。
失敗を心配したら、すでに一歩、失敗に近づいているということです。
イメージには、現実に近づけてしまう力があり、考えるほど、本当にそうなります。
「失敗したらどうしよう」と言う人ほど、失敗しやすくなるのはそのためです。
考えるほど、現実になります。
そこで、考え方を変えてみましょう。
失敗したときのことを考えるくらいなら、成功したときのことを考えるのです。
成功のことを考えていたほうが、成功する確率は高くなります。
オリンピックの選手は、みんな、試合のときはイメージトレーニングを大切にしています。
実際に自分のイメージを現実化するように、試合をする前に、頭の中で先に試合を行っています。
また自分が勝っているときの姿も想像しています。
自分が勝って、喜びに満ちあふれているところを想像しているために、現実になるのです。
心配は、失敗するために使うくらいなら、成功したときのことに使いましょう。
勝ったときにはどうしよう、成功したときはどうしようと、考えるほど、本当に現実になるのです。