執筆者:水口貴博

履歴書の自己PRで注意したい30の書き方

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なぜ、学んだ事実を伝えるだけでは、不十分なのか。

なぜ、学んだ事実を伝えるだけでは、不十分なのか。 | 履歴書の自己PRで注意したい30の書き方

「大学では、○○を学びました」

自己PRや志望動機で、よく聞かれる一言です。

もちろん大学で学んだことは、本人の特徴の1つです。

特に専攻科目は、徹底的に学んでいるはずですから、自分の強みとしてアピールしたほうがいいでしょう。

ただし、学んだ事実を伝えるのはいいのですが、それだけでは不十分です。

学業を励んだ様子は伝わるかもしれませんが、それが企業の営利活動にどう生かされるのかがわからないからです。

企業は、利益につながるような人材を求めています。

大切なことは「どう生かせるか」という点です。

大学で学んだことを、企業の利益にどう生かすことができるのかを、具体的に説明することがポイントです。

たとえば、大学での専攻が「女性学」であったとします。

「専攻である女性学を、御社の女性向けの商品開発で、ぜひ生かしたいと考えております」

こうした言い方をすれば、学業と実務経験がつながります。

面接官は、応募者が働く様子を想像しやすくなり、心を動かされるでしょう。

応募者には、実務経験が乏しいですから、それを少しでも補うような説明が必要です。

「企業の利益につながりそうだ」と感じてもらうことで、採用につながりやすくなるのです。

履歴書の自己PRで注意したい書き方(6)
  • 学んだ事実だけ伝えるだけではなく「どう生かせるのか」という点で説明する。
皆勤賞は、強力なアピールになる。

履歴書の自己PRで注意したい30の書き方

  1. 自己PRは、自己紹介の一種。
  2. どんな経験が、自己PRのネタとして使えるか。
  3. 自己PRは、抽象的な言葉より、証明できる実績。
  4. 1行目に結論。
  5. キャッチフレーズのある自己PRは、心を動かす。
  6. なぜ、学んだ事実を伝えるだけでは、不十分なのか。
  7. 皆勤賞は、強力なアピールになる。
  8. 自己PRは、量より質。
  9. 自己PRは、あくまで仕事に生かせるものであること。
  10. 自己PRに、高校時代や中学時代の話を出していいのか。
  11. 自己PRは、自慢なのか。
  12. 「これなら誰にも負けない」という長所なら、1つでも十分。
  13. アルバイトの経験談は、目立ちにくい。
  14. アルバイトに励んでいたことをアピールするときの注意点。
  15. 残念ながら、ビジネスにおいて「控えめ」は、長所にならない。
  16. 3年以上続けているなら、平凡なことでも、実績の1つ。
  17. 自信と謙虚の理想的なバランスは、4対1。
  18. 大学時代に大きな結果を残せていないとき、自己PRはどう書くか。
  19. なぜ自己PRに、格言を含めてはいけないのか。
  20. 目標やビジョンのある自己PRは、より印象深くなる。
  21. 「具体的になっているか」だけでなく「抽象的ではないか」でも、考えたい。
  22. 体験談の目安は、自己PR全体の3割程度。
  23. 技能だけが自己PRではない。
    こだわり・信念・哲学も、立派な自己PR。
  24. 自己PRの説得力を上げるポイントは、他者からの評価。
  25. 描写できない自己PRは、印象にも残らない。
  26. 説得力を上げるコツは、2面性。
  27. 応募書類に自分のブログのURLを記載し、アピールしてもよいのか。
  28. 自己PRや志望動機が、履歴書と口頭で異なるのは、許されるか。
  29. 自己PRは完成して終わりではない。
    詳しく聞かれる準備もしておくこと。
  30. 好感が得られやすい自己PRの基本構成。

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