大企業に志望する場合、履歴書や面接で、気をつけたいことがあります。
採用担当者が聞き飽きているであろう内容を避けることです。
たとえば「アルバイトでリーダーをしていました」という話は、正直なところ、聞き飽きているでしょう。
もちろん中小企業では、立派なアピールになるのですが、大企業はひと味違います。
何百何千という履歴書を見ていると、アルバイトでリーダーをした経験は珍しくありません。
リーダー経験は素晴らしいのですが、何百何千という応募者の中では、山ほど出てくるのです。
「ボランティアをしました」「海外留学しました」「○○は高得点です」などの話も、聞き飽きている内容です。
かなり珍しく、相当立派な経験でなければ、注目してもらえません。
ありきたりの言葉は、さらりと受け流されます。
中途半端な実績は、なかったことにされるでしょう。
大企業に志望するなら、定番で攻めるより、さらに先をいった回答を心がけることが必要です。
自分が大企業の採用担当者になったつもりで、自分の自己PRや志望動機を見直してみてください。
採用担当者は聞き飽きているであろう言葉や実績は、あえて避けるのが賢明です。
「御社が第一志望です」という言葉も聞き飽きているはずです。
「断然、御社が第一志望です」という差別化を図った答え方のほうが、印象に残るでしょう。
資格や経験でアピールする場合も、かなり高いレベルの内容が要求されます。
普通の努力で取得できる資格では、アピールにならないでしょう。
血のにじむような努力と苦労がなければ取得できないほど、レベルの高い資格があって、初めて注目してもらえます。
常識の範囲に限りますが、他の人には真似されにくい、独自性のある内容が求められます。
大企業に挑戦するのは、それくらい大変なこと。
大企業に採用されるのは、有名国立大学の合格より難しいといわれています。
これが、大企業に挑戦する難しさです。