入社誓約書を提出した後、事情があって、内定を辞退したい場合があります。
誓約書という正式な書類を提出した後ですから、辞退が不可能であるように思えますが、実際はどうでしょうか。
実は、基本的に辞退はできるのです。
細かい話になりますが、入社誓約書は、あくまで誓約書です。
入社誓約書とは「社員になります」と宣言するものです。
一応宣言はしますが、絶対的な法的拘束力が発生するものではありません。
したがって、入社誓約書を提出した後でも、法的には辞退が可能なのです。
ただし、例外もあります。
著しく誠意に欠けたり、相手を陥れたりする辞退の場合、辞退は可能でも、損害賠償を問われる可能性があります。
いくら法的には問題ないとはいえ、やはり丁寧な言い方で辞退することが大切です。
入社誓約書を提出した後の辞退は、大変失礼なことです。
辞退の連絡は、メールだけで済ませるのではなく、電話が好まれます。
不快に思われるのを覚悟の上、直接電話をして、ふさわしい理由とともに、丁寧に辞退するようにしましょう。