執筆者:水口貴博

履歴書の自己PRで注意したい30の書き方

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「具体的になっているか」だけでなく「抽象的ではないか」でも、考えたい。

「具体的になっているか」だけでなく「抽象的ではないか」でも、考えたい。 | 履歴書の自己PRで注意したい30の書き方

自己PRや志望動機は、具体的であることが大切です。

具体的であればあるほど、様子がはっきり想像しやすくなるため、説得力に変わります。

自己PRや志望動機は「具体的になっているか」という見方で確認することが大切です。

さて、ここでもう1つ、加えたい見方があります。

「抽象的ではないか」という見方です。

「具体的になっているか」という見方と同じであるように思いますが、違います。

どちらも、具体的にしようとする目的は同じですが、確認する方向が違うのです。

「具体的になっているか」は、あくまで具体性を評価しています。

一方「抽象的になっているか」は、あくまで抽象性を評価しています。

「具体的になっているか」という見方では問題なくても「抽象的ではないか」という見方では、問題に気づくことがあります。

山の頂上は1つでも、山の北側と南側とでは、山の様子が異なって見えるのと同じです。

見る対象は同じでも、見ている位置が異なれば、気づきにも違いが生まれやすくなるのです。

複数の視点を持つことです。

複数の視点を持つと、細かい点まで厳しい注意を向けることができるため、誤りや抜けに気づきやすくなるのです。

履歴書の自己PRで注意したい書き方(21)
  • 「具体的になっているか」だけでなく「抽象的ではないか」という見方でも、確認する。
体験談の目安は、自己PR全体の3割程度。

履歴書の自己PRで注意したい30の書き方

  1. 自己PRは、自己紹介の一種。
  2. どんな経験が、自己PRのネタとして使えるか。
  3. 自己PRは、抽象的な言葉より、証明できる実績。
  4. 1行目に結論。
  5. キャッチフレーズのある自己PRは、心を動かす。
  6. なぜ、学んだ事実を伝えるだけでは、不十分なのか。
  7. 皆勤賞は、強力なアピールになる。
  8. 自己PRは、量より質。
  9. 自己PRは、あくまで仕事に生かせるものであること。
  10. 自己PRに、高校時代や中学時代の話を出していいのか。
  11. 自己PRは、自慢なのか。
  12. 「これなら誰にも負けない」という長所なら、1つでも十分。
  13. アルバイトの経験談は、目立ちにくい。
  14. アルバイトに励んでいたことをアピールするときの注意点。
  15. 残念ながら、ビジネスにおいて「控えめ」は、長所にならない。
  16. 3年以上続けているなら、平凡なことでも、実績の1つ。
  17. 自信と謙虚の理想的なバランスは、4対1。
  18. 大学時代に大きな結果を残せていないとき、自己PRはどう書くか。
  19. なぜ自己PRに、格言を含めてはいけないのか。
  20. 目標やビジョンのある自己PRは、より印象深くなる。
  21. 「具体的になっているか」だけでなく「抽象的ではないか」でも、考えたい。
  22. 体験談の目安は、自己PR全体の3割程度。
  23. 技能だけが自己PRではない。
    こだわり・信念・哲学も、立派な自己PR。
  24. 自己PRの説得力を上げるポイントは、他者からの評価。
  25. 描写できない自己PRは、印象にも残らない。
  26. 説得力を上げるコツは、2面性。
  27. 応募書類に自分のブログのURLを記載し、アピールしてもよいのか。
  28. 自己PRや志望動機が、履歴書と口頭で異なるのは、許されるか。
  29. 自己PRは完成して終わりではない。
    詳しく聞かれる準備もしておくこと。
  30. 好感が得られやすい自己PRの基本構成。

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