「すでに業界研究はしている」
そう思う人もいるでしょう。
たしかに業界研究は、就職活動の初期に経験済みのはずです。
ただし、そのときの業界研究は、業界全体を見渡すような研究方法だったはずです。
一言で言えば「広く浅く」です。
自分にふさわしい業界さえわかれば十分だったため、広くて浅い業界研究で十分でした。
しかし、入社誓約書を提出して入社が決まれば、そうはいきません。
入社が決まると、自分が関わる業界が具体的になるため、浅い知識では不十分です。
関係する業界について、もう一歩踏み込んだ研究をしておくといいでしょう。
今度は「狭く深く」の業界研究です。
自分が関わる業界は今、どのような状態で、どのような問題を抱え、どういった取り組みをしているのか。
復習の意味も含めて、少しでも業界の知識を深めておけば、入社後の仕事の取り組みもスムーズになります。
予備知識があれば、先輩の話にもついていきやすくなり、うまく返事もしやすくなるでしょう。
また、入社する企業に特化した業界研究も要チェックです。
入社する企業には、主要な取引先もあるはずです。
取引先との関係を含めた業界研究をしておけば、完璧です。